はじまり
南暦100年、人類はこの暦を忘れることはないだろう。それは人間の国が建国から百年の記念すべき日に、世界を巻き込んだ大戦が開戦された日だからだ。そこから人類の運命は大きく変わった。
世界と呼ぶこの六大陸と十二の島には人類以外にも知的生命体、他種族が存在し、人類は南の大陸の半分に位置し、そこは温暖な地域で海の資源に恵まれた国であったが、貴重な鉱石を隣国アルカが輸出を禁じたことで資源獲得に人類は隣国に宣戦布告し、大戦が人類によって火蓋が切られることとなる。隣国アルカは同盟国と連携し応戦、一方人類には資源の山分けをしようと持ちかけ参戦する予定だったシボラが突然裏切ってアルカ側につくと人類は形勢が不利になり、戦況は開戦直後に追い込まれることとなる。実はアルカの策略でずっと前から人類の国を占拠しようとシボラと裏で繋がっていたのだ。
人類は追い込まれ世界で立ち入りを禁じた《死の島》へ立ち入り、そこにある《死の品》を使用することで形勢を逆転しようと試みたが、それに激怒した世界の国々は暴徒化した人類を叩き潰そうと次々と参戦。人類は世界を敵にし壊滅的な打撃を受け敗戦する。
人類は全員捕虜となり、その身柄は戦勝国に分けられ、後に人類は大罪として奴隷として扱われるようになる。
これが人種から奴隷と呼ばれるようになるきっかけだ。
そして、人種の領土を獲得しようと世界はそれを巡って再び戦い始めることとなる。