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恋に恋して愛を語ろう 大人の場合

どこで私は道を誤ったのだろう?なぜ私は今ここにいるのだろう?


あの人と会うたびに私は自問する。私もあの人もそれぞれ家庭を持っている。これは許されざる行為だ。何度もこれで終わりにしようと決意し、その思いを伝えるためにあの人に会う。


でもその度に私は流される。あの人の温もりを手放したくなくなる。全てを投げ出してあの人の下に駆け出したくなる。あの人といる時だけは私は女になれる。母ではなく、妻でもなくひとりの女になれるのだ。


私はあの人を困らせたくてわざと無理な事を言う。

「奥さんとはいつ別れてくれるの?」

「私は半年経たないとあなたの子供を産めないのよ?」

「今月はまだ生理がきていないの・・。」


あの人にとって私との逢瀬は遊びだ。言葉では私を愛していると言ってくれるけど本心ではない。それは判っている。だって私だって同じだから・・。


最後の最後には私もあの人も今の家庭を取るはずだ。あの人を愛している気持ちに偽りはないけど、それは私だけの問題だ。愛など所詮泡沫うたかたである。今の生活と天秤に掛ければ容易く空を舞い切り捨てられる。


私は酔っているのだ。危険な刹那的状況に身を置き悲恋のヒロインを演じているだけに過ぎない。


頭では判っている。だけど止められない。止めなければ何れ破局を迎えるのに私の心はそれすら望んでいるのかもしれない。


そう、私は演じているのだ。現実の生活で満たされない心を偽りの愛で埋める為、不幸せなヒロインに身を重ね、その状況に酔いしれている。


でも夢はいつかは覚めるもの。だから今を楽しもう。現実を忘れ自分の思うままに欲望に忠実に生きるのだ。



作者より

大人の恋は崖っぷちです。惚れた腫れたは通用しません。そこには必ず肉欲が存在します。でもそれって本能ですから。種を未来へ運ぶ箱舟ですから。これなくして私たちはここにいませんでしたから。

ただそれが行き過ぎて人に迷惑をかけることがままあるのが困りものです。


まぁ、上に挙げた例は所詮いい訳です。人間って弱いですね。もっともこんな事は滅多にないと思います。ワイドショーなんかで騒ぎ立てるから頻繁にあるように勘違いしているだけです。主婦の3割は浮気の経験がある?そんな訳ないですよ、誰ですかそんなアホな統計を調べたのは!私の考えでは5割を超えてます!


はい、嘘です。ごめんなさい。でも浮気の原因って旦那が切欠のはずです。世の旦那方たち、奥方たちは物語の中のハーレム奴隷じゃないから常に自分に寄り添ってくれるなんて思ったら駄目です。


そう、奥方とは野獣なのです!手綱を誤ると襲い掛かってきますよ。離婚届を手にして・・。


-『恋に恋して愛を語ろう』編 完-

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