第6話 研究者は話を聞かないイメージがあるけど本当に会話が成立しないのはどうかと思う
こんにちは!
明日葉晴です!
先週は投稿しないですいません…
出来れば毎週と言っておきながらとんだ体たらくですね。
まぁさておき、今回はシリアスと半々…くらいで仕上げました。
私としてはアホみたいに明るくするのが好きなんですけど、徐々に進行もさせていきたいので今回はそうなりました。
では、本編をどうぞ!
私には幽霊が視える。
「ふむ…これは興味深い…」
今そこには白衣を着た神経質そうな男の人がいる。
「これは…まさか…?」
何かを深く考え込むかのように手の甲を顎に当てている。
「ふむ…実在するとは思ったが…」
さて、考えている最中に申し訳ないけど声を掛けよう。
「ちょっとそこの人、生きて…」
「素晴らしい!!」
「無視しないで!?」
○
数回の呼び掛けの後、ようやく私に気付いてくれた男の人は幽霊と分かり、改めて向き合った。
「はぁ…えっと、私は…」
「君は幽霊が視えるのかね!?」
「会話しませんか!?」
ようやく向き合ってくれたはいいけど全く会話をしようとしないな!?
「おっと済まない。いやいやようやく幽霊の存在が分かったものでつい」
「まぁ自分が幽霊になったのは驚くでしょうけど…まずは話をしましょう?」
「ふむ…それもそうだね…私の名前は佐伯礼治。幽霊研究家だ」
「私は三葉茜です。…幽霊研究家…?それに佐伯礼治って…」
どっかで聞いたことがあるような…?………あ。
「雑誌に出てました?」
「ん?あぁ、一応マイナーなオカルト雑誌に記事がたまに載るね」
そして佐伯さんは雑誌の名前を言った。
あー…舞が買ってる雑誌と同じ名前だ…
「友達が佐伯さんのファンですね」
「そうかい。それは光栄だね」
うーん…でもそんな人が死んでしまったら舞が知ってるはずだけど…死んでから時間が経ってないのだろうか?
まぁそれなら猶予があるってことだし、とりあえず気にしなくていいかな…
「それで…最初の質問に戻るんだが、君は幽霊が視えるのだね」
「えぇまぁ…幸か不幸か視えますね」
「ほほぉ…それは羨ましい!生前、私にもその能力があれば研究が捗り、願いもかなったかも知れないと言うのに!」
「あの…そんなにいいも…」
「私は幽霊に関しては第一人者であると思っていたが、いやはやどうして、幽霊が視える者を差し置いて第一人者と言えるだろう!」
私が一言言おうとしたとき、その言葉は遮られた。
「あの…だか…」
「否っ!」
「はいっ!?」
「私はあくまで想像し、その考察を述べることしか出来なかった!ならば!実際に見聞きしている者に劣るのは当然の帰結!」
「あ…」
「私は今非常に恥じている!幽霊を研究していながら、幽霊が視える者の存在をないがしろにしていたことがっ!そしてそんな存在を差し置いて、幽霊の第一人者と自称していたことがっ!」
「ぁ…」
「すまなかった!私は本当の意味で幽霊を知らなかった!だから私は君に幽霊の第一人者の座を譲ろう!」
「……」
凄くいらないです。
「そして恥を忍んで聞きたい!君が幽霊について何を知っているのかをっ!!どうか教えてくれまいかっ!?」
「ならまず人の話を聞いてっ!?」
佐伯さんはどうやら、語り始めると自分の世界に入って周りが見えなくなってしまうタイプの人のようだ。
なんか…舞がオカルト関連の話をしているときみたい…小夜はよく止められるなぁ…
私は思いもよらない所で小夜に感心しつつ、この変わり者をどうしようかと頭を抱えた。
「はぁ…私は特に幽霊に詳しいわけではないですよ。未練があると幽霊になってしまうことと、未練がなくなれば成仏すること。それと…」
私は言い淀んだ一瞬だけ、嫌な記憶がちらついた。
「ふむ…それと?」
「…未練が果たせずに長くいると成仏ではなく…消えてしまうというくらいですね」
本当は消えてしまうというのは嘘だ。むしろ消える方がマシなのかもしれない。
…あれはもっとおぞましい…
「ふむ…幾分か疑問はある。だが…まぁ言えないこともあろう。それこそ、視える者のみが持つべき真実と言うものが」
私が隠しごとをしたことに気付いたのかはわからないけど、追及はしないみたいだ。私は内心安心しつつ、同時に意外に思った。しかし今は特には言わないことにした。
