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悪夢

作者: レグ巻き

最近、毎日悪夢を見る。


俺の周りの人間が死んでいくのだ。


殺される人は、毎回変わる。


その日も俺は悪夢を見た。

俺には初恋の人がいる。

家が近く、幼い頃から仲が良かったので、毎日2人で登校している。

そのうち、恋愛感情が芽生えたというわけだ。

夢の中で俺は寝坊して、あろうことかその日の朝に彼女は通り魔に刺されて死んだ。



布団から起き上がり時計を見ると、待ち合わせの5分前。

悪い予感がして急いで支度をし、家を出る。

玄関の前で彼女は待っていた。

いつものように話をしながら歩く。

そして、学校の近くの商店街に入った時、事件は起こった。

剃られていない髭にボサボサの髪、狂気に満ちた目。

明らかに異様な男が、ナイフと共に幼馴染に突進する。

俺は男に全力の蹴りを放ち、ナイフを取り上げて投げ捨てる。

事件を解決した俺は、いつものように幼馴染と共に学校へ行き、いつものように1日を過ごし、家に帰って眠りについた。


――――――


目を覚ますと、いつもの天井にいつもの布団。


「また、夢だったのか」


最近、嫌な夢を見るのだ。

己を嘲笑するような夢だ。

重い感情を払うように布団から飛び起き、

朝の支度をして家を出る。

昨日の事件のせいかいつもより重い空気の商店街を1人で歩き、学校へと足を動かす。

こうしてまた、悪夢のような1日が始まるのだ。

ろくに小説書いたこともない人間がこういうタイプを書いたのが間違いだったのかもしれません。


(以下、物語の設定です)





主人公が言う「悪夢」は、現実で起きた事。

「嫌な夢」は、夢のことです。

毎日のように周りの人が死に、後悔から主人公はその人達を救ける夢を見ます。

でも所詮は夢。彼にとっては強烈な皮肉でしょう。


今回の「悪夢」で死んでしまったのは彼の幼馴染にして初恋の相手。

主人公はその日寝坊してしまい、先に行った彼女は通り魔に刺されて死んでしまいます。

夢に出てきた状況は彼がニュースで見た内容でしょう。

憎しみと後悔から何度も何度もその場面を頭の中で反芻させたんでしょうね、夢の中では事件シーンだけ細かく描写されています。

また、最後のシーンで主人公は独りで歩いているのですが、確か幼馴染とは毎日一緒に通っているはずでしたよね?



というわけで、初の短編でした。

面白いと思っていただけたら幸いです。

てか後書きと本文の長さ同じくらいってどういう事やねん

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