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プロローグ

「おい、仕事せんかい」


某2●●●年。ピ―――――系のどっか星。

このバカにしてるとしか思えない名の星の片隅でとある科学の青年が説教を受けていた。

相も変わらず青年の言い訳は続く。その必死の言葉を、時に呆れ、時に怒り、時に悲しみながら上司その1は言葉を返す。ジャイロボールを投げて、アンダースローでフォークを投げ返すような高度の言葉のキャッチボールのヒット&アウェイを繰り返していた。その1部を紹介しよう。

「いやそもそもですね、仕事くれないからじゃないんですか」

「バカ男。割り当て自体はあったはずやそ。それをやらへんかい」

「エセ関西弁辞めて下さい気持ち悪いです」

「なるほど、体罰の覚悟は出来てると言う訳か」

青年の頬を何かがかすめた。グーパンだった。グーだ。超高速で撃ちだされたそれは見事にわずかな風を生み出し青年の頬にちっさいかすり傷をつけた。

「ぐはああああああああ痛いいいいいいいいいいいいいい」

「キモッ!!」

どこからともなく同僚の罵声が超剛速球で飛んできた。時速は約168kmと推測する。で、それどこの

山本くん?

「大げさすぎるじゃろ・・・・」

「だって――痛かったもの――」

上司その2の問いかけを聞き、恥ずかしさで悶えてるような転がりをやめて、青年はそんな戯言を言い始めた。

この行為だけでこいつの人としての酷さが現れていると言えるかもしれない。いや、言える。

「というかまだ30代なんですからそんな爺さん言葉使うのやめましょうよ。ダサイですよ」

「お主、全宇宙のお爺さんに1回謝ってきなされ」

「あの、別にバカにしてる訳じゃないんですけど。だって奥さんに逃げられたのってそれも1つの原因じゃグホベラァァァァァ!」

おおっと、殴っていないのにJOLTカウンターがボディに炸裂したあぁぁぁぁぁ!!!

「これが・・・・雷神じゃ・・・・」

「ふ、不幸だ・・・・」

熱膨張さんの口癖を呟きながら青年がゆっくり倒れた。と思ったか!

「喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!ファイアトルネードォォォォォォォ!!」

最後の力を振り絞り青年はジャンプして足から炎を出して(それっぽく)回りながら、蹴りを入れようとした。

「正義の鉄拳!」

あっさり殴り返された。青年は3mぐらいぶっ飛ばされて頭から着地した。

「分かったけえ?」

「すみませんでしたまじめに仕事します」

そう言って青年はカメラのスイッチを入れた。

いつも通り騒がしい会社だった。

あらすじと全然違うという方はご安心を。

次回から本気出します!

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