始まりの章 2
遅れて、申し訳ございません
学園に到着すると、普通に教室に入りホームルームと、カリキュラムの確認と、授業の準備をし始める。普通の物語なら、ここでなんらかのトラブルに見舞われるんだろうけど。そもそも、この学園にはそういった問題は、基本的に起こらない。というか、起こるはずがない。なぜなら警備が、何重にも張り巡らされているから、たとえ起こったとしても、それは生徒が異能でかもしくは、所持している武器でどうにかしてしまう。そしてその後、自警団に捕まり事情聴取、その後処罰されるか解放されるかのどちらかである。
ああそうだ、何故生徒は武器を所持しているかだが、といっても生徒によってその武器の性質やスペックは違う。簡単に説明すると、この燗奈伊学園の方針で、最低でも護身用武器を絶対に所持しろという、物騒な方針がある。
何故かって?それは燗奈伊学園の傘下にある学園の生徒は、常に危険にさらされるから、危険を察知しあらゆる状況に耐えろを教育方針として、さらに戦闘科の生徒は特に義務付けてある。
まあそんな考えを続けながら作業していたら。
職員室にこいとメールが来た。
( めんどくさ、だがいかなくって後で呼び出しくらうよりかはましか )
と考えつつ作業をやめて、職員室に向かった。