第53話 毎日行われることでも、その時だけは特別な瞬間になる
こんにちは!
あけましておめでとうございます!
明日葉です!
今年最初の投稿…
遅れて本当に申し訳ございません…
幸先不安ですね…
今回幽霊は出ませんので、特別何かってわけじゃないです。
ただ新年最初の投稿なので、四人のお話に出来ればなぁって思って書きました。
要するにただの日常回です。
ほのぼのしてもらえればと思います。
私はリラックスして書けました。
ゆっくりしていって下さい。
それでは本編をどうぞ!
私は昔から幽霊が視える。
「美和、やっほー!」
「茜、こんばんは」
そんな私にも親友とも呼べる友人が出来た。
「お二人さん、ばんわー!」
「遅れたかしら?」
「ううん。今揃ったとこ」
さらには舞と小夜が高校で友達になって、今では賑やかなお馴染みのメンバーになった。そんなみんなで、今日は初めての大晦日の夜から初詣だ。
「それじゃ、行こっか」
「ええ。そうね」
「なんだかわくわくするねぇ」
「この空気がたまらんなぁ」
夜、新年をもうすぐ迎える特別な雰囲気の中、私達も少し浮かれながら、神社に向かい出したのだった。
◯
地元の大き目の神社に来た私達は、その人の多さに一度立ち止まった。
「思いの外多いね…」
「小夜と舞、振袖大丈夫?皺にならない?」
「気にしなくていいわ。借り物でもないのだし」
「ウチは借り物みたいなもんやけど、小夜の家のもんやし、ええやろ」
いや…それは逆に気にする…すごい気にする…
私と美和はいつも通りの私服だけど、小夜と舞は年末年始らしく振袖だ。美和がそのことを気にして声を掛けるけど、二人とも全く気にしていない様子だ。だけど下手なレンタルよりも高そうだ。それを気にするなと言われて気にするのは、小市民だからだろうか。
「てか二人はホンマに良かったん?小夜が貸す言うたんに」
「いや無理。汚さないように気を遣うし」
「実物見ると、余計にそう思っちゃうよねぇ…」
「あら。別に気にしなくていいのだけれど」
なんだろう…この価値観の違いは…
今まさに格差を見せつけられている気がする。同じ感覚の美和がいなかったら、今頃私は発狂していたかもしれない。やはり持つべきものは価値観の同じ親友だ。
「一応…一応聞きたいんだけど…いくらくらいするの?」
「さぁ…?分からないわ」
「旦那様が嬉々として出してくれたんや。いつ用意したんか分からんねん」
「あはは…ほんとに仲良くなったね」
小夜のお父さん、ホント小夜が大好きだなぁ…
「だからと言って、ニ十着用意してるのはどうかと思うわ」
「にじゅっ…!?」
「いきなり、好きなものを選びなさい。やからねー」
「溺愛っぷりが分かる…」
小夜と小夜のお父さんが和解したのはいいけど、日に日に愛情表現が極端になっていってる気がする。小夜のお父さんは一体どこに向かっているのだろうか。ホントに不器用というか、距離の詰め方が下手というか。接してなかった時間があり過ぎて感覚がバグってる気がする。
「それにしても悪いわね。私の都合でこんな形になってしまって」
「しょうがないよ。お家の都合だもん」
「親戚との集まりは大事だと思うよ」
「せやで。それにこういうんも悪ないやろ」
「舞はこっち側でしょう…」
多分、小夜のお父さんが振袖を用意していたのはそう言う理由なんだろう。去年、というかまだ今年だけど、元日は普通に日中に初詣に行った。それが明日は親戚との集まりに顔を出すように頼まれたらしい。もしかすると、可愛くて仲良くなった娘を自慢したいのかもしれない。
なんかあり得そう…
ともあれ、二人が気にしないと言うのであれば引き返すという選択肢はない。私達は人ごみの中に歩みを進めて、神社の境内に入って行った。
「でも舞の言う事も一理あるよ。深夜ってなんか妙にテンション上がっちゃうし」
「普段外出しない時間だからかもね」
「なんか出そうな時間やしな!」
「それは舞だけよ」
幽霊なら、日中とか関係ないしなぁ…いや、舞のことだから妖怪的なものも期待してるのかな…?
