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ゆめのおちかた~終わりに向かう二つの世界、小説家とアニメーターを目指す何者かになりたい若者と、夢破れたTSダメ親父が紡ぐ英雄のいない物語~  作者: 高山路麒
第二章 暗き世界で光輝く太陽【第一部2】

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220/233

2-90 第二問目とタイキック。なおこの作品は実在のうんたら一切関係ry

「さて、第二問。こちらは働く女性への理解を推進するために作られた、シングルマザーの女性が主人公のヒューマンドラマです」


 息をつく間もなくクイズ、もといポリコレ研修は続き、少し前に放送されていたドラマの映像が流された。


 私はあまりドラマを見ないから詳しくないけど、なろうプロジェクトが原作となったこの作品は大炎上からクソコケした事で有名だったので知っていた。だけどなんで炎上したんだっけ?


「大まかなあらすじとしては夫がリストラされてから働かなくなり、離婚して育児と仕事を両立して自立した強い女性になるというものですが、これも炎上して打ち切りになりました。ハイそこのあなたお答えください」

「はい! 主演女優がリアルに不倫をして週刊誌にすっぱ抜かれたからです!」

「その通りですがいろんな意味でアウトォ! タイキックカモンッ!」

「どぅえええ!?」


 解答者の外国人タレントっぽい女性は自信をもって答えたけど、音楽と共にどこからともなく現れたタイ人にケツを蹴り飛ばされ呆然としてしまう。


「あのー、これコンプラ的に流石に。っていうかこれも炎上した気が」

「女性が戦場でも戦う事が当たり前になっている今のコンプラではセーフです。自立した強い女性ならケツにタイキックされてもそれを力に変える事が出来ます」

「なるほど、確かにその通りですね!」

「痛た、その通りなんですかね?」

「というわけで次はあなたです」


 しかし荒木長官は意味不明な理屈でまくしたて、女性は芸能界で這い上がる意思を取り戻す。


 やっぱり続いて強制的に私が指名されたけど、個人的にはここで間違えて気持ちのいいタイキックでケツを蹴り飛ばされたいな。


「売名目的で不倫をしてちょいちょいテレビで炎上したからです?」

「不倫ネタから離れてください。ヘイスタンダップッ!」

「はーい。よろしくお願いスマッシャー! オウ!」


 大体ルールを理解した私はすくっと立ち上がり全身でタイキックを受け止める。うむ、最強の格闘技とも言われるムエタイの魂が籠った見事なキックだ!


「さて、こちらの模範解答ですが、作中で女性は最終的に一流企業の管理職となるわけですが、寿退社をした同僚を批判する描写がありそれが問題視されました。この回が放送された後、キャリアを手にする女性は一部のエリートだけだ、自立出来ない弱い女性は悪なのか、専業主婦は悪なのかとネットで炎上したのです」


 寿退社――それはかつて存在していた文化だけど、最近は一周回って割と普通の事だったりする。


 何故なら今の時代の仕事は肉体労働や軍事系がほとんどで、男性も女性もそれ以外の職業に就く事は決して容易ではないからだ。


「またそれとは別にリストラされた夫が家事をしていたのに主人公はそれを貶す描写があり、それは専業主夫という役割を否定している事に他ならず、男性が働いて当たり前という固定観念を改めて欲しいという意見もありました。そこに前述のスキャンダルも相まって打ち切りになったわけですね」

「ふむふむ……なるほどなるほど」


 荒木長官の解説は実にわかりやすくその抗議も筋が通って納得出来るものだったけど、それよりもお尻が痛くて仕方がなかった。楽しく学べるにしてもなんか違う気がするんだけどなあ。

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