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最強の剣を求めて~Another Story~  作者: 遠浅 なみ
第2章 サンハイト地方
8/186

コマアール鉱山1

プライベートが忙しく、ちょっとアップの期間が開いてしまいました。

最低でも週1アップできるよう、がんばります!

【8月1日】

ダンジョンに潜り始めて時が経ち、8月になった。

パワルドはレベル31、ニャルマーはレベル29になった。

俺も、魔法スキルのレベルはかなり上がり、現状のステータスはこんな感じになった。


----------------------------------------------------------------


冒険者:なおと

【ベースレベル】322

HP: 4768/4768 MP:1692/1692


【スキルレベル】

剣術スキル:210 魔法スキル:38

体術スキル:186 回復スキル:23

槍術スキル:151 補助スキル:36

斧術スキル:120 (鍵)召喚スキル:15

弓術スキル:41  (鍵)錬成スキル:30


所持金:72,951,907ゼニー     【 8月1日 8:28 】


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新たに魔法スキルを覚え、6属性の単体魔法が使えるようになった。

この世界では魔法は7属性に分類されている。


 【風】 ウインドカッター

 【火】 ファイアボール

 【氷】 アイスボム

 【土】 ロックラッシュ

 【電気】サンダー

 【聖】 ホーリーアロー

 【闇】 ブラックスパイン(未習得)


闇属性以外の単体魔法は習得し、闇即製の魔法スキルもレベルが上がれば覚えられる。

確かレベル40だったと思うので、あと少しだ。


単体魔法をマスターした後、全体魔法を覚えることができるが、

それにはレベルがまだまだ足りないので、頑張ろうと思う。


また、ニャルマーはたまにナナさん達とヒワディーア山の常時依頼を受け、獣人3人仲良くなった。



今日はこれからコマアール鉱山の依頼を受ける。

報酬の鉱石では直ぐに換金できないため、全て俺がもらい、2人には1/3相当額のゼニーを支払うことにした。

「いよいよ例の依頼に挑戦だな。俺は補助魔法で2人をフォローからアタッカーを頼む。」

2人はうなずき、

「ああ、やってやるよ!」

「私もがんばります。」

とパワルドとニャルマーが気合を入れ返答してくれた。


鉱山まではギルドから歩きで向かい、大体30分くらいで坑道への入り口にたどり着いた。

坑道は高さ3メータくらい、横幅5メータくらいの四角い形だった。


「この付近に切り裂き熊とやらはいるのかな。」

と俺がぼそりとつぶやくと、

「中だと戦いにくいな。できれば外にいてほしいんだが・・・」

「熊のにおいがするので、間違えなくこの辺にいます。」

パワルドは気合を入れつつ、ニャルマーは獣人の特性である嗅覚を活かし答えてくれた。


「まずは外にいないか探してみよう。」

二人はうなずき、あたりを捜索したが、いなかった。

「仕方がない、中を探すか・・・」

持ってきた松明に火をつけ、中に入ることにした。

少し歩くと20メータくらい入った所で、2メータより少し大きい感じの熊が寝ていた。


出口に近く外で戦いたいので、まずは全員にスピードアップとパワーアップを掛け、

松明を壁に立てかけ、ファイアボールを熊に向かって放ち、一気に外へと走り出した。

当たってもほとんどダメージは与えられていないだろうが、目は覚ますだろう。


ファイアボールが当たると熊は雄たけびを上げて、外へ向かってきた。

3人が脱出すると直ぐに、熊が四つん這いに走りながら外に現れ、出口の横に隠れるようにしていた

ニャルマーが背後から剣で切りかかったが、分厚い毛皮に阻まれ少ししかダメージは与えられなかった。

そして正面からパワルドが渾身の蹴りを放つが、やはり少ししかダメージは与えられていない。


予想以上の防御力だ。2人に改めてパワーアップを掛けた。

もう一度ニャルマーが剣による斬撃を放つとさっきよりダメージが入っているようだったが、

熊が突如立ち上がりパワルド目掛け爪で切り裂いてきた。

何とかガードしたようだが、衝撃で吹き飛ばされた。


ダメージは結構入っているようだが、何とか立ち上がったので、ヒールで回復させた。

「っち、当たり所が悪かったらやばかったぜ。サンキュー兄貴!」

礼をいいながら、今度は熊の横に回り込むと全力で腹を殴り、先ほどより少しダメージを与えられた。


熊は再度四つん這いになり、ニャルマーへと走り始めタックルを仕掛けたが、ぎりぎりのところでかわし、

すれ違いに斬撃を加えた。さすが獣人だけあって、素早い。

熊は振り返り再度ニャルマーへとタックルを仕掛けるが、先ほどと同様、うまくかわしつつ斬撃を与え、

再度振り返ったタイミングで今度はパワルドが顔面に渾身の蹴りをクリーンヒットさせた。


一瞬ふらつき大分ダメージが入ったようだが、熊は立ち上がりパワルド目掛け切りかかる。

パワルドは熊が立ち上がったタイミングで、バックステップして距離をとり、切りかかってきた熊の攻撃をよけた。

この爪での攻撃は、まともに食らえば大ダメージだが、立ち上がる動作があり、

予測可能な攻撃なので、注意していればなんとかなりそうだ。

タックルのほうも、直線で襲ってくるので、こちらも対処可能だろう。


対処可能だとはいえ、一瞬でも気を抜けば大きなダメージを受けそうなので、かなり神経を使う。

確実にかわせるよう、再度二人にスピードアップをかけた。

熊は四つん這いでパワルドに近づくと、また立ち上がり切りかかるが、難なくかわし、

そのタイミングで、ニャルマーが脛を目掛け斬撃を放ち、ダメージもそこそこ入り転ばせた。

パワルドは素早く装備を斧に変え、立ち上がろうとしていた熊の首を全力で切り落とした。


熊は魔素へと帰り、それなりの経験値とアイテムをそれぞれ手に入れた。

俺は熊の爪6個と、回復薬5個、MP回復薬3個を手に入れた。

パワルドは爪5個と切り裂き熊の毛皮、回復薬類だったらしい。

ニャルマーは爪9個と回復薬類だけだったようだ。


ドロップアイテムは直接個人のアイテムボックスに振り分けられてしまうため、聞かないと分からない。

「これで、推奨レベル25なのか?」

パワルドがへとへとになりながら不満気に愚痴った。

「私たちがまだ未熟と言うことなのでしょうか。直人さんのサポートがなければ倒せなかったでしょう。」

「まぁ仕方がないさ。文句はギルドに言ってやろう。」

ニャルマーも暗に推奨レベルは、もう少し高めではないかと愚痴っているようだったので、

ギルドに文句を言うことで、納得してもらった。


推奨レベルとはぎりぎりで倒せるかどうかというものではなく、安定して倒せるレベルがこの世界の基準だ。

ゲームの中でやり直しが効くなら攻略できるぎりぎりのラインでもいいが、生き死にがかかったこの世界では、

安定して倒せるレベルでないと、多数の冒険者がお亡くなりになってしまう。


帰ろうとしたが、坑道に松明を置きっぱなしにしてきたのを思い出し、危ないので回収しようと入り口

の方を見ると、もう1匹の熊がこちらを睨み威嚇していた。


「え、2匹居るなんて聞いてないよ~」


いろいろ考えたのですが、魔法は7属性にしました。

全体魔法を覚えた後の上位魔法のことを考えると、7属性が数字的にいいんです。

まだ上位魔法はかなり先になるかと思いますが、そのとき理由を書きます。

ヒントは「1000」と「2.68」です。

分かる人はいますかねぇ・・・


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