「ところで、君は幽霊を視る以外に何か力はあるのかね?」
「いえ。私は幽霊が視えて会話ができる以外は、特に」
「なるほど。普通の霊視能力以外は特になしと。血筋で君以外に幽霊を視れる人は?」
「少なくとも私が知ってる限りはいません。とはいえ、言っても信じてもらえる類ではないですから、実は視える。っていうのはあるかもしれませんが」
「ふむ…いや、一般的な特異体質だろう。陰陽系でもなければ遺伝での能力開花はしない、というのが私の研究結果だからね」
じゃあなんで聞いたし。てか特異体質に一般って何だろう…矛盾してるような気がする…
しかし細かいことを気にしていてはキリがないから、私は早々に本題に入ることにした。
「ええと…私からもいいですか?」
「なんだね?陰陽と遺伝の関係か?それとも特異体質に関しての考察かね?」
「いえ、どれも興味ないんですけど…」
「ふむ…では何だろう?あいにくと私は年頃の女の子の悩みを解決するすべは持たないが?」
それは全く持って期待してないです。
「そうじゃないです。佐伯さんの未練を解決する手伝いをさせてください」
「…どういうことかね?」
おぉ?察しが悪いぞ?てか私の話聞いてた?
「だから、未練があるから幽霊になってると思うので、未練を晴らす手伝いが出来ればと…出ないと…消えてしまうので…」
「それだよ!」
「はいぃっ!?」
どれだよっ!?
「私の思った疑問の一つだよ。君は未練があるから幽霊になったと言う。違うかね?」
「え、えぇ…まぁ…」
「しかし私には未練らしい未練はもうないのだよ!」
「え?」
「はてさて…この現象は一体なんなのだろう!?」
えー…私に聞かれても…そんなことは今までなかったよ?
「と、言われましても…そんなことを言われるのは初めてですね」
「ふむ…幽霊の第一人者にそういわせるこの事態…実に興味深いではないかっ!?」
まぁ確かにそうだけど…この人ホント煩いな…
○○
「とりあえず、私の経験則では未練がないっていうのはないので小さいことでもやり残したことはないですか?」
「ふむ…そうだね…最近買った家の植木鉢の水やりかな」
「ホントちっさいな!?…まぁでも思い当たるものがそれしかないならとりあえず潰していきましょう」
「あいわかった」
といことで私と佐伯さんは佐伯宅に移動した。それはいいけど…
「家でっか!」
案内されたのは見るからに豪邸と言った様子の立派な一軒の家。表札にはしっかりと佐伯と書かれているから佐伯さんの家で間違いないのだが…
「今更ですけど、私が家に入っても大丈夫なんですか?」
「あぁ、それについては問題ない。私は今は一人暮らしだったからね」
「こんなアホみたいにおっきい家に!?」
「あぁ。だから気にすることはないさ」
「むしろ気になるところしかないんですけど…」
「門を開けるパスワードは…」
「佐伯さんってホント人の話聞かないですね…」
文句を言いつつも門を開けるパスワードを入力した。一般家庭?でこのセキュリティーはなんなのか疑問に思いつつも門を潜り抜けた。
「庭も広いな!?」
「そうかね?」
疑問に思わない佐伯さんもなかなかだな…どういう育ち方したんだろ…
「私がやり残したのは自分の研究室の植木の水やりだ。案内しよう」
「あ、お願いします。100%迷う自信あるので」
「あいわかった」
佐伯さんの案内によって家に上がった。玄関は例によってパスワードで開き、いよいよ一般的な家ではないのだと思った。
「ここだよ」
「あ…………はい」
「今の間は何かね?」
「いえ…いいです」
通されたのは見るからに豪華な造りの大きな扉。表面は派手な装飾があり、この中で黒魔術的な何かが行われていると思えるような扉だった。
幽霊研究家じゃなくて実は魔術師か何かなのだろうか…
「あの…開くための取っ手がないんですけど…」
「あぁ。ここは私の研究室だからね。限られた人しか入れないようにここもパスワードなのだよ」
「は、はぁ…」
魔術でもなんでもなかった。現代技術だ。私は佐伯さんに促され、パスワードを入力すると、やたらと派手な重低音と振動を響かせて扉が開いた。
「……あの…ご近所迷惑では?」
「安心したまえ。この家は全体的に完全防音だ」
