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最強の剣を求めて~Another Story~  作者: 遠浅 なみ
第2章 サンハイト地方
13/186

ハイルートに向けて出発! ワザヤミーさん、マヤカさん、お世話になります。

ハイルートは「高根」、ハノウは「飯能」から名前をとっています。

ワザヤミーさんとマヤカさんは「宮沢湖」と「鹿山」を逆から読んでます。

いずれも日高市の地名からのネーミングです。^o^

また来週も更新できるよう頑張って書きます!

【9月1日】

8月はほぼ毎日ダンジョンに入りレベル上げを行い、現在のステータスはこんな感じだ。


----------------------------------------------------------------


冒険者:なおと

【ベースレベル】322

HP: 4807/4807 MP:1740/1740


【スキルレベル】

剣術スキル:210 魔法スキル:38

体術スキル:186 回復スキル:30

槍術スキル:151 補助スキル:44

斧術スキル:120 召喚スキル:36

弓術スキル:41  (鍵)錬成スキル:30


所持金:61,011,567ゼニー     【 9月1日 9:36 】


----------------------------------------------------------------


そして、召喚獣2匹のステータスは、

熊太郎(【ベースレベル】28 HP 215/215 MP 140/140)

 体術スキル:28 ???:-


ベア子(【ベースレベル】28 HP 206/206 MP 135/135)

