えちえちなコーヒー豆栽培を始めたんだが。
う...●んこ!このコーヒー豆はウ●コ味じゃないか!これは売れる!苦心して作ったコーヒー豆の花の香ばしい香りを嗅ぎ、俺は確信した。そういえば、あの麝香猫のうん●から取れるアレがアレして最高級らしいな。
「なにそのキモイ動き」後ろから嫌味ったらしい声がする。
「見てんじゃねーよ」俺はなるたけ厳格な感じで答える。
振り返るとそこに美少女がいた。ポニーテールで背が低く、ランドセルを背負っている。その友達もいた。こっちの髪型はーーーボブってやつか。
「どうしてお花食べてるんですかぁ?」ポニーテールの方が付け加える。お花畑との花を掛けてるのか花面白くもない。少しイラついた俺は、美少女を縛り上げ、コーヒーと交配させた。
彼女の最後の言葉は強く印象に残ったものだ...
「やはりウン●はうまいなぁ」
かくして美少女型ウ●コが出来上がった。
月日は流れ、
地球には美少女しかいなくなった。
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「なんでそうなったの?」子供は問う。
男は答える。座ったまま子供を見上げ、「あのなぁ...お前は理解力がないね。くっせえな。まだわからないのかい?仕方ねぇなサル並み知能の君にもわかるように順番に説明してやろうかこのタコ。脳みそ付いてないの?それとも脳味噌がウン●なの?」
「...」
「わかりやすく説明して?」子供は上目遣いで男を見る。
「わかったからよるな、くさい。」
子供は3メートルほど離れ、男は話し始める。
「うん。そうだな。まず美少女型ウン●が出来上がったとこまでは話したな?」
「そこまでは5回くらい聞いたよ。」
「そうだね、で、その美少女型ウ●コの最大の欠点がだな、サルの雌に感染する病気を撒き散らす事だったのだよ。」
「その病気って?」
「その雌が、美少女型ウンコに変わってしまうという病気だ。さらに、このサルというのは人間も含まれるこの意味がわかるか?小僧よ...。」子供は先程までの好奇心に満ちた目を曇らせ、俯き始めた。
「彼女...この呼称は正しいのか分からないが、彼女らは急速に増殖した。まぁ、そうなった個体は寿命が短いんだがな。そうだな...そのことが露呈したのは、最初の個体が完成してから10ヶ月後くらいか。その頃にはもう、感染症は世界人口3分の1の雌をむしばんでいた。あぁ...あぁ思い出したくもない記憶だ...」
男は嗚咽の音を漏らす。「あの糞共!文字通りの糞だあいつらは!」男の声の調子が上がる。激情に駆られた男は、地面を強く踏みつけ始め、まるで地団駄を踏んでいるようだった。
「俺が悪いんだよ、俺が」ついに男は涙を流し始める。「あんなものを作ったからだ...もちろん、もう本物の女は地球上に1人もいない。なぁ小僧、お前がもし成人男性だとして、ウ●コと交尾したいと思うか?」
「無いだろうね。」子供は俯いたまま。
「そうだよ!」男は叫ぶ。「だからこの地球の男は!"自殺"を選んだ!自己の種の尊厳を守るためにだ!この決断までには1年もかからなかった!」
「でもなぁ!その禁忌...子作りを!やっちまった奴がいるんだよ!」
「それがお前か」子供の声はひどく冷たい。
「...」
「お前なんだな」子供はもう一度、ゆっくり話す。いつのまにか、3メートルあった子供と男の距離はほぼゼロになっている。
「...そうだ」
「...私は妻を愛していた...いくら臭くなろうと、色が黒ずんで行こうとだ。アレを作った原因と一緒にいたのが出会いだった。あのボブは美しかった...奴らの繁殖力はあまりにも強すぎて...一度の行為で、まさかできるとは思わなかった。」
「後悔はしていないさ、そのことに関しては。」
「お前の息子のことは?」
「妻はその後すぐ黒い塊になってしまった。その遺物にーーー興味はなかった。おい待て...息子だと?」
そう言い終わる前に、男の胸には深くナイフが突き刺さっていた。
男は最期に、どう言えばよかったのだろう?
親に認められない息子の怨嗟は、彼の心臓を止めてしまったのだ。
息子は遂に発狂した。今まで抑えてきた感情が頭から全身に駆け巡り、その感情を感じながら
黒い塊が見える。
暗転し、明転する。
夢では無い。と感じる。
夢を見たような気になりながら、
暖かな液体に浸っている。
再び明転する。
もう黒い塊は見えない。