表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽善者でも天然ならモテるというのは本当ですか?~天然偽善者は無自覚にモテまくる~  作者: 絶対人生負け組


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/29

12~ 母さんからの伝言・食事は人数が多い方が楽しい ~

2300PV突破しました。ありがとうございます!

これからも頑張りますので読んでくださると嬉しいですm(_ _)m

  ●●●

  佐藤さんにちゃんと謝ることも出来て、お詫びに遊ぶ約束もした俺は「怒ってないで良かったぁー」と安堵のため息をついた。

  よし! お詫びの時に良い事たくさんしてポイント稼ぐぞ!

  それにしても、洋太と何話してたんだろう? クラス対抗リレーの作戦会議かな? それとも、また俺の悪口かっ?!





  クラス対抗リレーは、危なげなく1位を取り幕を閉じた。

  いやー、やっぱりB組強いな! ……まてよ? これだけ運動できる人が集まってるってことは、逆に頭悪い人が多い可能性も……。

  勇心はどうか知らないけど、洋太とか加田野さんとかあたりは頭悪そうだ!

  あ、今度のテスト洋太と勝負したら勝てるかもしれないな……。

  買ったらジュース2本奢って貰おう。いつかの体力テストで負けた屈辱を晴らす!

  俺が胸中で洋太との再戦を考えていると洋太に声をかけられた。

「刀夜、今から昼飯だってよ。一緒に食おうぜ」

「おう、いいぜ! また母さんいるけど大丈夫?」

「全然おーけーだ。な、勇心?」

「あぁ、全然大丈夫だぞ」

  2人はそう言って自分の分の弁当を持ちながら歩き始めた。

  相変わらず2人の弁当デカイな……。よくあんな量食べれるなー。









  体育館に着き、母さんを探していると「こっちこっちー!」と手を振ってるみゆ姉を発見した。

  うわぁ、めっちゃ目立ってるし。恥ずかしいからやめて欲しい……。

  またみゆ姉も一緒か、まぁ食事は人数が多い方が楽しいからいいか!

  俺たち3人はみゆ姉がいる場所に辿り着いた。ここに来るまでに、周りの視線が怖かったけどなんとか辿り着くことができた。

「あれ? 母さんは?」

  母さんの姿が見えないので、みゆ姉に聞く。

「あぁ。それがね、急に仕事が入っていまさっき帰っちゃったのよ」

  そっかー……。仕事なら仕方ないな……。

  騒がしい母さんが居ないことに少し寂しさを感じながらもみゆ姉の隣に座る。

  洋太と勇心はと言うと、もう自分の弁当を食べ始めていた。

  俺もそろそろ食べようと思い、朝から母さんと一緒に作った弁当の蓋を開ける。

  開けた瞬間に、卵焼きや唐揚げなどの香ばしい匂いが漂ってくる。

  俺は「いただきます」と言って弁当を食べ始めた。

  うん! やっぱり美味しい!




  食事を進めていると、突然みゆ姉が「あっ!」と何かを思い出したような声を上げた。

「どうしたの?」

「あー、忘れてた。母さんから刀夜に伝言預かってるの忘れてた」

「お母さんって?」

  みゆ姉のお母さんからってなんだろう? 俺何かした?!

  俺は覚えのない事に少し心配になったが、それもみゆ姉の次の一言でいらぬ心配にだったと後悔した。

「ん? 刀夜の母さんの麻衣さんの事だよ?」

「いや、自分の母さんみたいに言わないでくれる?! 紛らわしいんだけど!!」

  俺のツッコミに、隣で水筒を飲んでいた洋太と勇心が「ブフッ!」と吹き出して笑う。

「うわっ、汚ぇ! それと勿体ない!」

「いやすまん。(たちばな)先輩が、もうほんとに刀夜の家族みたいになってるから思わず……」

  少し間があってから、洋太はまたクククと笑った。

「もういっその事……けっ――んっ〜〜〜?!」

  勇心が何かを言いかけた所で洋太が慌てた様子で口を塞いだ。

  そして、洋太は勇心の耳に口を近ずけて何かを言った。

(おい、それは絶対言うな! こんな周りに人がいっぱいいる所で言ったら、刀夜やお前の立場が色々大変になるぞ。分かるな?)

  勇心は突然のことにビックリしていたが、洋太に耳打ちされると相槌を打って何かに納得した。

  何を言いかけたんだろう? まぁいいか、どうせしょーもない事なんだろうし。

「んで、みゆ姉。伝言ってなに?」

「あ、あぁ。」

  みゆ姉は、ポケットから紙を取り出すとそれを読み始めた。

 


「えーっと?『急にお仕事入って、最後の種目見れなくてごめんねー。寂しい思いしてるかな? してるよね? ね? そんな刀夜に帰ったらハグしてあげるから頑張ってね! 母さんより 』だそうだぞ」


 

「「「…………」」」



  それを聞いた俺も、洋太も勇心も言葉が出てこず無言の時が過ぎる。

  そんな中、みゆ姉は黙々とご飯を食べ進めていた。

  しばらくの沈黙の後、クククと洋太が笑う。

「……愛されてんなぁー?」

  洋太はそう言ってまたクククと笑い始めた。

「凄い愛情表現? だね」

  勇心は、笑いを堪えて言ったのか声が少し震えていた。が、遂に堪えきれなくなったのかアハハハと腹を抱えて笑い出した。


「いや、少し寂しい思いはあったけど! 寂しいって思った俺が馬鹿だった!!!」

「「思ってたのかよ!」」


  俺が思わず本音を口に出すと、洋太と勇心は声を揃えて突っ込んできた。

  てか、帰ったらハグとか……そんな恥ずかしい事されるくらいならまだ膝枕の方がましだわ!

  いや、膝枕も結構恥ずかしい……よね……? うん。恥ずかしい。

  なら、皆の前でコケる方が恥ずかしくない! よな……?

  最近恥ずかしいと思う基準が狂ってきてる様な気がするんだけど、気のせいだよね?!







  それから、俺達は雑談に花を咲かせてお昼休憩が終わるまでたくさん笑った。

  食事は人数が多い方が楽しいと言うのは本当だったみたいだね!

  こんなに楽しい時間を過ごしたのは久しぶりかもしれないな……。

 

 






 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