表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/43

16話:北海道へ夏旅1

 大阪出張に出かけて6日後、仕事が終了し来週2日で試験稼働して最終確認をしますと連絡が入った。そして最終確認で問題なくシステムが稼働することが確認されたと連絡あった。しかし準大手のRSN銀行の営業部長から費用の件で詳細を聞きたいと言われたと連絡が入り山下第一営業部長が出向く事になった。


 そして、3人のスペシャリストの課長が名古屋に移動した。名古屋では4日で最終確認がとれて順調だとわかった。その後、福岡に移動して4日で最終確認がとれ、札幌でもに4日で最終確認がとれ、約3週間で大きなプロジェクトが完了した。ソフトウェアとシステムというのは、一度、作成してしまえば、他社に奪われることがないので安心だった。


 もしシステムを変えるには大きなリスクと費用と時間がかかるので保守的な銀行がするはずもなく、海藤智惠の会社にとってはドル箱であり給料も高い理由だった。やがて梅雨に入り開けると夏空になり8月となった。そして、海藤夫妻は、今年の夏休みを8月19日から25日までとって北海道旅行を計画した。


 8月19日、朝7時に羽田空港にセリカGTで乗ってきて、駐車場に入れた。その後、羽田から函館空港へ飛んだ。13時に近くに到着して、空港で昼食をとり、タクシーで五稜郭へ行き散策して五稜郭タワーからの景色を楽しんだ、その後、函館駅近くのホテルに入り、有名なケーキ屋さんに入り、珈琲、紅茶と共に食べたが、うわさ通りに美味しかった。


その後、一休みにして、倉庫街まで足を伸ばし、散歩して、札幌朝市で有名な函館ラーメンの店で夕食をとった。そして、ホテルに戻り床についた。2日目、ホテルで朝食後、函館山に登ろうと考えて、有名な教会も見学することにした。10時にタクシーでカトリック函館元町教会前で下ろしてもらい、写真を撮り、向かい側にある函館ハリストス正教会の周りで全景の写真を撮り、中に入った。


 ここは日本初のロシア正教会聖堂だと書いてあった。正式名称は「主の復活聖堂」と言う名で、ギリシャ語でキリストを意味するハリストスの復活を記念する聖堂です。1907年、明治40年に函館大火で聖堂が消失。現在の聖堂は1916年、大将6年に再建されたと書いてあった。キリストの多くの肖像画が数多くあった。揺れるロウソクのあかりは、幻想的で素敵だった。


 これは、信者の方々が灯したものだった。さらに、空間を演出する黄金色のシャンデリアがゴージャスだった。その向かいに函館聖ヨハネ教会があり、ここは、北海道内、最初の英国プロテスタント聖公会。聖公会の礼拝堂では珍しく、ドーム型の天井を有し、近代的な建築。日曜礼拝のほか、コンサートも多数行われる様だ。その後、ロープウェイで函館山に登ったが、ロープウェイから函館の町が一望でき、楽しい一時だった。


 函館山に登り、散策しながら函館の全方位の景色を見て回った。そして早めの昼食をとった。次にタクシーに乗り立待岬へ向かった。立待岬から本州・青森の陸地が見え、感動的だった。内地から来た北海道開拓者が郷愁の想いで眺めていた気持ちがわかるような気がした。それにしても海の景色は、人の気持ちを落ち着かせてくれる。そこで、じっくり15分くらい景色を眺めて待たせておいたタクシーにのり、近くに面白いところはありますかと聞いた。


 運転手さんが谷地頭温泉という天然温泉がありますと言うので連れて行ってもらった。帰りは、市電の谷地頭まで近いと教えられた。早速温泉に入ると、浴場内は天井がとても高く、昼間は外からの日差しがよく入り、明るく開放的。露天風呂は、函館の温泉らしく特別史跡五稜郭跡をかたどった星形の浴槽だった。温泉は源泉掛け流し、鉄分を含んだ茶褐色のお湯であった。


 どっぷり温泉につかると胸から下は見えなくなってしまう位。お湯をすくって白いタオルを浸すと茶色く染まり驚いた。休憩所で牛乳やアイスクリームを食べてゆっくりした。その後、市電で函館までもどり、ホテルに入り、軽く夕飯をとって床についた。3日目はホテルの朝7時にチェックアウトして函館から特急で苫小牧へ行きタクシーでウトナイ湖へ行き散策。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