自然の抱擁は無い
自然という世界に
夢や希望は存在しない
なるようになる他なく
誰の意志も介入しない
好意も受け取れない代わりに
悪意は拒否できる場所
そこに人が足を踏み入れたとしたら
自然は暖かく受け入れる
どれだけ善行を重ねようとも
どれだけ血で汚れていようとも
自然の中で生まれた人は
それもまた自然である
自然の法則を優先されるだけ
持ち込まれた負の感情は浄化され
善意も余計と静かに眠る
横になれば自然と共にあり
愛すべきと言わずとも
地に伏せれば世界は変わる