秋の精霊祭イベント ~ モーグとサイザー、恐怖の協奏 ~
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1.クレアーモ 1371個
2.ヒノミチ 1366個
3.ドロンサ 1330個
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18.パワルド 1162個
19.シンリッチ 1160個
20.ニシクラウド 1149個
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昨日時点の投入者ベスト20か。
ってパワルド、ランクインしてるじゃん。
まじか?!
まさか寝ずにやってる訳じゃ無いよね。。。
パワルドをライバル視しているララとリリの名前は無いけど、
これを見たらきっと今以上に頑張るに違いない。
もう少し俺も頑張らねば。。。
★クヌキの祠 17層★
昨日と同様にクヌキの祠で召喚獣を呼び、
3チームで周回する。
8時前にスタートし、半日以上ほぼ休みなく飴を集め、
流石にもう疲れて動きたくない。
アイテムボックスを開き、飴の数を確認する。
「1480個か。」
昨日投入しなかった52個を差し引いても、
今日だけで1400個稼いでいる。
上出来だろう。
召喚獣を戻し、飴を全部投入してやった。
14000ゼニーと精霊装備引換券を1枚、
そして多数のアイテムを入手した。
宿泊している、こえど楽園「You・遊・湯ー」へ戻り、
一風呂浴びて即寝た。
【9月16日】
精霊祭3日目。
ラウンジには昨日までのランキングが
掲載されていた。
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1.クレアーモ 2821個
2.ドロンサ 2647個
3.ヒノミチ 2580個
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16.なおと 2400個
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上位は順位の入れ替わりはあるものの、
昨日と一緒の人だ。
俺もそのうちの1人だが、
10位以下は昨日ランクインしてなかった人が
多く載っている。
一方、パワルドやララリリ姉妹の名前はない。
他のメンバーの様子も気になりながら、
クヌキの祠へと向かった。
★クヌキの祠 18層★
モノトン達のレベルも上がったので、
今日からは18層で飴集め。
ただ、この層からは厄介なのが出てくる。
モーグとサイザー。
モーグはオルガンの様なモンスターで【闘志旋律】を奏で、
音の届く範囲の味方攻撃力を上げてくる。
サイザーはキーボードのモンスターで多様な音を奏でながら、
時には物理攻撃を、時には魔法、時には回復、
補助と何でもしてくる。
そしてモーグとサイザーが揃うと【恐怖の協奏】で、
味方の攻撃力と魔力を大幅に上げ、
相手の守備力と俊敏を下げてくる。
つまり、モーグとサイザーを同時にエンカウントして、
【恐怖の協奏】を奏でられると、周囲のモンスターにバフが入り、
逆にこっちはデバフが入ってしまう。
両方出てきたら片方を直ぐに倒すのが鉄則となっているが、
召喚獣にそれを説明しても伝わらない。
17層で十分レベル上げをし、これ以上は効率が悪い。
【恐怖の協奏】を喰らっても大丈夫だと信じよう。
午前中は離れている2チームのことが気掛かりだった。
ただ、午後にはすっかり忘れて夜遅くまで飴集めに終始した。
問題は特になく、1400個程の飴を集められた。
飴を投入し、宿舎へと戻った。
【9月19日】
精霊祭6日目。
★クヌキの祠18層★
ここ3日間、大きな問題もなく18層での
飴集めは順調に進んでいた。
だが、昼過ぎ異変が起こった。
ジレンが瀕死で戻って来た。
召喚獣は瀕死になると召喚が解除され、
戻ってきてしまう。
そして、いわゆるデスペナルティで
48時間、再召喚できない。
「マジか!」
残っているモノトン達のいる位置は分かる。
前方斜め右に200~250メータの所にいる。
前方に走り、急いで向かう。
50メータ程走ると、突き当り、
左に曲がるしかなかった。
迷っている時間が勿体ない。
左に曲がり、すぐ先に見える分岐を
また左に曲がり先へ進む。
更に進んだ先には小部屋があった。
モンスターが3体いる。
が、ここから先へは行けそうにない。
モンスターを無視し、来た道を戻る。
先ほどジレンが戻ってきた時に
居た場所を通り過ぎ、左へ曲がる。
すれ違うモンスターは瞬連撃で倒し、走り続ける。
左に曲がる道があり、そっちへ進む。
そして突き当りを右へ曲がる。
道なりに沿って、走る。
「ッチ!」
トリゴンも戻って来た。
「あと少し、間に合ってくれ。」
ここを曲がった先か。
「あそこだ。」
百近くのモンスターがディテクトに反応する。
そして、遂には回復役のノナンまで
戻ってきてしまった。
多くのモンスターがいる大部屋の入り口に立つ。
モノトンは多くのモンスターに囲まれて
最後の力を振り絞るように戦っていた。
「モノトン、戻れ。」
右手をモノトンの方へ伸ばし、叫んだ。