「振動は?」
「家全体で吸収されるようになっている。外部には一切漏れていない」
「………そこまでする意味は…?」
「趣味だ」
「…………」
うん。理解するのは諦めよう。
「えっと…それで水やりをする植木鉢と言うのは?」
「奥の一角にある。きたまえ」
「はい…」
部屋の中は想像してた研究室とは違い、書庫のような部屋だった。天井まである本棚が所せましと並んでいて、ちょっとした図書館のように思えた。
あぁでも…魔術師の研究室と思えばなんか納得かな…
「ここだよ」
ぼんやりと考え事をしながら本棚を抜けた先には紙の束が積み上がった椅子が二つ並んだデスクセットと、横に小さな鉢植えが乗った丸テーブルがあった。
「これは…彼岸花ですね?」
「ほぉ…よくわかったね。まだ花はないというのに」
「えぇ…まぁ…」
ここで幽霊研究家っぽいもの出さないでよ…
「じゃあ、水あげちゃいましょうか」
「あぁ、頼む。そこにじょうろがあるだろ?左の扉は給湯室だからそこから水を持ってきてくれ」
「わかりました」
言われた通りに水をやり、改めて佐伯さんと向き直った。
「で、どうでしょう?」
「ふむ…どうと言われてもね…」
結果は変化なし。水やりは未練ではなかったということだ。
「まぁ気を取り直して思いつくことをどんどんやっていきましょう」
「あいわかった。それでは…」
○○○
その後、私は佐伯さんの小さなお願い事を次々にこなしていった。草むしり、部屋の掃除、本棚の整理………雑用から一発芸まで何でもやらされた。
「ていうかっ!一発芸って何ですかっ!?」
「いやね…最近思いっきり笑ってはいないなと思ったのだよ」
「いや知りませんって!」
「ふむ…では次は…」
「私の話も聞いて!?」
もうすでに結構な数のお願いを聞いているけど、一向に成仏する気配がない。本当に未練がないというのだろうか。
だとしたら…このままじゃ…
嫌な想像に背筋が寒くなり、一瞬ゾクリとした。
「どうかしたかね?」
「い、いえ…なんでもないです」
「そうかね」
私の話は全く聞かないのに、態度が少し変わるとすぐに気が付くのがこの数時間でわかった。できればその機敏さを会話にも発揮してほしい。
「ふむ…このまま家にいてももうやることはないね…外に出るとしよう」
「なにか思いついたんですか?」
「あぁ…私は今どうなっているかを見てみたいね」
「はい?」
それってつまり…
「つまりだ。私は私の死んだところに行ってみたいのだよ」
やっぱり…
まぁ、仮にも有名人だからニュースになっていないってことはついさっき、早くて今日中に死んでしまったんだと思う。だけどだからと言って…
自分の死体を見たいと思うだろうか…本当に変な人だ…
そんなこと思いつつも、他にやることもないので仕方なく付いて行くことにしたのだった。
○○○○
つれられてきたのは林がとなりにある、とある廃病院。ちょうど佐伯さんの死体が発見されたのかパトカーと救急車が止まっていた。
「ふむ…もう警察が来ていたか」
「あちゃぁ…これじゃ見れませんね」
「まぁもとより君に死体を見せる気はなかったがね。ここからは私一人で行こう。三葉君は待っていたまえ。ここにいれば見つからないだろう」
「わかりました」
そうして待つこと数十分。なかなか帰ってこない。
「また自分の世界に入ってんのかなぁ…」
時刻はすでに11時を回っていた。警察がいる中でこの時刻のこの場所にいるのは明らかに怪しい。絶対に見つかってはいけない。多分補導じゃ済まない。
「早く帰ってこないかなぁ…」
お願いと言うより懇願に近い感情で佐伯さんを待っている中、私の視界にあるものが入った。
「あれは…」
見逃せない。見逃してはいけないもの。そう、幽霊と思われる女性がいた。
「こんな時に…今日は一体何なの…!?」
私は慌ててその人を追いかけた。
「待って!そこの人!生きてる!?…いやホント待って!?」
その人は文字通り木々をすり抜けて林の中に向かっていった。
○○○○○
最早幽霊であることは疑いようのない人を追いかけて、林の中を翔けていく。その間、何度も止まるように呼びかけたがなかなか止まってもらえない。
佐伯さんも気になるけど、それ以上にあの人は放っておけない…!!
