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第一話:談笑?

第一話はプロローグみたいなものです。何故プロローグにして出さないかと言いますと、本編がないから(おい)多分嘘です。頑張る筈です!

――西暦20××年○月○日。


建物に設置されたテレビも今では見慣れたようなものだ。

ポーン…

「現在時刻、八時、をお知らせ致します」


――同年同月日同時刻、東京、どこかの一室にて


「一体全体、どうなっていると言うのだ!」


 部屋から怒号とも取れる叫びが聞こえる。

広いはずが人数や密度の影響で狭く感じる。

叫びともつかない声を出した張本人の目の前には萎縮しながらも言い訳を必死に考える人間がちらりほらり。


そんな中、場違いとも言えるようにドアをノックする音が聞こえる。

皆がドアに注目し、直ぐ様入室の許可が為される。


「失礼」


 その声と共に一人の男性が入ってくる。

初老と中年の中間位の歳だろうか。


「やあ、元気ですか。森本首相。おやおや、皆さん、お揃いで」


 森本首相と呼ばれたさっきの大声を出した張本人は一息つくような顔をして挨拶をかける。


「橋山君、久しぶりじゃないかね」


 二、三言話した後、森本首相は話を打ち切ろうと考えて、釣りに行く約束を持ちかけようとしたが橋山に言葉を遮られた。

「今回の件は相当な山場になりそうですね」

途端に森本の顔も険しくなる。

「ああ、場合によっては解散云々も関わってくるかもしれん」


 森本現首相も橋山党員も同じく自眠党阪口派である。本当は今月中に解散する予定だったが眠出党の出方によってはシナリオを変えていかなくては…


「それよりも、今起きていることを乗り越えましょうよ。政略はそれからです」

「おお、そうでしたな。まずは何が起きたのか状況把握を頼みます」


 橋山は頷いた。情報はマスコミからその内流れてくるだろうが一刻も早く情報を得それを上へ知らせて、党の方針を審議せねばならない。


 実際、森本首相は気のない風に資料を渡したのだが読むことで一杯な橋山は気づかない。




「………おい」

ゆっくりと顔を上げる森本。

 二人は顔を見合わせると目で会話をする。超能力などというものではない、お互いの環境、立場とそれゆえの間柄、から出来るといったところが大きい。


「このような事が仮に事実だとして上は動くと思うか?」

「まあ、早くて事実が確認されてから一週間前後だろうな」

「一週間か…上の処理はこの資料と私たちの処分、どちらが早いだろうか」

「手慣れている方に決まっているだろう」


二人は別れの挨拶もそこそこにその場を後にした。



――某県、とある住宅にて


号外!号外だよっ!!

そんな声があちこちに響き渡る。

「下さい」

そう言って手渡された紙にはでかでかと

「宇宙人、ついに日本上陸!?」

と書かれていた。


やべっ、この後の展開考えてな…いや、何でもないです。またお目に入りましたら、読んでいただけると嬉しいです!(2009年5月10日投稿)

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