周りの雰囲気にも引っ張られているのか、私も含めてみんな少しだけテンションが高いように思う。舞はいつもよりはしゃいでる感じだし、美和も小夜も、声が弾んでいるように感じる。
「でもさすがにこれだけ人がいると、茜でも幽霊かどうか分からないんじゃない?」
「幽霊かどうかはほぼ勘だしね。雰囲気的なのを視てから一応声掛けてるし。でも人をすり抜けてたら確実だからなぁ…」
「視て一発で分かるもんやないんやな」
「結構普通の人と変わんないよ。昔はそれで普通に声掛けて幽霊だったりして、周りから気味悪がられてたし」
「けれど今はそんなことないわね」
「誰に声掛けるにも気を付けてるってのもあるけど、勘が年々鋭くなってる気がするんだよね…」
そう。年々どころか日に日に幽霊の視分けが付くようになってきている。このまま歳を取っていけば舞の言う通り一目見て分かるようになるのかもしれない。
でも不思議…別にそれでもいっかって思うようになってきてる自分がいる…
昔はあれだけ人と違うものが視えるのが嫌だった。でも今周りにいるのは、幽霊が視えていなかったらいなかった人達ばかりだ。それだけを考えれば、幽霊が視えることに感謝しかないのが複雑だ。
「茜?どうかした?」
「えっ?どうもしないけど…」
「そう?なんか嬉しそうだったから、なんかあったのかなって」
「嬉しそう…まぁ、楽しくは思うよ」
「なるほど…?確かにあたしも楽しいけど」
どうやら何か表情に出ていたらしい。美和が私のことを不思議そうに見ていた。なんとなく素直に嬉しかったことを言うのは恥ずかしかったから、お茶を濁すと、美和は疑問符を浮かべた納得の言葉を返してきた。
「それより、みんなは新年の抱負とかある?」
「ウチは断然、オカルトをこの身で体験することやな」
「無謀ね」
「あはは…情熱を向けられるものがあるのはいいと思う…よ」
私は切り替えて話題を振った。それに舞は当然のごとく自分の欲に忠実な抱負を語るけど、小夜がバッサリと切り捨てた。美和はフォローに回ったけどそれも苦しい。
「そない言うんやったら、小夜はなんかあるん?」
「そうね…勉学に励むことかしら」
「これ以上上げる気なの…?」
「小夜って確か学年でもトップだったよね…」
「固いなぁ…」
「いいじゃない、別に」
切り捨てられたことにムッとしたのか、仕返しの様に美和が小夜に聞き返した。しかし小夜はなんてことないように優等生らしい答えを返した。その答えにみんなが非常に微妙な顔になる。真面目な小夜らしいとは思うけど、もう少し若者らしい抱負はないのだろうか。
「それじゃあ言い出しっぺの茜は、どんな若者らしい抱負があるのかしら?」
「さりげなく心読まないでよ…」
「やっぱり、幽霊が視えなくなること?」
「うー…ん…それは違うかなぁ…?」
「やったら、幽霊といっぱい遭遇することか!?」
「それはもっとないね」
流れるように心を読まれて小夜にツッコまれた私は考え込む。別段、幽霊がらみでどうこうって言うのは今のところ考えてない。現状維持で良いと思っている。無視はしないけど、幽霊は本来会わないほうがいい。
「ぱっと思いつかないなぁ…とりあえず、健康第一?」
「あら。それが今時の若者らしい答えなのね」
「それを言われると弱いけど…あ、ダイエットとか?」
「茜、太ってなくない?」