その人は良く視ると、微かに黒い靄がかかっていた。
早く…早くしないと…!連れて逝かれるっ!!
その黒い靄は成仏ではない兆候。今は目を凝らして微かに見えるくらいだけれど、靄が濃くなればいよいよ猶予はない。その前になんとか成仏させなければならない。
「待って!話だけでも聞かせて!」
私の叫びもむなしく、その人は止まる様子も見せない。
「何があったんだね?」
「佐伯さん…」
私の後ろから佐伯さんが声を掛けてきた。
「待ってろと言った場所にいなかったから探したよ。それで?なにをしてるのかね?」
「あの女性が視えますか?幽霊なんですが…」
二人以上の幽霊に同時に遭遇したことが今までなかったために、幽霊が幽霊を視れる確証はなかったけど、一応聞いてみた。
「なんだって!?どれかね?実際の幽霊というのも見たいではないか!」
いや、アンタも幽霊なんだけど!?
私は切羽詰まっているのに場違いなことを言った佐伯さんを内心でツッコみつつ、様子をうかがった。すると幽霊の姿が視えたのか、佐伯さんの驚愕したような表情をした。
「そんな…まさか……夕陽っ!!」
佐伯さんがそう叫んだ直後、逃げていた人は足を止め、こっちを振り向いた。
「……礼治…なの…?」
知りあい…?
そんな疑問は私の横を通っていた佐伯さんの行動で証明された。
「夕陽っ!」
「礼治…!」
互いの名前を呼び合い、そして抱きしめ合ったのだった。そして、二人の体は透き通り始めたのだった。
○○○○○○
二人が抱擁してるなか、私は若干いたたまれなくなりつつも、二人が落ち着くのを待った。そして、落ち着いたのか、体を離し、二人は向かい合った。
「ふむ…幽霊同士の接触は可能なのか」
「待って。開口一番それ?私に現状の説明してくださいよ」
佐伯さんらしいと言えばそうだけど、それでも納得はいかない。ついでに言えばもう成仏するから時間も掛けられない。
「ごめんなさい。私の名前は佐伯夕陽。彼の妻です」
「あ、三葉茜です。えっと、新情報が更新されて驚きが隠せないです。佐伯さん結婚してたんですか?」
「ふむ…やはり現と黄泉では交わることができないが、黄泉同士ならば可能と言うことか…」
「この人とまともに会話できないのだろうか…」
私が自分の世界に入っていた佐伯さんに呆れていると、夕陽さんが申し訳なさそうに私を見た。
「ごめんなさい。彼はいつもそうなの…他人の態度に変わりがないと問題なしと判断しちゃうのよ。人の変化には鋭いのだけれどね」
「あー…なるほど…」
夕陽さんの口調は呆れているようだったけど、佐伯さん…礼治さんを見る目はとても穏やかだった。本当に好きだった、いや、好きなのだろう。
「ところで、夕陽さんはなぜここに?」
「私は気付いたら幽霊になっていて、それからずっと彼を見守っていたの。彼が死ぬ直前までね。それで私は彼が死んだあと、どこかで幽霊になっていないか探しに行ってたの。戻ってきたら三葉さんがいたのは偶然ね」
「私から逃げたのは?」
「幽霊の私が視えるのだからただの人じゃないと思って、祓う力でもあったら大変だから、その前に彼をもう一目見たくて」
確かにそう思われても仕方ないかもしれない…そして、礼治さんともう一回会うのが未練だったと。これ、礼治さんが幽霊になってなかったら危なかったな。ホント奇跡。
「それで、礼治さんは…」
「これはこれで興味深いな…もしや何とかすれば…」