 体術スキル:26 ???:-


ほぼ同じ経験値が入っているのだが、熊太郎の方が先頭を切って攻撃することが多く、

体術スキルで差が出ている。

ここ最近の傾向として、モンスターが現れると、熊太郎は我先にと突撃し、

ベア子は一旦俺の方を見てから攻撃を開始することが多く熊太郎の方が手数が多くなっている。

ヘア子は甘えん坊なんだろうと俺は考えている。


それからタークハギ鉱業の件も、ここ1か月でいろいろ動きがあった。

タークハギさんから出資の件を正式にお願いされ、1200万ゼニーを出資することになり、

筆頭オーナーになった。

俺が1200万の出資、タークハギさんとトーイスさんで1000万の出資という状況だが、

表向きの代表と採掘に関してはタークハギに任せ、基本方針だけを伝えることだけに留めている。

鉱山のことや実際の経営は分からないので、やむを得ないし、俺はそもそも冒険者だ。


そしてその基本方針だが、在庫が潤沢になるまでは市場には生産量の半分程度しか流さず、

もしそれで資金不足になってしまった場合は、追加分として出資することになった。

オーナーになったと言えどもこの間の依頼の報酬はきっちりもらうので、

その分は優先的に回してもらうことにした。

倉庫には約50000個の鉄鉱石を確保できるとのことで、倉庫がいっぱいになるには相当かかる見込みだ。


今は従前採掘していた人たちが戻ってきてくれたそうで、現在は14人で採掘しており、

月間で3000個位の採掘が可能になったそうだ。

今後も20人位まで人を増やして、毎月4000~5000位の生産能力にする予定とのことだ。

鉱山のほうはタークハギさんがうまくやってくれるだろう。


今日はこれからハイルートへ行く予定になっており、ハノウ行きの馬車の前で待ち合わせになっている。、

馬車の手配やハイルートでの段取りは、エディクスさんが整えてくれた。


出発は10時だが、既に行くメンバー4人と、エディクスさんとタークハギさんが集まっていたので、

「おはようございます。」と声をかけ、その中に入った。


「ハイルートの件、よろしく頼みますよ。」と言いながら、

エディクスさんは馬車のチケットをくれた。

既にほかのメンバーも受け取っているみたいだ。


「向こうでは何日か滞在することになるだろうから、俺の実家に泊まってくれ。

実家の誰かが馬車の待合へ迎えに行くよう連絡してあるから、大丈夫だろう。

で、悪いんだけどこれを持って行って渡してくれるか。」

と言いながら、タークハギさんは両親へお土産と手紙を渡してきた。

「それくらいなら、いいですよ。」と受け取った。


「あれ、みんないろいろ新調したんだね。」

今回の依頼では、耐熱が付与されている防具が必要なため、

みんな耐火性のある火炎蜥蜴の皮で作られた防具を身に付けていた。


「まあ、飛竜に対応するためには必須だよね。で、弓術の方は大丈夫かい?」

エディクスさんは、パワルドの方を見ながら尋ねてきた。

「俺は29までスキルレベルを上げたよ。」

「私は26です。」

ニャルマーも続けて答えた。

「ほう、短期間で大分上げたね。そちらのお二人はどうだい?」

今度はナナさん達の方を見ながら、スキルレベルの確認をしてきた。

「私は34で、弟は36です。」

「おお、これは心強い。これなら何とかなりそうだね。うん。」

エディクスさんは納得していたが、俺はスルーされたことにちょっと寂しかった。

ま、元から大丈夫たと思われているから聞かなかっただけだろうけど。


エディクスさんが時間を確認し、

「そろそろ乗ったほうがいいかな。それじゃあ、くれぐれもケガしないように。」

そう言いながら、一人一人と握手をした。

そして、タークハギさんも「よろしく頼む。」と言って握手をして送り出してくれた。


10時になると馬車は動き始め、昼に30分ほど休憩を挟んで

2時45分頃にハイルートへと到着した。ほぼ定刻らしい。


馬車を降りると、60歳くらいのちょっと高価そうな服を着た奥様が話かけてきた。

「ゴドロンパーティーの方でしょうか?」

まあ、他に冒険者っぽい人はいないので明かだ。

「はいそうです。タークハギさんのお母様でらしゃいますか?」

「ええ、息子達が大分お世話になっているそうで。私、マヤカといいます。

今日はわざわさお越しいただきありがとうございます。」

そういいながらマヤカさんは深く一礼した。


「このパーティーのリーダをしている直人です。しばらくよろしくお願いします」

「パワルドです。」

「ニャルマーです。」

「ナナです。」

「シガンです。」

一通りみんな自己紹介し、マヤカさんはうんうんと言いながら、頷きつつ聞いていた。

「みなさん、よろしくお願いしますね。ここでは何ですので、うちに案内しますね。

今日は皆さんお疲れでしょうから、ゆっくりしてください。」

マヤカさんは歩き始め、俺たちをタークハギさんの実家へと案内してくれた。


5分くらい歩くと他の家よりも大きい家が見えてきた。そこが実家だそうだ。

家の中に入ると、

「こちらとこちらの2部屋を使ってください。」

と、部屋を案内してくれ、どちらも8畳位の少し大きめの部屋だった。

「それじゃあ、男3人と、女2人で分かれて使うことにしよう。

ナナさんとニャルマーはこっちの部屋でどうだい。」

「ええ、こちらの部屋を使わせてもらいます。」

俺が部屋割りを決めると、ナナさんが答えてくれた。


部屋割りが決まった所で、マヤカさんにタークハギさんから

託されていたお土産と手紙をアイテムボックスから取り出して渡した。

「まぁ、ありがとうございます。あの子たち全然帰ってこないし、

たまにしか手紙を寄こさないんですよ。」

そういいながらも、嬉しそうにマヤカさんは受け取った。

俺たち男組みは隣を使わせてもらうことになり、しばらく部屋でゆっくりとした。


夕方になると、おとうさんのワザヤミーさんが帰ってきて、俺たちの部屋へやってきた。

「申し訳ない、どうしても外せない用が出来て出かけてて。

君たちがタークハギが言っていた冒険者達かい。よろしく頼むよ。」

ワザヤミーさんは60歳後半くらいの雰囲気だが、がっちりとした体型だった。


パワルドにニャルマーたちを呼んできてもらい、挨拶と簡単な自己紹介をした。

「で、これからの予定なんだが、明日現地を案内するから作戦を話し合いたい。

ある程度段取りを決めて、明後日決行したいと考えている。

君たち以外にも何人か参加する予定だが、いいかな。」

俺はメンバーの顔を見たのち、「問題ないです。」と答えた。


「それじゃあ、今日は疲れただろうからゆっくりとしていってくれ。」

というとワザヤミーさんは部屋を出ていき、女性陣も部屋へと帰っていた。


その後は、くつろぎつつ夜を迎えた。


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