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第3章 拉致監禁
青山と安藤は、昼食をとるために分駐所へ戻った。
「お疲れ様です。」
「ただ今、戻りました。」
そこへ、倉本警部が二人に言った。
「おう、青山、安藤、お手柄だったぞ。」
「えっ。」
「事務所荒らしを捕まえたんだって。」
「ええ。」
「犯人が、フェアレディZに乗って追跡したそうだな。」
「ええ。」
「逮捕したのは、なんと手配中の容疑者で名前は伊勢原竜二と御剣 毅と判明した。」
「そうか、やはり事務所荒らしの犯人だったのか。」
「ええ。」
「それにしても、お手柄だったな。」
と、倉本警部は言った。
そう言って、二人は昼食をとった。
そして、午後13時頃。
事件は起きた。
キャップ棒とサングラスとマスクをした男が1人の男の子を襲った。
「うわっ、放せよ。」
「あっ、洋平。」
「どけっ。」
と、男は洋平を車に乗せて何処かへ遠くへ向かって、逃走した。
「あー、君大丈夫か。」
「うん。」