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最強の剣を求めて~Another Story~  作者: 遠浅 なみ
第0章 序章
1/186

序章

初めての投稿なため、使い方が分かっていない部分がありますが、

頑張って書いていきますので、応援よろしくお願いします。m(_ _)m

最低でも週1でアップできればと考えています。


今日も深夜の電車に揺られている。あと30分ほどで、また日が変わる。

俺は、神長 直人。都内にあるシステム開発を行う会社に勤める43歳の独身だ。

長年通勤の合間にやっていたオンラインゲーム「最強の剣を求めて」が、本日6月30日 23時59分をもって、終了する。

それなりに課金してレベルも大分上がっていたので、配信終了はとても残念だ。

もう少しで、終わってしまうため、とりあえず記念にスクショを取っておくことにした。


冒険者:なおと

【ベースレベル】322

HP: 4730/4730 MP:800/1608


【スキルレベル】

剣術スキル:210 魔法スキル:12

体術スキル:186 回復スキル:23

槍術スキル:151 補助スキル:34

斧術スキル:120 召喚スキル:15

弓術スキル:41  錬成スキル:30


所持金:72,870,187ゼニー


レベルには2種類あり、モンスターを倒すことで経験値を得て上がるベースレベルと

装備した武器やスキルを使用することで上がるスキルレベルがある。

ベースレベル以上にスキルレベルは上がらないようになっている。

例えば、ベースレベルが10で、剣術レベルが15ということはできない。


ベースレベル、スキルレベルとも上がるとステータスは上昇するが、

HPとMP以外は内部ステータスとして秘匿されているので、実際いくつかは分からない。


やりこんだ人の中には、ベースレベルが500近くまで行っている人もいるらしい。

レベル上げに多くの時間が割かれ、比較的単調な作業が多く、日中頭を使っている俺には丁度良かった。

フレンド機能はあるが、基本1人でストーリを進めていく。

現状公開されているストーリは全てクリアしているが、最強の剣が何かよく分からない。

実は、剣より槍の方が強い武器が存在し、魔法で使う杖の方が威力があったりする。


そんなことを思いつつ最後のプレーをしていて、ふと時間を見ると23時58分になっていた。

あと少しで降りる駅だと思ったとき、頭が割れるような激痛に襲われた。

「やべぇ、動けねぇ」

頭を抱え込みながら、ふとスマホの画面を見ると、『続けますか? 【続ける】 【あきらめる】』の選択肢が表示されていた。

意識が朦朧としていく中、無意識に親指が【続ける】をタップし、意識が無くなった。



「あれ、俺はいったいどうしたんだ?ここはどこだ。」

真っ暗な空間にぽつんと一人立っていた。意識がなくなる直前のことを思い出し、

「死んだのか、俺は。お花畑でも、雲の上でもなく、ただ真っ暗なんだが。。。」

死んだにしても足はある。何だこれはと思いつつ、あたりを見回したが真っ暗で何も見えない。

だだ、1か所はるか遠くに光が漏れている場所を除いて。

時間を確認しようと思い、胸ポケットを触るが何も入っていなかった。

多分意識がなくなった際に、手から落ちたのだろう。

ポケットに入っていたものは、ハンカチとティッシュ、定期だけだった。

しばらくその場に立って色々考えていたが、光が漏れている1か所以外特に目立った

箇所がないので、そこへ向かうことにした。


感覚的には1時間くらい歩っただろうか。

光の漏れていた場所にたどり着くと、そこには「ようこそ 始まりの町へ」という門があり、その先には中世のような町が広がっていた。

俺は何気なく、その門をくぐり抜け、その町に入った。

ふと振り返ると、そこには真っ暗な空間は無く、山へと続く一本道が続いていた。


『ピロリーン』

頭の中に効果音が鳴り、視界の右側に赤い「!」マークが出ていた。

何気なくそれを見ると、半透明のウインドウが開き、「チュートリアルクエスト」と書かれていた。

<クエスト内容>

①町の人3名と話をしよう(報酬:300ゼニー)

②ギルドメンバーになろう(報酬:300ゼニー)

③防具を装備をしよう(報酬:300ゼニー)


「ん、何だこれ・・・」


今後変わるかもしれませんが、1ゼニー = 10円 位の感覚で書いています。

所持金、日本円にするとすごい額です。

私のやっていたものだけかもしれませんが、ゲームの終盤て、無駄に金が溜まりますよねぇ。

次回からチュートリアルの章です。

お楽しみに!!

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