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我思う故に我なり 僕らの、私たちの夢の国

物語とは夢を綴ったものだと言う人がいます。ファンタジーなんか現実逃避だと言う人もいます。アニメなんかくだらないと言う人もいます。


確かにその人にはそうなんでしょう。でも僕らは、私たちは、読みたいんです。人生の儚さや葛藤や挫折を読むにはまだ早いと思うのです。だって経験が浅いのですから。


物語は僕らを別の世界に連れて行ってくれます。そこには僕らが望む世界と、なりたい生き方が書かれています。現実世界では実現できないことが物語の中なら体験できます。


確かに僕たちは我侭です。勉強もせずに自分が望む世界で気ままな体験を夢想します。そして現実で躓いたら人のせいだと口にする事もあります。やることもやらずに結果が出せると思っているのかと叱られます。そして僕らは益々物語に逃避します。だってそこには安らぎがあるから。ここなら誰にも迷惑を掛けずに僕らの夢を叶えられるから。


そんな僕らの欲望を汚いと言う人もいるでしょう。でも・・、でも僕らは一番になりたいんだ!脇役ではない主役になりたいんです!


僕の人生では僕が主人公だと言う人がいます。でも、それじゃ駄目なんだ!僕が主人公だとしたら誰かが脇役を演じることになる!みんながそれぞれ主役を主張したら必ず争いになってしまう。


だからと言って脇役に甘んじる人生なんて面白いのですか?僕はその役に甘んじなくてはならないのですか?何のために?僕は社会と言う機械の歯車でしかないのですか?


勿論それが全体を安定させる事だというのなら僕は歯車にもなりましょう!それこそ僕らが憧れる勇者の生き方かもしれないから!己が身を盾にして守りたい者を守る勇者の思いがそこにあるというのならっ!


でも、そんな社会の歯車になったひと時でさえ、僕が主人公になって望む生き方を夢想することは罪なのでしょうか?


物語の中の僕は正しい人の為に戦います。そう、そこには必ず悪が存在します。大抵は僕らに取っての悪であり、僕らはみんなの側に立っています。絶対的な悪ではなく、僕らから見た場合の悪。


そんな悪はまやかしだと言う人がいます。判っています。僕らは常に自国の利益を優先する現実の強国の側に自分たちを立たせます。決して攻撃される側には立ちません。如何に魔王が強大だろうと最後には勝ちます。それが僕らの願いだから。


でも、現実にそれを持ち出すことはありません。現実において僕の声は小さいです。力いっぱい叫んでも隣の人にすら聞こえないかも知れない。人を動かす大変さは知っています。物語のようにはいきません。


でも、進む道を間違えないよう、真っ直ぐ前を向いて歩くつもりです。多分、それは歩きづらい道でしょう。でも大丈夫です。僕には物語がありますから。僕にはお手本があるのです。僕は物語の中の主人公たちのように、例え泣いても歯を喰いしばって進みます。だってそれが勇者の道だと彼らに教えて貰ったから。


作者より

生きる事ってそれだけで物語です。しかも大抵は誰も読んでくれない物語です。自分の我を通そうとするとそれが如何に良い事であろうと衝突が起こります。だから争いを無くす事にばかり目を向けないで、如何に問題を解決するかを考えたいものです。その為のシュミレーションは幾らでも物語の中で出来るのですから。

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