プロローグ
初投稿です。文章力皆無ですが読んでいただけると嬉しいです。
2026年3月21日午前2時
突如としてソレは現れた。
―――異形の怪物
暗闇にうっすらと凶悪なカタチが浮かび上がる。体高は3mほど。
一瞬にして日本、いや世界中が地獄と化した。
ヤツらに知能はない。ただ破壊の限りを尽くすのみ。
それでもたった一夜にして世界人口の約3割にものぼる死者、行方不明者を出した。
ある国は核兵器を、ある国は水爆を。それぞれの国が持てる最大限の勢力をヤツらにぶつけた。
しかしその全てが、ヤツらに効果が無かった。
故に、人類はこのまま為す術なく蹂躙される。そう思われた。
《超越者》と呼ばれる存在が現れるまでは。
ヤツらが出現し、しばらくたった頃、人類の中に特別なチカラを持つものが出てきた。ある者は圧倒的な力を。ある者は魔法のような力を。
人類はヤツらに対抗出来る手段を得た。
居住区と呼ばれる場所を作り、団結し、ヤツらから身を守った。自衛隊や各国軍が解体され、新たに超越者のみで防衛軍が組織された。
人類は徐々に反撃を開始していった。
「カハッ」
「何笑ってるんですか気持ち悪い」
「いんや、楽しくなりそうだと思ってな」