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ゆめのおちかた~終わりに向かう二つの世界、小説家とアニメーターを目指す何者かになりたい若者と、夢破れたTSダメ親父が紡ぐ英雄のいない物語~  作者: 高山路麒
第三章 果てしなき大地、気高き欲望を持つ変革者達【第一部3】

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3-124 疫病への勝利

 言い伝えから特効薬の存在を導き出し、俺達は急いでアマビコの飾り物を加工して粉薬に変え、魔改造洗濯機で浄化した水を用いて感染者たちに飲ませた。


「ふっかーつ!」

「わーいわーい!」


 その効果は抜群で、感染したリアンは翌日にはすぐにケロッとしてしまった。マタベエは嬉しさのあまりくるくると踊り、胞子もいつもより多めにぽふぽふしていた。


「本当に良かったわ!」

「えへへ、まだフラフラするけど」

「まったく、心配かけないでヨ」

「すまんすまん、世話になったな」


 死にかけていた病人たちも特効薬によって概ね快復し、家族や友人たちと無事に生き延びた喜びを分かち合っていた。


「本当にアマビコは凄いネ、両方の意味デ! ねぇアマビコ!」

「うん、そうだね……むにゃー」


 最大の功労者であるアマビコは徹夜で薬を作っていた事もあり、うつらうつらと眠たそうに舟を漕いでいた。


「一生分は働いただろうシ、しばらくゆっくりさせておきナ」

「だネ」

「すぴー」


 リンドウさんは優しい顔でニイノにそう促し、人々の命を救うために懸命に戦った彼に安息の時を与える。


 すると彼も睡魔が限界に来たのか、微笑みながら目を閉じて休息を取った。


「アマビコくんがんばったー。えらいえらい」


 彼に癒しを与えるためマタベエは胞子をぽふぽふと振りかけ、アロマの様な優しい香りは穢れた心身を浄化し、俺もだんだん眠くなってしまう。


「むにゃ?」


 というか立っていられない。彼の手足となって動き回っていた俺もかなり疲労がたまって限界を迎えていたし、最高のオーガニック睡眠薬には耐えられなかった様だ。


 やばい、こんな所で眠るわけには……まあいっか。

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