「健康に悪そうやな」
「早速抱負が矛盾したわね」
「あぁ、もう!悪かったよ!」
特に思いつかなかった私は無難な答えを出すと、案の定小夜に再度ツッコまれた。そんなわけで改めて考え直してひねり出すと、今度はみんなから総ツッコミを食らった。
「そしたら最後に美和!抱負をどうぞ!」
「えぇっ!?あたし…?」
「まあ、妥当ね」
「なんであれ、みんな言うたしなぁ」
私は若干ヤケクソ気味に、話題の矛先を変えるために美和に話を投げた。突然話を振られた美和は当然戸惑いを見せたけど、それを助ける人はいなかった。
「ほら美和、小夜と舞も期待してるよ」
「ふえぇ…!?」
「きっと美和なら、私達には思いつかなかった抱負を言ってくれるでしょうね」
「何と言ってもみんなのおかんやしな」
「えぇと…えと…」
私と小夜と舞の畳み掛けるような問い掛けに、美和が慌てだした。無茶ぶりではあるが、面白いからこのまま放っておこう。気になるし。
「あたしは…みんなと楽しい思い出が作れればいいかな…なんて…」
「「「っ…!!?」」」
三人が期待を寄せる中、美和がおずおずと言った様子で口を開いた。その内容に、私達は一様に固まった。なんとも純粋で可愛らしい抱負だろうか。美和を前にすると、自分が汚れているようにすら思う。
「なんかごめん…」
「私も悪かったわ…」
「完敗やな…」
「えっ…?えぇっ…!?みんなどうしたの!?」
「どうもしないよ」
「気にしなくていいわ」
「美和はそのままでええねん」
「えー…」
そしてみんなも同じように思ったのか、私も含めて次々に反省したような様子を見せた。美和はそんな私達に困惑するも、私達は悟ったような笑顔で美和の追及を躱した。
ダメだ…やっぱり美和には敵わないなぁ…
「お、屋台なんかもやっとるなー」
「ホントだねー」
「お祭りみたいなものだからかしら」
「あたしの疑問はぁ…!?」
「「「………」」」
ゆっくりではあるけど、神社の境内の中腹くらいまで進むと屋台が見えてきた。舞が白々しくそのことを指摘してきたから、私と小夜は謎の連携を取って話題に乗っかり、抱負の話をなかったことにした。美和の叫びは心が痛むけど、スルーすることにした。
「舞は記憶ないだろうけど、喋り方からして関西の人だろうから、やっぱりたこ焼きとかお好み焼きとか気になる?」
「まぁ、純粋に食いたなるけど、関西の血がっ…!ってことはないな。食いたなるけど」
「なんで二回言ったのかしら」
「本人が分かってないだけで、影響されてるのかな…?」
屋台に食いついたという事で、せっかくだから聞いてみたかったことを舞に質問してみる。だけど返ってきたのは曖昧な答えだった。美和の言った予想も当たってそうだけど、ただ食い意地が張ってるだけなような気もする。
「でも屋台の食べ物って、不思議と美味しそうに見えるよねぇ」
「あー…わかる。なんで焼きそばがあんなにおいしそうに見えるのか…」
「ドネルケバブって、意外と食う機会ないんちゃう?」
「なんでドネルケバブがあるのかしら…」
恐らく日本人なら誰もが一度は思うだろう現象。屋台の食べ物がおいしそうに見えるのは、祭りという空気がなせる業だろう。それが例えドネルケバブという、いまいち理解出来てない食べ物であっても。
てかドネルケバブっていつから出没するようになったんだろ…?
