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「なんでやねん」
ニッチの声。
オレは女たちの部屋の壁を思いきり、ドンドンと叩いた。
叩いているうちに更に怒りが湧いてきて、何回も叩いてしまう。
「ニッチもサッチも」のネタが止まった。
シーンとなる。
よし、これでいい。
静かになったら、急に眠くなってきた。
最近、寝ても全く寝た気がしない。
作品の反響の無さと新作のアイディアが浮かんでこないストレスで参ってるのだろうか。
とりあえず寝よう。
昼だけど寝よう。
起きたら「異世界でラッキーハーレムGETたぜ!」をチェックして、新作のアイディアを考えよう。
スマホを見る。
頼む。
お願いします。
ポイントが入ってますように。
感想が来てますように。
ウソだろ…。
またゼロだよ!
感想も来てない。
オレのスマホだけオフラインなんじゃないのか!?
ふざけやがって!
どう考えたって、おかしい!
オレのだけ読まれない!
何故だ!?
行き場のない怒りにオレはのたうち回った。
隣の部屋のドアが開いた。
「ニッチもサッチも」の声がする。
ああ、くそ!
夜もネタ合わせ!?
外は、まだ雨なのか?
「これが私たちの部屋です」
ニッチの声。
「お邪魔します」
おい!
何だよ!
男の声だ!
男まで連れてきたのか!?
もう最悪だ!
小説のストレスも手伝って、オレは簡単に沸点を越えた。
隣の壁をドンドン叩く。
先制攻撃だ!




