表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
騒音  作者: もんじろう
2/5

2

 安アパートの悪いところだ。


 両サイドの生活音や会話が筒抜け。


 オレは大家族の一員なのか?


 これじゃルームシェアだ!


 腹が立つ。


 2週間前までは左右の部屋には誰も住んでなくて、まあまだ快適だった。


 それなのに右隣に関西人の女2人が引っ越してきた。


 こいつらが、とにかくうるさい。


 部屋に居るときは、ひっきりなしに喋る。


 聞きたくもない、あいつらの会話を延々と聞かされるせいで、まだそんなに日が経ってないのにオレは女2人に詳しくなった。


 2人は「ニッチもサッチも」という若手芸人だ。


 東京で一旗あげるために上京してきたらしい。


 おかしいだろ!


 普通、関西芸人は関西でそこそこ売れてから関東進出するだろ!


 何で最初から、そんなに野望がデカいんだよ!


 関東で売れたいならコンビ名をもっとお洒落にしろ!


 ああ、腹が立つ。


「バイト、何時から?」


「3時」


「そか。じゃあ、それまでネタ合わせ出来るな」


「うんうん」


 あー。


 まただ。


 天気が悪い日は、あいつらは「ネタ合わせ」を部屋でする。


 これが、うるさい。


「どーもー、ニッチです」


「サッチです」


「「『ニッチもサッチも』でーす」」


 最後は、2人で同時に言う。


「でーす」じゃない!


 うるさい!


 そして、オレの作品の参考にも全然ならない!


 ハーレムに漫才師なんて居ない!


 おまけにネタも面白くない!


 お笑い好きじゃないオレでも分かる。


 こいつらは絶対に売れない!


 もう限界だ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