みんなであれやこれやと言って屋台を見ながら進む。ひとまずは新年が来る前にお参りを一度済ませておこうというのでみんなの意見が一致しているから、今は屋台を見るだけだ。
「お、あそこで酒振舞ってるで」
「おいこら未成年」
「でも甘酒みたいだよ」
「それは物によるわね」
舞が女子高生と思えない部分に食いつくが、美和が追加で補足してきた。甘酒は作りによってはアルコールがあったりするから、飲みたいなら確認するべきかもしれない。こういう場なら一応気を付けてはいるのかもしれないけど。
「あ、ようやく一回目のお参り出来るよ」
「並んだねー」
「おみくじはどないする?」
「新年を迎えてからでいいんじゃないかしら」
そんな中、みんなでやいやい言いながら新年を迎える前のお参りを済ませる。ここからはお祭りを楽しむ番だ。いろんな特別な空気が混じり合った空気感の中、私達はさっき眺めてた屋台を巡ることにした。
「どうする?なんか食べておく?」
「それより射的やらん?」
「さっきの流れを全部無視か!?」
「いやぁ…なんか目についてもうて」
散々食べ物の話をしていたのに、ここにきて急に我が道を行き始めた舞。だけど私もツッコミはしたものの、言われると微妙にやりたくなってきた。みんなも特に反対ではないようだから、そのまま射的屋の方に向かって行く。
「らっしゃい!」
「あ、シゲさん!」
「おぉ!三葉さん。それとそっちの子達はお友達かのぉ?」
「はい。クラスの友達です」
射的屋にくると、一匹と一人の幽霊で関わったことのあるおじいちゃんがいた。一回は病院に運ばれるような事態になってたのに何してるんだかと思うけど、元気なおじいちゃんだから仕方ないとも思う。
「射的やってくのかい?」
「そのつもりで来ました」
「なら一人一回ずつサービスしようかのぅ」
「ありがとうございます!」
気前のいいシゲさんは、一回五百円の所を計二千円分もサービスしてくれた。美和達は初対面のはずなのに、私の友達ってだけでサービスしてくれるとは、懐が広すぎる気もする。
「茜、知り合い?」
「うん。ざっくり言えば幽霊がらみ」
「ほっほっほ。三葉さんには時々話相手になってもらってのぉ。そんな三葉さんのお友達なら、サービスせんわけにはいかん」
「「「ありがとうございます!」」」
「うむ!礼儀正しい良い子達じゃ」
美和の問い掛けに、私は色々端折って説明する。そのあとでシゲさんは美和達にもサービスする旨を伝えると、一斉に頭を下げてお礼を言った。シゲさんはそんな美和達を孫を見るかのような目をしながら笑う。
「あたし、射的ってあんまりやったことないなぁ。自信ない…」
「美和は運動神経いい方じゃないしね。頑張って」
「私は舞に任せるわ」
「ほな、ウチの実力見せたるわ!」
美和が自信なさそうに準備している隣で、私も準備しながら美和を励ました。その隣で、何故か小夜が自信ありげな舞にコルク銃を渡していた。アリなのかと思ったけど、シゲさんが何も言わないならいいのだろう。
「行くで…ほあっ!」
「「「おぉっ!」」」
両手で銃を構えて同時に発射。二つのコルクは見事にお菓子にヒットして落下させた。地味に凄い。私と美和とシゲさんが同時に声を上げた。
「ちょあっ!ほいっ!そあっ!てりゃっ!」
「「「おおぉっ!!」」」
一回につき六発、二丁で全十二発。そのうち十発を次々とお菓子に当てて、そして全て獲得。その腕前に、私と美和とシゲさんは食い入るように見つめた。
「これでぇ…終いやっ!」
そして最後の二発を大きめのぬいぐるみに集中させて、コルクを同時に当てる。二発のコルクが当たったせいか、ぬいぐるみが傾き落下。結果、すべての弾で景品を落としたということになる。
「うははっ!軽い軽いっ!」
「こりゃ驚いたのぉ」
「いや、ホントに…」
「すっごいねぇ…!」
「私の自慢のメイドだもの」
高笑いを上げてる舞に、小夜以外の三人が感心する。ちなみにその後にやった私は景品を二つ獲得。美和は一つも取れなかった。落ち込む美和がシゲさんにおまけで一つお菓子をもらってから私達はシゲさんと別れたのだった。
「次はどないする?」
「舞じゃないけれど、甘酒でも飲みたいわ。少し寒くなってきたわ」
「それじゃ、温まろっか」
「でも、アルコールあったらダメなんだからね?」
「わかっとるわかっとる」
今度は小夜の提案によって、甘酒を振舞っているところに向かう私達。美和は注意したけど、最初からお酒を飲む気はない。未成年だし。
「いらっしゃぁい。って、茜ちゃんじゃない!」
「雅さん!こんばんは」
「こんばんはぁ!お友達も一緒なのねぇ」
「はい。クラスの友達です」
甘酒のテントに入ると、赤ら顔のおじさん達と一緒に雅さんがいた。どうやらここは雅さんが甘酒を振舞っているらしい。そして、そんな雅さんに三人が固まった。
「美和…アンタの親友、交友関係謎過ぎひん…?」
「あたしも今驚いてる…」
「さっきのおじいさまでは指摘しなかったけれど、これは深く聞くべきかしら…?」
私の後ろで三人がひそひそしだした。気持ちは分かる。私も雅さん達と知り合ってなければ、明らかにオネエさんと分かる人と何事もなく話している人がいれば動揺する。
「んっふふ。茜ちゃんと同じで可愛い子達ねぇ…」
「「「っ…!!?」」」
「雅さん、三人は初対面で刺激強いので、控えめで」
「あら。確かにそうかもね」
私はもう既にだいぶ慣れてしまっているけど、雅さんの肉食獣を思わせる笑顔とウィンクは色んな意味で強烈だ。三人が若干怯えたのを感じて私は冷静に雅さんの説得にかかると、すんなりと納得してもらえた。
「ここは雅さんがやってるんですか?」
「そうよぉ。うちのお店が協力してるの」
「じゃあ甘酒はアルコール入りですか?」
「そこらへんに倒れてるのは普通にお酒飲んでる人達よぉ。甘酒は入ってないわ」
「なら四つ下さい」
「はぁい!アタシからごちそうするわね」
「ありがとうございます!」
私が注文すると、またもやサービスしてもらうことになった。優しい人達ばっかりだ。甘酒をもらう前に温かくなった気がする。
「その…茜…?」
「あー…言いたいことは分かるけど、いい人だよ。幽霊がらみで仲良くなったの」
「お…おぅ…わかるけど、わからんのや…」
「幽霊が視えると言われるより、よっぽど茜が不思議に思えるわ…」
美和が言い辛そうに私を呼ぶと、シゲさんと同じように説明したのに、みんなによっぽど食いつかれた。気持ちはよく分かる。だけど詳しく説明しても、頭が追い付かないと思う。
「お待たせぇ!甘酒四つねぇ」
「ありがとうございます」
「「「あ…ありがとうございます…」」」
雅さんが紙コップに入った甘酒を持ってきてくれて、私がお礼を言いつつ受け取ると、三人も戸惑いつつ甘酒を受け取った。
「ここはむさ苦しいし、酔った人達ばっかりだから、絡まれる前に行った方がいいわぁ」
「あはは…それじゃあ失礼します」
「お店の方には、いつでも来てちょうだいね」
「はい。また遊びに行きます」
そうして、雅さんに送り出されて私達はテントを後にした。何故だか三人の視線が痛い。
「お店って…なに…?」
「今度説明するよ…」
というか、嫌じゃなければ多分連れて行くのが一番早い。別に怪しいとこじゃないし。クセの強い人も結構お店に来たりするけど慣れると楽しい。さっきテントで寝てる人も中にはいた。
「ともかく、少しお腹すいたしなんか食べよ」
「せやな」
話題を切り替える為に、今度こそ屋台でなにか食べようと提案すると、切り替えの早い舞が乗ってくれた。そうして色々と回っているうちに、やがて新年を迎えようとしていた。
「そろそろね」
「おぉ!ホンマや」
「カウントダウンが始まるね」
「それじゃみんなで」
小夜が時計を確認して、みんなも釣られて確認すると、今年も残り時間があとわずかだった。
「3」
「2」
「1」
「あけましておめでとう!」
「「「あけましておめでとう!」」」
新年。きっと今年もいい年になると願いを込めて、私達は挨拶を交わした。その後、もう一度お参りをしてから、みんなで神社を後にしたのだった。
第53話を読んで頂き、ありがとうございます!
遅れた上に特別な回ってわけじゃなくて本当に申し訳ないと思います。
年末年始の話ってとこは特別かもしれませんが…
のんびりした話を書きたかっただけです。
新年早々に予定の投稿から外れて大変申し訳ございません。
こんな感じでマイペースな作者ですが、今年もお付き合い頂ければとても嬉しく思います。
それでは今回はここまで!
ブクマして頂いてる皆様!
そうでない皆様!
本当に本当に、いつも読んで頂き、感謝しております!
次回の投稿予定は1/17を予定します!
今年もお付き合い頂ければ幸いです!




