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最強の剣を求めて~Another Story~  作者: 遠浅 なみ
第4章 ケービヨン地方
170/186

秋の精霊祭イベント ~ モーグとサイザー、恐怖の協奏 ~

----------------------------------------------------------------

  1.クレアーモ   1371個

  2.ヒノミチ    1366個

  3.ドロンサ    1330個

     ・

     ・

     ・

 18.パワルド    1162個

 19.シンリッチ   1160個

 20.ニシクラウド  1149個

----------------------------------------------------------------

昨日時点の投入者ベスト20か。

ってパワルド、ランクインしてるじゃん。

まじか?!


まさか寝ずにやってる訳じゃ無いよね。。。

パワルドをライバル視しているララとリリの名前は無いけど、

これを見たらきっと今以上に頑張るに違いない。

もう少し俺も頑張らねば。。。


★クヌキの祠 17層★

昨日と同様にクヌキの祠で召喚獣を呼び、

3チームで周回する。


8時前にスタートし、半日以上ほぼ休みなく飴を集め、

流石にもう疲れて動きたくない。


アイテムボックスを開き、飴の数を確認する。

「1480個か。」


昨日投入しなかった52個を差し引いても、

今日だけで1400個稼いでいる。

上出来だろう。


召喚獣を戻し、飴を全部投入してやった。

14000ゼニーと精霊装備引換券を1枚、

そして多数のアイテムを入手した。


宿泊している、こえど楽園「You・遊・湯ー」へ戻り、

一風呂浴びて即寝た。


【9月16日】

精霊祭3日目。


ラウンジには昨日までのランキングが

掲載されていた。


----------------------------------------------------------------

  1.クレアーモ   2821個

  2.ドロンサ    2647個

  3.ヒノミチ    2580個

     ・

     ・

     ・

 16.なおと     2400個

     ・

     ・

     ・

----------------------------------------------------------------


上位は順位の入れ替わりはあるものの、

昨日と一緒の人だ。


俺もそのうちの1人だが、

10位以下は昨日ランクインしてなかった人が

多く載っている。


一方、パワルドやララリリ姉妹の名前はない。

他のメンバーの様子も気になりながら、

クヌキの祠へと向かった。


★クヌキの祠 18層★

モノトン達のレベルも上がったので、

今日からは18層で飴集め。


ただ、この層からは厄介なのが出てくる。

モーグとサイザー。


モーグはオルガンの様なモンスターで【闘志旋律】を奏で、

音の届く範囲の味方攻撃力を上げてくる。


サイザーはキーボードのモンスターで多様な音を奏でながら、

時には物理攻撃を、時には魔法、時には回復、

補助と何でもしてくる。


そしてモーグとサイザーが揃うと【恐怖の協奏】で、

味方の攻撃力と魔力を大幅に上げ、

相手の守備力と俊敏を下げてくる。


つまり、モーグとサイザーを同時にエンカウントして、

【恐怖の協奏】を奏でられると、周囲のモンスターにバフが入り、

逆にこっちはデバフが入ってしまう。


両方出てきたら片方を直ぐに倒すのが鉄則となっているが、

召喚獣にそれを説明しても伝わらない。


17層で十分レベル上げをし、これ以上は効率が悪い。

【恐怖の協奏】を喰らっても大丈夫だと信じよう。


午前中は離れている2チームのことが気掛かりだった。

ただ、午後にはすっかり忘れて夜遅くまで飴集めに終始した。


問題は特になく、1400個程の飴を集められた。

飴を投入し、宿舎へと戻った。


【9月19日】

精霊祭6日目。


★クヌキの祠18層★

ここ3日間、大きな問題もなく18層での

飴集めは順調に進んでいた。


だが、昼過ぎ異変が起こった。

ジレンが瀕死で戻って来た。


召喚獣は瀕死になると召喚が解除され、

戻ってきてしまう。

そして、いわゆるデスペナルティで

48時間、再召喚できない。


「マジか!」

残っているモノトン達のいる位置は分かる。

前方斜め右に200~250メータの所にいる。

前方に走り、急いで向かう。


50メータ程走ると、突き当り、

左に曲がるしかなかった。


迷っている時間が勿体ない。

左に曲がり、すぐ先に見える分岐を

また左に曲がり先へ進む。


更に進んだ先には小部屋があった。

モンスターが3体いる。

が、ここから先へは行けそうにない。


モンスターを無視し、来た道を戻る。

先ほどジレンが戻ってきた時に

居た場所を通り過ぎ、左へ曲がる。


すれ違うモンスターは瞬連撃で倒し、走り続ける。

左に曲がる道があり、そっちへ進む。


そして突き当りを右へ曲がる。

道なりに沿って、走る。


「ッチ!」

トリゴンも戻って来た。


「あと少し、間に合ってくれ。」

ここを曲がった先か。


「あそこだ。」

百近くのモンスターがディテクトに反応する。

そして、遂には回復役のノナンまで

戻ってきてしまった。


多くのモンスターがいる大部屋の入り口に立つ。

モノトンは多くのモンスターに囲まれて

最後の力を振り絞るように戦っていた。


「モノトン、戻れ。」

右手をモノトンの方へ伸ばし、叫んだ。

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