11/14
思い出すあの気持ち
『じゃあ僕はこっちだから。本当にありがとう。おかげで自分の星を見つけることができたよ。
…君は、あの伝説の星を探しているんだろう?』
「うん。」
『実は僕も、その星を探していたんだ。君も、見つかるといいね。』
「君も、ということはみつけられたの?」
その問いかけに、狐はただ微笑むだけでした。
『またいつか、会えるといいね。』
「うん。また、いつか。」
――――――――――――――――
それからユニーは、自分の好きだった星のことを考えながら、旅を続けました。
暗闇を掻き消す明るさが好きだったな。
まあるいのだとつまんなくて、トゲトゲしたものの方が惹かれたんだな。
色も、ひとつだけだと寂しくて、沢山あればあるだけ嬉しかったな。
そうしているうちに、ユニーは自分の星を眺める時間も増えてくるようになりました。
そして、新たな発見もあったのです。
ここは少し、まあるい形をしているのか。
触ると、意外と柔らかいんだな。
光の照らし方で、色が変わるんだな。
そして段々、醜いと思っていた星も、そうではないと少しずつ思えるようになってきました。




