表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

7.専門用語(テクニカルターム)~電脳世界・電脳技術関連~

5.電脳世界関連 


超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)


 幻幽都市で言うところの仮想世界の事を言います。五千万の仮想空間(ヴァーチャル・スペース)と呼ばれる空間ブロックが集合して形成されている世界です。


 幻幽都市の人々からは、現実世界と並ぶ『第二の世界』との認識を持たれています。中には現実世界での生活を捨てて、意識だけを保ったままこの世界で過ごそうとする者もいます。生命保険、金融口座、医療福祉関連の個人情報の多くが管理される世界でもあり、それらは超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)内に存在する電子倉庫(アーカイバ)と呼ばれる、堅牢な仮想ファイルの中で保管されています。





仮想空間(ヴァーチャル・スペース)


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)を構成している仮想情報が詰め込まれた空間ブロックのことを指します。超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)は、この仮想空間(ヴァーチャル・スペース)が五千万ブロックも寄り集まって成り立っています。つまり、一つの世界が、五千万の国や地域で構築されているという事に相当します。





○サーキット・チップ


 量子脳理論をベースに、機械性ナノマシンで造られたチップです。このチップを脳に移植することで、脳を電脳化することが出来ます。電脳化技術が確立されたころはコストがかかり、手術には多額の費用がかかりましたが、2040年代にもなると、二十~三十万程あれば誰でも手術を受けることが出来るくらい、非常に身近な存在になりました。





○ヌメロン・コード


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)、ひいては仮想空間(ヴァーチャル・スペース)を構成している最小単位のコードです。人間で言うところの『遺伝子情報』に当たるヌメロン・コードは、幻幽都市最大のデータ管理機構であるヴェーダ・システムによって緻密に設計されており、基本的に外部の人間が手を加えることは出来ません。ただし、確率は低いですが、何らかの方法でヴェーダ・システムに干渉すれ方法も見つかっています。もちろん、そのような手段でヌメロン・コードに干渉した場合、これは重犯罪となります。





量子構造体(フェノジェクト)


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)に存在する構造物の総称です。ヌメロン・コードに則って設計されています。車やビルといった、現実世界にもあるような物体から、ドラゴン等の神話上にしか存在しない幻獣種なども設計されています。





没入(ダイヴ)


 一般的には、超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)に突入する行為の事を指します。





電脳端末(コネクター)


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)没入(ダイヴ)する際に、絶対に必要となるスマートデバイスです。コネクタ部を脳神経回路への接続口に挿入し、もう片方の端部に収まっている有線を操縦席(コンソール)の差込口に刺すことで、仮想の世界へ旅立つことができます。





操縦席(コンソール)


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)没入(ダイヴ)する際に必要となる機材の一つで、多くの精密電子部品が内臓された背もたれつきの椅子です。見た目は、歯医者で使われるユニットと呼ばれるリクライニング機能のついた椅子に良く似ています。





情報体(アバター)


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)でのみ活動が可能な、電脳ユーザーの仮の肉体です。電脳端末(コネクター)から電脳ユーザーの肉体データを読み取り、量子変換して造られています。電脳ユーザーは超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)においては、この情報体(アバター)を操作して活動します。ただし、量子変換されるのは電脳ユーザーの肉体のみで、現実世界で身に着けている武器等は反映されません。





中継点(セーブポイント)


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)に降り立った際、電脳ユーザーが最初に訪れることになる地点の事を、中継点(セーブポイント)と言います。中継点(セーブポイント)は各施設に置かれている操縦席(コンソール)毎に仮想のアドレスが割り振られており、使用する操縦席(コンソール)毎に中継点(セーブポイント)は異なっています。





電子倉庫(アーカイバ)


 幻幽都市における個人情報管理には、数多くの方法が存在します。その中でも近年特に普及しているのが、電子倉庫(アーカイバ)を使った個人情報管理です。生命保険や銀行等で多く利用されており、財産を電子データ化して仮想世界で管理するために、電子倉庫(アーカイバ)は造られました。





仮想地図(マップ)


 超現実仮想空間(ネオ・ヴァーチャルスペース)仮想空間(ヴァーチャル・スペース)の地図です。没入(ダイヴ)した際に、自動的に情報体(アバター)に付与されてきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