表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の剣を求めて~Another Story~  作者: 遠浅 なみ
第1章 始まりの町(チュートリアル編)
3/186

薬草採取と討伐依頼

まずは、採取系の依頼をクリアするか。

依頼書が掲示されている場所へ行き、掲示されている依頼を確認していると

がっちりとした190cm位のいかにもヘビー級の武道家風の男が声をかけてきた。

「よう!俺は、パワルドだ。よければ、パーティーを組まないか?」

「いえ、私は一人でしばらく挑戦しようかと思っているので、他の方をあたってください。」

現状レベルは高いが、どんな状況になるかわからないので丁重にお断りした。

パワルドは残念そうに他の人へ声をかけていた。

ゲームではパーティは組めなかったけど、パーティを組んで進めることも出来るんだな。


常時依頼に「西の草原にて薬草採取」いうのがあったので、「西の草原」の依頼を受けることにする。

 依頼内容:薬草100個の納品(報酬500ゼニー)

 補足説明:現在、回復薬の原料となる薬草が不足しています。

補足説明の下に、薬草の絵が書かれていた。これなら分かるだろう。

間違えてもアイテムボックスに入れれば勝手に判断してくれる。


依頼を受ける場合は、申請書に受ける依頼内容を記載してギルドカードと一緒に提出するんだよな。

申請書を書いて、受付に提出しに行く。依頼の受付はカウンター1~8らしい。

一番すいていた3番の列に並んだ。

自分の番が来たので、申請書とカードを渡すと、カードを読み取り何か操作をして返してくれた。

カードに依頼中であることが書き込まれ、ギルドのデータベースを更新したようだ。


受付が済んだので、依頼掲示板の横に町の地図で、西の草原の位置を確認する。

始めにいた門はこの町の一番南に位置していて、北に歩いてギルドに来ていたらしい。

太陽との位置関係も、地球と同じということが分かった。


西の草原に着くと、膝くらいの高さの草が広大に続いていた。

既に10人くらいの冒険者たちが薬草を探しているようだ。

その中に混じり、草を眺めていると、早速1本見つけた。

簡単に見つけられるが、数をこなすのはしんどい。草むしりをしている気分だ。。。


日がかげる前までに、何とか100本採取できたので、ギルドへ向かった。

ギルドに入り受付の反対側にある素材引取りコーナーに行き、そこにいた担当らしき男性に薬草の引取りを

お願いしにきたと伝えると、アイテムボックスから自動的に薬草100本が無くなり

同時に報酬額のゼニーが自動的に加算され、依頼は達成済みとなった。


また、採取系の依頼のクエストも達成した。

既にあたりは薄暗くなってきたので、ギルドの向かいにある宿を確保した。

1泊400ゼニーだったので、採取系の報酬だけだと100ゼニーしか儲からない。微妙だ。

ベットに横になると、すぐに眠ってしまった。こうしてこの世界での1日目を終えた。


2日目。

残念ながら目が覚めても、まだゲームの世界にいた。

クリアしないと戻れないのかなと考えたが、そんなにあせっても仕方が無いので、

目立たない程度に、がんばることを決めた。

ふと思ったが、昨日から何も食べていないのにおなかが減らない。

確かにゲーム内では空腹という概念は無かったが、実際に体感していると妙な気分だ。

ステータス画面で時間を確認すると、まだ8時前だった。

武器屋もアイテム屋も10時過ぎでないと開店しないだろうから、まずはギルドへ向かった。

ギルドは24時間営業とのことだ。


採取系の依頼は、草むしりみたいなもんだから、今日は討伐系の依頼を受けることにした。

それぞれ説明の横にイラストが描かれているので、わかりやすい。

-----------------------------------------------------------------------


  依頼内容:東の森でモンスター討伐

  報酬:【ブルースライム(10ゼニー/匹)】

      青い色をしたヒンヤリとしたスライム。HPは高くない。

     【レッドスライム(15ゼニー/匹)】

      赤い色をしたちょっと熱を持ったスライム。HPは高くない。

     【ヌヒョーン(20ゼニー/匹)】)

      30cmくらいの驚いた顔をしているモンスター。

      こん棒で攻撃してくる。

     【ベロンチョ(25ゼニー/匹)】

      30cmくらいの舌をベロンベロンしながら歩くモンスター。

      なめられた箇所がしばらく痒くなるので、なめられないよう要注意。

     【ノッペラン(30ゼニー/匹)】

      30cmくらいののっぺらぼうのモンスター。

      なぜこちらを認識できるのか不明。タックル攻撃に注意。

     【ゼロジャナイ(50ゼニー/匹)】

      ローマ字のOの形をしたモンスター。

     【イチジャナイ(50ゼニー/匹)】

      ローマ字のIの形をしたモンスター。

     【ハチジャナイ(70ゼニー/匹)】

      ローマ字のoが2つ縦に並んでくっついているモンスター。

     【一角ウサギ(80ゼニー/匹)】

      角で攻撃してくるウサギ。危険を察知するとすぐに逃げる。

     【ワイルドドッグ(100ゼニー/匹)】

      群れで行動していることが多く、この森で最も危険。


-----------------------------------------------------------------------


受付に申請書とカードを渡し、手続きをしてもらった。

このカードに討伐依頼中であることが書き込まれ、モンスターを倒すたびに自動的にカウントされるようだ。


手続きを終え、ゆっくりくつろぎ、そろそろ10時くらいになるので、昨日話しかけた武器屋へと訪れた。

「おや、昨日の冒険者じゃないか。その格好は無事ギルドへの登録ができたのかな?」

「無事登録が終わって、これから東の森へと行こうと思っているんですが、その前に装備を整えようと思いまして。」

「どんなスキルをメインでやっていくんだい?それにあわせた武器を選択したらいい。」

「魔法スキルをメインでやっていきたいんですが、魔法系だと何がいいですかね?」

店の主人に話を合わせ、杖を選択したらいいことを知っていながら、聞き返した。

「だったら、この辺の杖がお勧めだな。」

梅の杖(300ゼニー)、竹の杖(500ゼニー)、松の杖(800ゼニー)、鉄の杖(1500ゼニー)・・・

全部アイテムボックスに持っているが、購入しないとクエストがクリアできないので、梅の杖を購入することにした。

店の主人に梅の杖を買うことにしたと伝えると、自動的にアイテムボックスに入りゼニーが引かれていた。

そして、武器購入のクエストはクリアした。

先ほど購入した梅の杖を装備し、アイテムショップへと向かった。装備したことにより魔力が3上がった。


ギルドの地図でアイテムショップは東の森に行く途中にあるので、そこに寄ることにした。

回復薬は薄い水色をしていて、小さな小瓶に入っていて、1本50ゼニーする。

1つでHPを100回復することが出来き、クエスト達成のため5個購入した。

これで2つ目のクエストも全てクリアした。すると、またクエストが発生した。


薬草5個を錬成すると回復薬が1個できる予定です。

なので、100個薬草があると回復薬は20個できるので、売価は50ゼニー×20個 = 1000ゼニー

冒険者から500ゼニーで仕入れ、ギルドや製造者、アイテムショップの利益を載せて

大体金額的にこんな感じかなと想定。。。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