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遅くなり申し訳ございません。

ブックマークしてくださっている方ありがとうございます(*´▽`*)

かぐや姫は後ろから気配を感じて振り返ります。そこには、老人の近くにいたはずの帝がいました。帝はかぐや姫に微笑み、


「これでかぐや姫は私の物なんですよね?」


「……っそれは。」


「かぐや姫はご自身の発言を取り消すつもりなんですか? そんな無責任なことをするんですか? それも私に対して? 私こう見えて帝というこの国のトップなんですよ? そう一番偉いんですよ。自分で言うのもあれですがね。」


「……何が仰りたいんでしょうか?」


「頭がいいかぐや姫ならばもう分かりますよね? 私に対して無責任な発言をしたとなれば、かぐや姫はこれからどうなるんでしょうね? 勿論その家族も。」


「っ私を、脅すつもりですかっ!?」


「いえいえ。別に脅していませんよ? ただ約束をしっかりと守ってくださいと言っているだけです。これでも今までかなり譲歩してきたんですからね?」


「……分かっていますわ。帝様はそうやって脅せばいつでも私をあなたの物にできましたもの。しかし、、それをしなかったのは何故ですか? こんな出来るかどうかも分からない賭けを行った理由は?」


「これで諦めることが出来ましたでしょう? 私が貴方を無理やり私の物にしたところで、貴方は納得しない。それならば、かぐや姫が出す条件を満たした上で行った方が心が折れると思ったのです。それに絶対にできるという確信があったのですよ。」


「確信……? それは一体どういう……。」


帝が何やら考えていると、帝の家臣と思われる人物が「帝様っ!」と慌てた様子で入ってきました。何事かと目を見張って聞く帝。よく見ると、不機嫌になっています。それを見た家臣のような人は申し訳ありません。と謝りながらも、帝に耳打ちをします。


(私に聞かれてはいけない話ならば、お仕事関係かしらね。ということは()()()もう帰ってくれるのでは!? なんでできるという確信があったのか気になるけれど、帰ってくれるのならば好都合よ!! その間に()()()()の準備をしなければね。)


かぐや姫はほくそ笑みました。帝がこちらを見ていたことに気づかずに。

少しでもいいなと思われましたら、評価・感想・ブックマークよろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

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