32話:ポルト観光へ
最後の訪れたのが、「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」。テージョ川からリスボンのシンボル、サン・ジョルジェ城までを一気に見渡すことができる展望台。夕日が落ちる時間帯に登ると、オレンジ色に染まるリスボンの街を眺めることができ、その美しさに感動した。見学後。カフェもあるので、ゆっくりと美味しいお茶を味わい、身体を温めて、ホテルに帰り、床についた。
旅行の4日目、4月29日は、リスボンから特急列車で、ポルトガル第2の都市ポルトへ向かった。朝8時にホテルを出た。あらかじめ、電車の早割チケットを6人分、智惠さんが購入していて、ホテルから大型バンのタクシーを呼んで、リスボン サンタ・アポローニャ駅へ20分で到着。
智惠さんが英語で、ポルト行きの特急に乗りたいが、何番線に行けば良いか聞いて、移動して、素早く、特急列車を見つけて、乗り込んだ。ポルトガル国鉄の特急列車の車内は、色使いはカラフルで良かったが、昔のJRの特急と言った所で対座式の4人掛けの座席だった。
興味があるので、ビュフェを除くと、これも、昔のJRの細長いカウンターで、注文をして、窓側で景色を見ながら、食事を楽しむか、カウンターで、おしゃべりしながら食べるかのどちらかだった。あらかじめ買い込んできた、お菓子と軽食を食べて、約3時間で、ポルト、カンパニャン駅に到着した。
ポルトに2泊する予定のホテルに、直行して、荷物を預けて、昼食を取りに、大型バンのタクシーを読んでもらい、ドウロ川沿いの素敵なレストランを聞いて、送ってもらった。そこで、ゆっくりと昼食を取った。この地区は、リベイラ地区で、ドウロ川の岸辺に広がるカフェやレストラン街。オープンスペースにもレストランが出していて、観光客で多かった。
露天のお土産物屋さんも多く出され、手刺繍をした小物、アクセサリーなどが売られてた。古くは外洋航路の波止場だったところでドウロ川の遊覧船も見られ、賑やかで活気のあるスポット。その後、智惠さんが調べた、市内歴史地区にある、サン・フランシスコ教会へ向かった。
重要なゴシック様式の教会で1233年にサンチョ2世により建てられ、17から18世紀に改修が施された。質素な外観に比べ、内装は当時植民地だったブラジルから運んできた200kgもの金で彫刻を覆い尽くしていて贅沢。これはターリャ・ドゥラーダと呼ばれる、バロック様式の金泥細工による内部装飾。長い身廊は、ゴシック建築末期の傑作といわれている。
彫刻では日本の長崎やモロッコにおける殉教の場面などが目を引きます。左側二番目の礼拝堂にあるキリストの家系図「ジェッセの樹」はバロック装飾の極地といわれ圧倒された。ここは、全員が、感動したと言うほど、素晴らしい教会だった。次は、クレリゴス塔でバロック様式の教会。
鐘塔は『クレリゴスの塔』と呼ばれていて、ポルト市内各所から眺められる、市の象徴となってる。76mのクレリゴスの塔に上れば、ポルトの旧市街の街並みが一望でき、お天気ならポルトのかわいい赤い瓦屋根が連なる向こうにドウロ川やヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアまでも眺望できる。当日も遠くまで見渡せた。途中でタクシーの運転手がドン・ルイス橋を見ろと言った。
見晴らしの良い場所で、駐車して橋を渡る電車と道路側の対岸の赤い屋根の家々をみて、何枚もの写真を撮った。そして、夕方、ホテルに帰りファド・レストランを紹介してもらい予約してもらった。夜9時くらいに行った方が良いと言われ、あらかじめ、軽く食事して、飲んで、つまみを食べながらショーを見ると良いと教えられた。
オシャレして、タクシーで、紹介されたファドレストランに入ると、気さくなウエイトレスが席に案内してくれた。日本人かと英語で聞くので智惠さんが得意の英語でホテルのコンシェルジュに奨められてきたのよと言うと、とびっきりの笑顔でありがとう、と言い、この店の夜の経験は、日本に帰っても、あなたの脳裏から離れないでしょうと、キザな台詞を言った。
しかし、それは、本当だった。ファドの間に、完全な静けさを確保するために提供される料理の提供も工夫してあった。非常に良いミュージシャンと歌手は、ウェイトレスの1人でさえ、サービス精神にあふれて、笑顔がキュートで、楽しい驚きだった。




