10/14
きみの星
その狐の言葉を聞いた瞬間、ユニーは久しぶりに幸せな気持ちになりました。
もう一度見返しても、やっぱり狐のように素敵だとは思えなかったけど、とてもとても幸せな気持ちになりました。
『…あ!!!』
「星があったの!?」
『うん、やっと見つけた。僕の星。本当にありがとう。』
「…これが君の星?」
『うん、とっても素敵だろう。』
実は、ユニーは狐の星の話を聞いていた時、とても素敵なものだとは思えませんでした。
狐の星は、ぐにゃぐにゃしていてとても小さく、砂のような色をしているようで、大勢の人が好むものではなかったからです。
でも狐の星を見た瞬間、とてもとても輝いて、どんなものよりも素敵なものに思えました。
「凄く素敵だね。」
『ありがとう。』
狐は少し照れくさそうにしながら、自分の星を大切にしまいました。