「そろそろ自分の世界から帰ってきて下さい」
「そうよ礼治。三葉さんにお礼を言わない、とっ!」
そう言うと、夕陽さんは礼治さんの頭を思いっきり叩いた。
「ええっ!?」
「ん…?痛いじゃないか夕陽」
「礼治がいつまでも気付かないからでしょ?」
「そうか。すまない」
なんなんだろこの人達…
「三葉さん、気にしないで進めていいわよ」
「あ、はい。と言っても、私が出来ることもありませんが」
「そうなの?」
「はい。幽霊とは視て会話できるだけですから」
「私はそれだけでも十分羨ましいがね!?」
「いや、礼治さんも今はできたでしょ」
「ふむ…それもそうか。おかげで夕陽ともまた話ができた。生前の願いが二つ同時に叶うとはね」
きっとどちらか…いや、言うまでもなくこれが未練だったのだろう。夕陽さんを見る目はとても優しかった。
そして、いよいよ二人は宙に浮かび始める。もうお別れが近い。
「お二人とも、もうさよならです。未練が晴れてホントに良かった」
「あぁ。三葉君のおかげだよ。願わくばもう少し幽霊として過ごしても見たかったがね」
それはきっと本心ではあるけど、夕陽さんを置いていくほどではないのだろう。だから今成仏するんだ。
「私からもありがとう。三葉さんがいなければ、私はきっと彼とまた会うことはなかった」
夕陽さんに関しては本当に危なかった。そしてそれ以上に、二人の未練が果たせたのは奇跡と言うほかないと思う。
「そう言ってもらえると嬉しいです。お二人ともそれでは」
「えぇ…さようなら…」
「あぁ…そうだ。最後の頼みを聞いてくれるかね?」
「え?何ですか…?」
この期に及んでと思わなくもなかったけど、一応聞くことにした。
「あの植木鉢をもらってはくれまいか?君に託したいのだよ。あれは私以外知らない。なくなったところでわからんよ」
「私以外にも、ね」
「あぁ、夕陽は私を見ていたんだったね。すまない」
「いいのよ。それで、どうかしら?私としても三葉さんにもらってほしいわ」
植木鉢…あぁ…
「わかりました。そこまで言うならいただきます。帰りに持っていきます」
「ありがとう。頼む」
「お願いね」
「はい!」
「「さようなら」」
そして二人は光となり消えていった。その後、私はもう一度佐伯宅に入って、彼岸花の植木鉢を持って帰った。まだ花は咲いてないけど、きっとこの彼岸花は綺麗な白い花を咲かせるだろう。そうなるように大事に育てようと思うのだった。
余談だけど、翌日は舞から礼治さんが死んでしまったことを聞かされた。まぁ知っていたのだけれど、それを言うとだいぶややこしいことになりそうだから、黙っておいた。
第6話を読んで頂き、ありがとうございます!
今回は前書きで話した通り、物語の一端をちょっとだけ明らかにしました。
こんな感じでちょっとずつ明らかにして、そのうち、茜ちゃんに何があったのかを明らかにしたいと思います。
茜ちゃんの様子からわかると思いますが、私らしかぬヘビィな話になる予定です。
なのでその前に明るさをいっぱいチャージしたいですね!
さて、今回はここまで。
次回の更新は6/2にします。
また一週跳びですいません。
アホみたいに明るい話にする予定です。
早くもブックマークして頂いてる皆さん、そうでない皆さん。
いつも読んで頂き、ありがとうございます!
次回もお付き合い頂ければ幸いです!