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伝説の星
目を開けると、そこには、さいしょの星とそれを大事に抱える自分の姿がありました。
光の中心には、何もなかったのです。
「……鏡?」
そう、伝説の星の正体は、鏡でした。
ユニーは凄く、泣きたい気持ちになりました。
ここまで頑張ってきたのに、伝説の星はなかったのです。
すると、俯くユニーの目線の先に文字が浮かび上がってきました。
(あなたの目にうつっているもの。)
(それが、この世で1番素敵で、綺麗で、誰もが羨む星。)
もう一度、正面を見ます。
そこにうつるのは、やはり、さいしょの星と、それをにぎりしめている自分でした。
そうです、本当に綺麗で美しい星は、ユニーはさいしょから手に入れていたのでした。
誰もが羨む星は、他の誰かが決めたものでもない、自分が初めて選んださいしょの星だったのです。
ユニーは涙が止まりませんでした。さいしょの星を大事に抱えながら、えんえんと泣き続けました。




