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第4章 青いインテグラ

安藤と青山は、昼の休憩を終えて午後のパトロールへ向かった時に無線が入ってきた。


ピーピーピー


「緊急指令、緊急指令、警ら中各移動、警ら中の各移動、杉並署管内で児童連れ去り事件発生、犯人は車で逃走した模様、犯人の人相及び年齢不明、付近近くのパトカーは応答せよ。」


「こちら機捜201、無線傍受了解、直ちに現場へ向かいます。」


「警視庁了解。」


青山は、カムリスポーツにパトライトを載せて、サイレンを鳴らして現場へ急行した。


「児童連れ去りって事は、例の広域手配犯ではないでしょうか?。」


と、青山は言った。


「ああ、可能性があるな。」


現場へ到着すると、二人の小学生が発見されていた。


「それで、その女の子はその車に乗せて逃げ去ったって事か。」


「はい。」


「車は青いセダンでした。」


「青いセダン、車のナンバーは?。」


「さぁ。」


そこへ、1人の男が青山と安藤に言った。


「刑事さん、誘拐逃走車を目撃しました。」


「えっ、それは本当か。」


「はい。」


「すいませんが、車の特徴は分かりますか。」


「あれはアキュラ・インテグラだよ、ナンバーは品川330のたの7728です。」


「なるほどね青いインテグラだね。」


「うん、間違いないよ。」


「うん、ありがとう。」


そこへ、安藤は無線で逃走車の手配する車を報告した。


「警視庁了解、直ちに手配します。」


「君たち、犯人はどんな人だったか覚えているか?。」


と、青山は言った。


「そうね、髭を生やしていたわ。」


「歳は、30代ぐらいの男だったわ。」


「ほう、なるほどね。」


そこへ、安藤はゆわといつかに写真を見せた。


「お嬢ちゃん、もしかして連れ去った人はこの男じゃなかったか。」


「あっ、この男よ。」


「間違いないわ。」


そこへ、安藤がやって来た。


「青山、何かわかったか。」


「この子たちの話だと、ゆかちゃんは連れ去った男は手配中の広域手配犯に似ていると言っているんです。」


「やはり、手配中の広域手配犯が女児を誘拐して逃走しているのか。」


「ええ。」


青山は、倉本班長に報告した。


「やはり、誘拐犯は広域手配犯の可能性が高いのか。」


「ええ、恐らく。」


「よしっ、すぐに追跡してくれ。」


「わかりました。」


早速、安藤と青山はカムリスポーツの覆面パトカーに乗って、インテグラを追った。

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