表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の剣を求めて~Another Story~  作者: 遠浅 なみ
第4章 ケービヨン地方
114/186

春の精霊祭 ~ 最終日、そして串焼き屋「響」での買い食い ~

【3月28日】

クヌキの祠 16層。


15層といい、この層といい、とにかく騒がしい

モンスターが多い。


モノトンやジレンの召喚獣のレベルも50になり、

新たにシン・バールを仲間にし、ウヅキーと名付けた。


ウヅキーは30センチくらいの大きな金色の2枚の皿で、

攻撃するタイミングやダメージを受けると『バーン』と

大きな音を立てる。

正直うるさいので当面呼ぶ気は起らないだろう。。。


今はA班はモノトン、ジレン、モノトン、ヤヨイ、回復役でノナン、

B班が熊太郎、ベア子、ムツキ、キサラギに回復役のエンデ

それぞれ5,5で進めている。


アイテムの使用やMPの管理がうまくいけば

何パーティーでも行けそうなんだけど、

今回はずっと2パーティ運用でやっている。


さて、今日も最終日ではあったが昨日までと変わらず、

飴集めを行い、20時過ぎに手持ち906個を全て投入し、

これにて終了。


クヌキの祠を出て、向かうは丸菱デパートの裏手にある

味噌だれ風味の串焼き屋「きょう」。


こじんまりとした小さな店だが、

最近は毎日顔を出して、5本買い食いしてから

ギルド前に行くのがちょっとした楽しみだ。

俺は酒は飲まないが、ビールと合うと思う。


ギルドで素材の売却を行い、依頼掲示板を確認したが、

昨日の話のマテカ空間での討伐依頼は出ていなかった。

周囲を見て回るがギルマスのユピレスの姿は見えない。

まぁ、人数に限りがあるって言ってたし、

精霊祭が終わった後に、説明があるだろう。


パワルド達も次々にギルドに入ってきて素材を売却し、

なんとなくギルドの一角に集まり全員揃ったので

帰ることにした。


まだ、他の場所の3人はやっているのだろうか。

未だに数は変わっていない。

キュカータさんの1635は今朝の数値のままで、

日が変わってから投入した分だ。

いずれにせよ、明日にはランキングは確定するだろう。


----------------------------------------------------------------------


 1位 キュカータ 15629個(+1635)

 2位 なおと   13248個(+906)

 3位 ララ    12040個(+815)

 4位 リリ    11981個(+823)

 5位 ニャルマー 11234個(+778)

 6位 パワルド  11229個(+781)

 7位 ハクシロン  8899個(+0)

 8位 ニーチャ   8820個(+0)


