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最強の剣を求めて~Another Story~  作者: 遠浅 なみ
第4章 ケービヨン地方
176/186

シングワシ ~ 台車を降順に並べよ ~

グリーンスライムを踏み殺さないよう、

慎重に進み、モスモスの花を摘み取った。


日が落ち始め、ギルドへ精算へ向かう。

今朝の様な人だかりは出来ていない。


精霊祭の期間中に入手したものと、

今日の依頼分で10万ゼニー程になった。


ちなみに、『聖珠10 確定ガチャ』では、

赤と青が出た。

攻撃力と俊敏、悪くないと思う。


ニャルマーとララリリ姉妹と合流し、

久しぶりに『越川』へ帰る。


道中、それぞれの状況をシェアする。

明日、ニャルマーが玄冥亀に

挑戦すると意気込んでいた。


宿で横になりステータスを確認し眠ることにした。


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冒険者:なおと


【ベースレベル】326


HP:5571/5571 MP:2506/2506


【スキルレベル】


剣術スキル:210 魔法スキル:87

体術スキル:187 回復スキル:74

槍術スキル:151 補助スキル:79

斧術スキル:120 召喚スキル:89

弓術スキル:49  (鍵)錬成スキル:30


所持金:78,280,052ゼニー     【 9月30日 20:48 】


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【召喚リスト】


 モノトン【BaseLv:56 種族:ヌヒョーン】

 ジレン 【BaseLv:55 種族:ベロンチョ】

 トリゴン【BaseLv:55 種族:ノッペラン】

 テトラ 【BaseLv:7 種族:アングリーラビット】

 ペンタ 【BaseLv:7 種族:スマイリーラビット】

 ヘキサ 【BaseLv:7 種族:プリティーラビット】

 ヘプタ 【BaseLv:10 種族:ソレトロイド】

 オクタ 【BaseLv:10 種族:ソレトロイド】

 ノナン 【BaseLv:54 種族:キュアスライム】

 デカン 【BaseLv:14 種族:オオトカゲ】

 エンデ 【BaseLv:53 種族:キュアスライム】

 ドーデ 【BaseLv:12 種族:ビックキャタピラー】

 熊太郎 【BaseLv:59 種族:切り裂き熊(子)】

 ベア子 【BaseLv:59 種族:切り裂き熊(子)】

 ムツキ 【BaseLv:58 種族:飛竜(子)】

 キサラギ【BaseLv:52 種族:ビートレー】

 ヤヨイ 【BaseLv:50 種族:マンチッス】

 ウヅキー【BaseLv:40 種族:シン・バール】

 サツキ 【BaseLv:53 種族:クラリネ】

 ミーナ 【BaseLv:54 種族:サイザー】


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【10月3日】

朝からララの運転する馬車に乗っている。

シングワシを目指している。


一昨日、ニャルマーは玄武の刻印を得た。

フィジカル、メンタル共に酷使した彼女の為に

1日休養を挿み、例のお宝の噂の検証で訪れる。


ケービヨンへ来る時に教えてくれたスイジオの話では

片道で4,5時間かかるとの事だったが、

ララの運転する馬車は30分で到着した。


ララが馬車の待機所へ行っている間、

リリが街の説明をしてくれた。


ここから東に10分ほど歩いていくと川が有り、

船着き場があるらしい。


シングワシの農作物をケービヨンへ輸送し、

ケービヨンからシングワシに必需品を調達し、

周囲は商店が建ち並んでいる。


そして、南には靄の掛かった森林が見える。

結界があるのは、その森林の中。


結界の中に入るには玄武の刻印が必要だが、

先日獲得したニャルマーを含め全員得ている。


馬車を預けてきたララが戻ってきた。

ここからは徒歩で向かう。


靄の掛かる森林の入口には鳥居の様な門がある。

刻印が無ければ入れない。


門を潜り抜けると、靄は一層濃くなった。

「気持ち悪い音が聞こえるな。」

パワルドが言うように、不気味な音が反響している。


「もっと奥へ行けば少しは聞き取れるようになぅわよ。」

姉の言葉に同意するようにリリが頷く。


以前、何かを下げろと聞こえたと言っていた。

その声がこれなのだろうか。


歩みを進め、徐々に不気味な音は大きくなり、

言われれば、声とも思えるレベルに聞こえる。


ただ、何を言っているかは全く分からない。

パワルドも俺と同じだろう。


ララとリリは昔を思い出しながら、

枝分かれする道を先導する。


ニャルマーは耳をピクピクさせながら、

反響する音を聞き取り、時折細切れの単語を発し、

言葉のパズルを組み合わせている。


「進めるのはココまでデス。」

リリは立ち止まり振り返る。


彼女の背後に道は続いている。

ここにも門があり、半透明のガラスのような

結界でふさがれている。


パワルドは結界に手を当て感触を確かめ、

ノックするように軽く叩いる。


「内緒の法事を捧げよ。」

ニャルマーが言葉のパズルを組み上げた。


「下げるじゃなく、捧げるデスか。」

リリはニャルマーに聞き返す。


「でも法事?誰かを弔うのかしぁ?」

ララもニャルマーに問う。


「ん~・・・」

ニャルマーは困りながら、

再度聞こえる不気味な音を慎重に聞き取る。

俺には不気味な音にしか聞こえない。


「台車の?、、降順を?、、捧げよ?」

不気味な音を解析したニャルマーの言葉は

自身無さ気に今度は疑問形だ。


「台車を降順に並べよ、かもな。」

パワルドがフォローする。


「台車、台車、、、ってんなもん無いよ。」

眼鏡を探すように手探りして、乗り突っ込み。


「あはは、だよな。」

「あ、もしかして。」

アイテムボックスからある物を取り出し、

門の前で高く掲げた。


次回6/28にリリース予定です。


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