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スマホを見る。
「カイてみよう」を開く。
小説の投稿サイトだ。
オレの作品「異世界でラッキーハーレムGETたぜ!」…3ヶ月前にあげたのに…まだポイントが入ってない。
感想もゼロだ。
こんなこと、あり得るのか?
SNSも使って何回も宣伝してるのに、作品に全く反響がない。
そんなに面白くないのか?
今回のはオレ的にはかなり自信があった。
確かに内容はよくあるパターンだ。
でも、ランキングの上位になってる作品も似たようなコンセプトだぞ!
何が違うんだよ!?
主役の魅力?
いやいや、そんなに差はない。
女の子キャラのかわいさも負けてないだろ!
人数だって、何だったらオレの作品のが多い!
エッチなシーンを増やせばいいのか?
それにしてもゼロ…ゼロってなんだよ!
普通、誰か1人ぐらいは読んでくれるだろ!
あーっ!
めちゃくちゃイライラしてきた!
オレは時計を見た。
もう昼か。
怒りのせいか、ぜんぜん腹が減ってない。
隣の部屋のドアが開く音がした。
「雨、全然やめへんやん」
「ホンマや! 天気予報、ムカつく」
女2人の声。




