【1話 始まりの強者】
「あははははは!多次元の旅とはまた素晴らしき
かな!」
「何がおかしい」
「当たり前だろう?我は今,星の時空を飛び立ち,
5次元の世界に飛び立ったのだから!」
「ほう?」
「5次元のパワーを供給された存在がどう成るのか,見せてやろう!」
1次元の世界は0次元の点が無限に集まった線,
2次元の世界は1次元の線が無限に集まった面,
3次元の世界は2次元の面が無限に集まった立体,4次元の世界は3次元が無限に集まったもので3次元と時間が合わさった概念,5次元の世界とは4次元が無限に集まった無限パラレルだが,
異なるベクトルを無限に追加可能な拡張の許容を内包しているため量子力学的無限次元を
内包しているのが5次元世界である。
「上の次元構造が下の次元構造を含む多次元構造,複雑に絡むその様な世界で力を得たか,貴様
もただの凡ではないらしい」
「あは!」
奴の速さは光速を遥かに超えて時空を歪める。
「にぃ!(取ったぞ背後!)」
だがしかし。
シュン。
「んな⁉︎」
首を傾けて後頭部のパンチを回避する。
「なんだそりゃ?」
「なら筋力だ!」
常人の100億倍のパンチ力でぶん殴りに行く。
「おらおらおらおらおら!パワーとは筋力と速度!
貴様がこれを喰らえば死ぬぜ!」
無数の打撃と蹴りを組み合わせて繰り広げるが,
一切合切喰らわない。
「チッ小賢しい子虫め!」
目からレーザーを出す。
「ふむ」
「ガァァァ!」
口からアイスブレスを吹く。
「まるでかき氷機だな」
「んな⁉︎イキルなぁ!ぶーーー!!!」
酸性の唾を吐く。
「汚な」
「ムキィィィ!」
「ならば更に上位次元から力を借りるまでよ!
人類の集合意識の堕落と文明崩壊を繰り返した末の確定された星の次元上昇!」
12次元の世界,超弦理論の宇宙,その領域は創造そのものを支配する12次元の造物起源存在が
居ると言う,常識的知性の限界領域なのだ,他には弦と異なる次元の作用が元素を形成するなどがある。
「くははははは!我は不滅なり!死ね終末のカウントダウンだぜぇ!アポカリプティック!」
すると上空から光が形成する翼を生やした人形のナニカが7体,舞い降りた。
「ふん,第一合唱」
ラッパが一度鳴ると天変地異が生まれる。
「ふむ?」
だがしかし。
「死ねや」
「ん?」
どれもこれも塵芥,無意味に等しい,第5合唱まですぎる。
「雷?地震?火炎?津波?暴風?どれもこれもつまらないな」
「ちぃぃぃ!まぁいいまだだ!あと第6と第7が
ある」
するとあたり一体が闇,混沌の渦に飲まれ始める。
「ふむ」
「にぃ」
すると第七最終合唱まで開始し始めた。
「喰らえ」
光の無数の槍が形成され始めて渦巻く混沌を
突き刺す,,,すると。
「必中即死の光槍と完全に存在を否定する
混沌渦柱だぜ!」
「ふむ」
「⁉︎無敵かテメェ⁉︎」
中から渦をかち割って騎士が這い出てくる。
「何ぃ⁉︎」
すると反撃とばかりに攻撃を開始し始めた。
「ぬ⁉︎(予備動作からの切り返しがあまりにも速すg)」
バコバコバコバゴーン!埋め尽くす様な連撃を
決め込む。
「ガハ⁉︎(不味い,死ぬ!どれもこれも一撃必殺級,同格かそれ以下のパワーを無効化する次元と同一化して得た力が,,,ってえー⁉︎)」
「次元の壁にヒビが⁉︎どんだけ高出力ならこう
なんだ!」
すると騎士は長い手を空へ伸ばす。
「これで終わりだ」
意志を呪として込めた刃を地面に突き立てる。
「何をしt」
バッゴォォォン!超銀河団含めた銀河系全体が
数千億個自壊するほどの膨大なエネルギーが
生成され,絶対的な力の差を見せつけて瞬殺するのだった。
瀕死のやつは名を尋ねた。
「はぁっはぁっ,,,かの騎士の名はなんだ?」
「騎士セイバーだ」
「セイバー,,,はは,良い名前,じゃ,ない,,,か」
しゅうーん,塵になり消え去る。
「,,,我は生まれて初めて出会った戦闘者よ,我は
貴様の存在を肯定するぞ」
こうして彼は,伝説上また現実に出没する
闇の泉を生成する存在に至るのだった。
そんな彼は今,,,。
「歴史,人生,あらゆる時間軸,時系列の過去,過程,結果,事象,因果律の中で,森羅万象の全ての存在,
日存在が我を本気を出して満足して消え去った,
それらは世界に統一された原理を保持していたのだ」
「ほう」
「故にお主,理の外側から来訪した貴様に我全力を向けさせてくれ,我を永遠の孤独から解放
してくれ」
「良かろう,掛かって来なさい」
前よりも更に強くなっていた。
「喰らえ」
「ふん」
全能の力,だがそれも無意味。
「すまぬな孤独な者よ,貴様を屠ろう」
「天地が乖離したあの日が如し一撃喰らえ森羅万象の開闢の剣を」
存在と非存在を無関係に全生命,存在を即座に死をもたらす。
「ぐは!感謝する,,,ぞ」
こうして永遠の孤独を叩き潰すのだった。