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~肆枚目~

1991年7月7日にF.Bで自分の拾われた過去に飛んだはずの大地だが誰かが大地に過去を見せたくない人物が大地の時空を歪め1991年5月5日の自分が拾われる2か月前の過去に飛んできてしまった。だが、シェル曰く敵の介入ともう一つ大地自身がこの時代に何か忘れ物をしているらしいが大地本人はそんなものがあったこと存在していたことすら覚えておらず・・・・・・・・・。

こんな状況で無事7月7日まで平穏に過ごせるのだろうかそれに大地の邪魔をした過去を見せたくない敵って一体何者?




大地はシェルに預けていたF.Bノートを手のひらに乗せ見つめながら考えていた。






「(俺は・・・・・・・・大変なもんを拾ったんじゃないか・・・・・・・・?)タイムマシン……やっぱりこれのせいで世界は変わるのか………」





するとシェルがボソッとつぶやいた………。





「だが、これがなかったら今頃地球はもう破滅している。」












シェルの言葉に耳を疑った・・・・・・。














「えっ?」













「だから今頃地球は破滅してますよぉ~」








笑顔を浮かべながらその話をするシエルが怖く見えてきたが、そのシェルに恐る恐るながらも聞いてみた。







「なんでそんなの分かるんだよ。」









「何故って?それは一度破滅した姿を見たからですよ。未来で未来のあなたと一緒に・・・・・・・。」




すると、大地はシェルに未来の自分の出来事を話してもらった。






「未来の大地はこのF.Bノートを作りそして僕を生み出した僕にとっては記憶に深い創造主だよ。だが、最後は勇ましく死んでいきましたよ・・・・・・・・・。」








そんな言葉を聞き大地は最初は悲しかったがいつのまにか悲しさは消え感じたことのないもやもやが生まれた。







「俺はなんで死ななきゃならななかったんだ?」







「キミは原因を一人で抱え込んだんだよ。地球が破滅するなど真っ向から信じる人間は文明が進化しすぎてまともに信じる人はいなかったんだだから未来のお前が一人で原因を抱え込み宇宙に身を投げ銀河系のどこかで原因と共に爆発したと思われるかブラックホールに飲まれたかどちらかだろうただ生命反応が消えたとしか言いようがない。」







シェルのいろんな機能に大地は少し驚いたが、大地は本筋に戻ることにした。






「そうだ。今は敵がいることと俺の忘れ物が何かを考えないと七夕には行けないし、もしもあっちから攻めてくる……なんてこともあるかもしれないから俺はまず忘れ物を今の時代で探さないといけないのか………。」







「ですね・・・・・。」










すると大地の脳裏に一つの思い出がよみがえった。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



―――――――――――――――――――――――――――――――――












「き・・・・・・・・・・れい・・・・・」






あれ?これって小さい時の記憶?と現実と回想の狭間の大地が不思議に思いながら第三者目線で見ていた。







「これ?これはね代々私の家に伝わるネックなの・・・・・・・」




大地の頭の中に蘇ってきた幼い記憶の中に登場した女の人母だけれども顔が思い出せない。

大地は母と小さいころに死別しているので記憶の隅に追いやられているのだろう・・・・・・・

そして忘れ物の手がかりとなる「ネック」というキーワードが出てきた。すると、回想は止まらずまだ続いていた・・・・・・・・・。




「うたぎたん」







「そう・・・・・銀色だけどうさぎたんよ。」







優しい女の人の声は大地の頭の中で響き反響した。







(ボォー!!!)





「うたぎだ~ん!!!!!!!!」




「だめ!!!諦めて!形見ののネックよりあなたの命の方が大切だから・・・・・・・・。」





大地の頭の中で反響し響いた突然脳裏によみがえった幼き日の思い出には大地の忘れ物の手がかりが会ったのかそれを思い出したと同時に大地は回想と現実の狭間から目をさました。















――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――











意識が遠のいていた大地にシェルが声かけた時大地は意識を吹き返し呟いた。





「・・・・・・・・・・・・うさぎのネック。」





「なんですかそれは?」




「母からもらった唯一の宝物を火事で失くしたんだ俺が大事にしていたアヒルの人形ごとネックが消えてからそれっきり・・・・・・・・・・・・。」







シェルは大地を見ながら肩を叩き、




「そうですね。その火事が起きる前ですからネックはこの時代にはありますけれどそうすると自然的に母親が分かってしまいますよ?」






「しょうがない。そうしないと目的の場所にすら行かしてくれないし・・・。」






とあきらめたような声で大地は呟くとそれに応答するようにシェルが大地に答えた。






「まぁ~探してみないとね。」






「そうだな。」






と言い大地とシェルはまず最初に大地の忘れ物を探すことにした。



























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