13話:久しぶりの旧友との忘年会
一方、日本株投資の方は、1982年2月、260円で7万株を1820万円で買ったものが、1989年10月に1450円で全株売れて残金が8500万円になり、もう少しで1億円となった。年末は、久しぶりに投資の利益が増えたので1989年12月26日、東京駅から下田行きの特急列車・踊り子号で出かけて、下田東急ホテルという、海に景色の素晴らしいホテルに泊まった。
そこで忘年会をして今年の日本株投資の成功を喜んで内藤哲人に、お礼を言った。話をしているうち海藤智惠さんが、出世し偉くなったという話題になった。海藤努が、俺よりも高給を取ってるよと漏らした。するとトヨタ自動車のセールス課長の斎藤渉が、智惠さんに車好きだったよねと聞いた。
「そんなに儲かってるなら、トヨタの車を買ってよと言った。」
「お酒も入り智惠さんが、どんな車が良いのと聞くとセリカGTなんか最高と伝えた。」
「性能的は、スカイラインGTにも負けないので、絶対おすすめだと断言した。」
新品の価格で全部でて400万円以上するが、智惠さんのためなら程度の良い中古車をトヨタの全国の営業所を調べてみる答えた。そして試乗車の程度の良い車を、出来るだけ安い価格で提供すると言った。この話を聞いて智惠さんが5人乗れる乗用車で4ドアが良いと告げ了解と言った。それでは試乗車の空いてる日を調べトヨタの目黒営業所で、試乗が出来るように手配すると斎藤が告げた。
それを聞き大喜びした。それを聞いていた内藤が海藤の家は何と言っても2人とも高給取りだから買えるよなと,うらやましがっていた。次に海藤努に保険で安くて良いのを紹介してと内藤と斎藤が言った。すると君たちの都合の良い時を知らせてくれれば、資料を持って仕事場を訪問してやると言った。そこで、子ども保険、生命保険などが欲しいなと言うと了解しましたと言った。
ところで君たち友人だから教えるけど一時払い養老保険と言うのが、今一番、儲かるって知ってると聞いた。7%で6年満期の一時払い養老保険に入り5年を過ぎたら、解約し、また同じ保険に入り直すと金額にもよるけれど無税で再投資できると話すと奥さん達が、もっと詳しく教えてと言った。1人、毎年、160万円で5年で35%、5年後に160万円が216万円になり56万円の利益。
それが家族4人なら224万円の利益だと話した。からくりは、5年超の譲渡益課税されても1人当たりの税控除の範囲におさまり、実質・無税になると教えた。この話を聞いて奥さん達の目の色が変わった。詳しい資料を郵送してと言うので、わかった送るよと言った。しかし、この話、他の人にしないでねと注意した。
しかし海藤努の腹の中では、言わないでと言うと女性は、必ず言う、つまり宣伝してくれるのだ。それを知っていて裏をかいたのだ。子供の分も口座作れるのでしょと聞くと同じ戸籍に同居してる人なら構わないと言った。但し、利益は、その名義人のものになると教えた。この話を聞いて、もっと早く言ってよと海藤努は、肩を叩かれた。そして、その晩の忘年会は異様な盛り上がりで終了した。
翌朝、8時過ぎに起きて朝風呂に入って目の前の海の景色を眺めながら朝食をとって9時にチェックアウト。下田の駅から特急・踊り子号で東京駅に12時過ぎについて昼食をとって解散した。そして1990年が空けた。今年も,初詣でをして家内安全、交通安全、健康と福に恵まれますようにと祈願してきた。
一時払い養老保険の資料を送ると内藤家と斎藤家から契約したいので自宅を訪問してと連絡が入り150万円の保険を4口ずつ合計8口、合計金額1200万円の大口の契約がとれた。その他、生命保険が4件と子ども保険が4件も契約してくれて海藤の業績に大きく貢献してくれた。
そして1月6日に、電話で1月15日の祭日、午前10時にトヨタ目黒営業所に来てと斎藤渉に言われ了解した。1月15日、海藤のマンションから徒歩で8分のところにあるトヨタ自動車・目黒営業所へ行くと、斎藤渉が待っていて試乗車を見せてくれた。