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短編

真実と空想

作者: RK

 もし真実と空想が入り混じっていたら、真実が何かなんて誰にもわからない。


 君が見ているものは真実だと誰が証明できる?


 僕が見ているものが空想だと誰が証明できる?


 真実なんて、空想なんて、わかりやしない。


 僕がおかしいというのかい?


 僕からしてみれば君がおかしいのさ。


 はあ、そうして逃げるんだね。


 説明を、証明をせずに逃げるんだね。


 決め付けて、それで終わりなんだ。


 君はまともで、僕は精神がおかしい。


 ああ、そういうことにしておきたまえ。


 僕だけが間違っているなら、僕から見たら世界が間違っている。


 僕が正しく、世界がおかしい。


 なら、正そうじゃないか。


 とりあえず、証明しよう。


 いま、僕の目の前にいる君が真実なのか、空想なのか。


 なあに、簡単だ。


 殺してみればわかる。


 君が死んだら真実で、生きてたら空想だ。


 ささ、証明しようじゃないか。


 君がおかしいのか、僕がおかしいのかをね。

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