氷華舞夏
少し短く成っております。
あの日見た夢に出てきた俺をひーくんと呼ぶ少女はあの日から、ほぼ毎日夢に出てきた。
遊んだり体術を教えて貰ったりしている様な夢を見た。
その度誰かに似ている気がして懐かしく、まるで記憶の断片を見ている様な気分だった。
学園の寮は俺と先生が、雫を病院に連れて行っている間に残った職員や生徒達の中の約30人の、能力を使い元の姿に戻っていた。
雫は医師の退院の許可が降りず、まだ寮に帰って来ていない。
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医師が言うには私の意識が戻ったのは奇跡だと、それ以前に生きているのが奇跡的だと言いまたこう続けたこれ以上身体に負担をかけてはいけないともう二度と能力を使ってはいけないと言っていた。
私は私の身体は普通の人間ならもう既に死んでいる様な状態だと言われたけれどそんなこととっくに知っていた、自分の身体だから、普通の人間じゃないそんなこととっくに知っている私は人間じゃないそんなこと自分が一番よく分かっている。
私は医師に「私は私で有る限り貴方の言葉には従いません、私が私である為に守りたいものを護るために、私は能力を使い続ける、例え身体に負担がかかり、結果的に私が死ぬことに成ったとしても。」とはっきりと言った。
医師は私の意志を曲げる積もりは無いが自分の身体を自分自身をもっと大切にしろと言った。
私は自分自身を大切にする何て有り得ない、出来ない絶対に無理だと思った。
入院している為クラスメイトが代わる代わる見舞いに来た、最初の方は寮が燃えたあの日一緒にいた人達がそれぞれ礼を言いに来てくれたその後は寮で同室の劉飛燕がその場に居たのに何も出来無かった事を謝られた。
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その頃学園では
神無雫は何の能力を持っているのかと、どうやって寮全体を覆って居た炎をけしたのか、炎が消える少し前真夏の空から氷華が舞落ちてくるのが確認されていたようだ。
拙著の作者紅月アリアで御座います。
氷華舞夏如何でしたでしょうか意味不明なタイトルですが気にせずに読んで頂ければ幸いです。
突然ですが次回は
今出てきている登場人物の紹介をさせて頂こうと存じます。
拙著を読んで下さり誠に有り難う御座います。
ではまた次回お逢いしましょう。