 【チーム合計:93,080個(1293位)】


----------------------------------------------------------------------


【3月29日】

今日は女性3人は丸菱デパートで1日過ごす予定で、

俺とパワルドはクヌキの祠に行くことにした。


イベント中は早く越川を出発していたが、

開店時間に合わせて9時過ぎに出発した。


運転はララで、リリを含めた4人での馬車の中での会話は、

当然精霊祭イベントの結果についてだ。


ランキングはこんな感じになっている。


----------------------------------------------------------------------


 1位 キュカータ 17250個

 2位 なおと   13248個

 3位 ハクシロン 13224個

 4位 ニーチャ  13110個

 5位 ララ    12040個

 6位 リリ    11981個

 7位 ニャルマー 11234個

 8位 パワルド  11229個


 【チーム合計:103,316個(865位)】


----------------------------------------------------------------------


そしてメッセージでは、ハクシロンがタイムアップで

追いつけなかったと悔しがっていた。

日が変わるその瞬間まで粘っていたみたいだ。


聞いてはいないが、数値の伸びから

何日か徹夜したのではないだろうか。


「まさか俺が最下位になるとはな。。。」

「開始前にはトップになるって言ってたのにね。」

元気のないパワルドの肩をポンポンと慰めるように叩く。


「それはあんま言わねぇで欲しいな。。。」

「「ハハハ」」

パワルドの恥ずかしそうな顔に、一同笑いが起こる。


「途中で方針転換したのが響いたよな。

やっぱ、召喚獣をうまく利用できた兄貴の勝ちだな。」

「最終的に2位は凄いデスよ。

私もお姉さまも追いつけませんデシた。」

パワルドとリリに褒められて照れてしまった。


「あたしもブービーだったけど、前回より稼げたし、

良いイベントだったね。」

「確かに。でも、羽目を外すんじゃないからね。」

丸菱デパートに行くのを我慢しイベントで資金稼ぎして、

今日という日を心待ちにしていたニャルマーに釘を刺しておいた。


「大丈夫だって。ねぇ。」

ニャルマーは隣にいるリリに同意を求めた。

まぁ、人の金だし、迷惑さえかけなければ構わないけど。



丸菱デパートの前には開店を待つ人たちで

溢れ返っている。

「それじゃ、楽しんで来いよ。」

「そっちも気を付けて。」

ニャルマーたちに見送られて、クヌキの祠を目指した。


「そろそろ、また40層を目指すかな。」

パワルドは修行の杖を返してきた。

「ああ、玄武の刻印だっけか。」

「忘れたな?」

「忘れちゃいないけど、なんだかケービヨンに来てから

せわしなくてね。魔素学のセミナー受けたり、

精霊祭イベントだったりさ。」

「魔素学のセミナーじゃなくて、テイマースキルセミナーな。」

「あの本のイメージが強すぎるんだよ。」

「この後、マテカ空間とやらに行くことになったし、

少しでも進めておかないとな。」

「そうだね。」

話をしながらクヌキの祠に到着し、

それぞれ、転移陣から中に入った。


【3月31日】

ユピレスとは、あれから1度も顔を合わせていない。

夕方ギルドを訪れた際に、気に留めていたが

流石にもう明日の事なので今日は受付で呼んでもらうことにした。


「すいません、少し前に出ていってしまって。」

「何そぇ、ふざけてぅわ。

もう明日会ったら締めてやぅ。」

あちゃー、ララさんご立腹。


「まぁまぁ、明日早めに来て説明聞こ、ね。」

「いない人をせめても仕方ないデスしね。」

「フン!」

リリとフォローするとララは不貞腐れて

外へと歩き始めてしまった。

俺知~らねぇ~


越川へ帰り、明日の準備を整え、

ステータスを確認してから寝た。


----------------------------------------------------------------


冒険者:なおと


【ベースレベル】324


HP:5350/5350 MP:1208/2244


【スキルレベル】


剣術スキル:210 魔法スキル:74

体術スキル:186 回復スキル:62

槍術スキル:151 補助スキル:68

斧術スキル:120 召喚スキル:74

弓術スキル:49  (鍵)錬成スキル:30


所持金:74,611,001ゼニー     【 3月31日 21:22 】


----------------------------------------------------------------


【召喚リスト】


 モノトン【BaseLv:51 種族:ヌヒョーン】

 ジレン 【BaseLv:50 種族:ベロンチョ】

 トリゴン【BaseLv:50 種族:ノッペラン】

 テトラ 【BaseLv:7 種族:アングリーラビット】

 ペンタ 【BaseLv:7 種族:スマイリーラビット】

 ヘキサ 【BaseLv:7 種族:プリティーラビット】

 ヘプタ 【BaseLv:10 種族:ソレトロイド】

 オクタ 【BaseLv:10 種族:ソレトロイド】

 ノナン 【BaseLv:49 種族:キュアスライム】

 デカン 【BaseLv:14 種族:オオトカゲ】

 エンデ 【BaseLv:48 種族:キュアスライム】

 ドーデ 【BaseLv:12 種族:ビックキャタピラー】

 熊太郎 【BaseLv:56 種族:切り裂き熊(子)】

 ベア子 【BaseLv:56 種族:切り裂き熊(子)】

 ムツキ 【BaseLv:55 種族:飛竜(子)】

 キサラギ【BaseLv:48 種族:ビートレー】

 ヤヨイ 【BaseLv:46 種族:マンチッス】

 ウヅキー【BaseLv:40 種族:シン・バール】




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