31話:仲間とポルトガル・スペイン旅行2
ワインを飲んでいると21時過ぎからギター演奏が始まり、やがてファドの女性歌手が出て哀愁を帯びたファドが聞こえてきた。すると智惠さんが、このリズムどっかで聞いたと言った。あ、そーだ、異邦人だと言った。その後、みんな静かにファドを聞きってステージが終わると、なんか、ちあきなおみの感じに似てないと内藤の奥さんが言うと、智惠さんが、鋭い事を言いますねと笑った。
事前に調べたんだけれど日本人歌手で、ファド歌手として認められたのが唯一、ちあきなおみだけで、彼女は、一時期ファドにのめり込んで何曲ものファドを日本に訳して唄ったのよと言った。あのファンドの女王といわれたアマリア・ロドリゲスの「難船」を日本語で唄った「霧笛」という曲が代表曲よと教えた。斎藤が、日本の演歌、民謡の様な何となく郷愁を誘う良い曲だと、つぶやいた。
その話に、斎藤君、するどいわね、ポルトガル語でサウダージ、または、サウダーデと言う言葉がある。その意味は、温かい家庭や両親に守られ無邪気に楽しい日々を過ごせた過去の自分への郷愁や大人に成長した事でもう得られない懐かしい感情を意味する言葉と言われる。それ以外にも追い求めても叶わぬもの、いわゆる『憧れ』といったニュアンスも含んでいる。
そのため簡単に説明することはできない。ポルトガルの民俗歌謡のファドに歌われる感情表現の主要なものといわれてる。小さい頃、憧れたもの、気持ちへの郷愁って所かなと笑いながら言った。その後、深夜1時に、ホテルに帰ってきて、床についた。ファドをじっくり聞いていた斎藤が、日本の演歌、民謡のような、何となく郷愁を誘う、良い曲だねと頷いた。
その後、深夜1時に、ホテルに帰ってきて床についた。翌日、2010年4月28日、旅行3日目、リスボンの観光巡りを始めた。最初に行ったのが、サン・ロケ教会。ここは、1584年に日本から派遣された天正遣欧使節団が、1ヶ月滞在したといわれるイエズス会の教会。教会の奥にある「サン・ジョアン・バプティスタ礼拝堂」は、めのう、瑠璃、モザイクなどで繊細に装飾されてる。
その美しさは、イタリア・バロック芸術の傑作としても世界でも広く知られてる。「サント・アントニオ教会」縁結びの教会として広く知られている。多くのカップルたちが訪れる人気スポット。12世紀末に実在したリスボンの守護聖人、サント・アントニオが生まれた神聖な場所に建っており、教会前には彼の像が置かれている。
毎年6/12、13には聖人祭が行われ盛大なパレードが催される。この聖人祭の日には、思いを寄せる相手に気持ちを伝えるという風習がある。「サン・ジョルジェ城」古代ローマ時代に建てられた、この城は、リスボン東部の丘に建ってる。現在、城内は公園として開放されており、なかの様子を自由に見て回れる。サン・ジョルジェ城から見下ろすリスボンの街は格別な美しさを誇ると有名。
マヌエル1世が、ヴァスコ・ダ・ガマの海外遠征によって得た財産を費やして建設したジョロニモス修道院。その豪華で贅沢な外観から16世紀のポルトガルがいかに栄華を誇っていたかを感じられる。16世紀初めに建設が開始され完成したのは19世紀。その他「ベレンの塔」青い空に映える白いベレンの塔は、繊細で美しい彫刻が彫り込まれている。
ベレン港を見張る監視砦として建てられたベレンの塔には、砲台が備え付けられているなど大航海時代の面影を感じることができる。ヴァスコ・ダ・ガマやほかにも多くの航海士たちが、ベレンの塔に見送られて旅立ったと言われてる。夜になると塔全体がライトアップされ、とてもロマンチックな風景をがみられる。
「発見のモニュメント」960年、エンリケ航海王子の没後500年を記念して建てられたモニュメントです。ヴァスコ・ダ・ガマが旅立った場所として知られるテージョ川岬に建てられた。高さ52mを誇る巨大さで、ヴァスコ・ダ・ガマや32人の航海に関わった偉人たちの姿が彫られている。




