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第四十三話

 魔弾鉄道の車窓が流れていく。アルフレッドらは次なる結界起動装置があるヴェーダーナ神殿へと向かっていた。やがて列車がクリスタリア市に到着する。戦士たちは馬を調達すると一泊して町を発った。


 いよいよ解放する結界起動装置もこれで最後である。何が起こるのか、それはスカーレットにも予測不可能だった。


 道中、風景が一変し、一行は自然の中を進んでいく。静寂と荘厳さが彼らを包み込み、神殿への到達がますます近づいていることを感じさせる。


 スカーレットは他の仲間たちと一緒に進んでいるが、心の中で疑問を抱えていた。結界起動装置の解放がこの地にどのような影響を与えるのか、そしてそれが彼らの運命にどのような結末をもたらすのか、彼女には予測できなかった。


 彼女は一瞬、不安に襲われるが、仲間たちの姿や彼らの絶え間ない努力を思い起こし勇気を取り戻す。彼らは困難に立ち向かい、仲間との絆を深めながら進んできたのだ。スカーレットは自分自身に言い聞かせる。


(私たちは結束し、共に進む。必ずや解放に成功するはずだ)


 やがて、ヴェーダーナ神殿が見えてくる。その巨大な建物は、周囲の景色を圧倒し、神聖な雰囲気がただよっている。神殿の前には重厚な門が立ちはだかり、アルフレッドらの前進を遮るように見えるが、彼らの意志は揺るがない。


 戦士たちは馬から降り、神殿の門に近づいた。門は重く、大きな力を必要とするようであったが、彼らの決意は固い。それが魔法的なものであるのかは分からなかったが、アルフレッドがエクスカリバーを振り上げ、力強く門に掲げた。それに続いて、仲間たちが魔剣をかざした。すると、一瞬、静寂が広がるが、門はゆっくりと開かれ、彼らは神殿の中へと進むことができるようになった。


 神殿の内部は幻想的で神秘的な雰囲気に包まれている。光が彩り豊かに広がり、結界起動装置の存在が感じられる。スカーレットは心が高鳴り、胸が躍っていた。


 その時だった。彼らの眼前に闇の魔法陣が出現し、そこから巨大な魔獣人が姿を現した。


「神光の戦士たちか、門を突破したようだな。だがそれも無駄なこと。お前たちはここで果てるのだ」


「番人のトラップか」


 アルフレッドが忌々し気に言って、エクスカリバーを抜いた。


「邪魔するなら切り捨てるのみだ」


 エイブラハムはグラムを抜いた。


 魔獣人は咆哮した。「死ね! 神光の戦士たちよ!」


 この闇の魔物は咆哮すると、炎の吐息を吐き出した。戦士たちは激しく焼かれた。さらに魔獣人は俊敏な格闘術を用い、絶大な衝撃波で戦士たちを吹き飛ばした。


 だが、百戦錬磨の彼らは、立ち上がり反撃に転じる。


 アルフレッドは神気の霊鎧に身を包み、エクスカリバーを振り回しながら剣技・激烈乱舞を繰り出した。彼の剣は光り輝き、魔獣人の体を切り裂いた。さらに剣技・聖天衝撃で地を揺るがし、魔獣人を圧倒した。


「こっちよ魔物!」


 アリシアは神気の霊鎧を纏い、ミスティルテインを操って剣技・風陣連弾を繰り出す。彼女の剣は風の力を纏い、魔獣人を翻弄した。剣技・竜神の吐息では強力な一撃を放ち、魔獣人に大ダメージを与えた。


 クラリスは神気の霊鎧に身を包み、ジョワユーズを駆使して魔力を解放。彼女の魔法は魔力・極其の二で極限に高まり、魔盾強・魔法反射で魔獣人の攻撃を跳ね返す。さらに竜撃閃光衝破で光の刃を放ち、魔獣人に快速かつ破壊的な攻撃を加えた。


「御覧なさい、痛いでしょう!」


 エリオットは神気の霊鎧に身を包み、クラウ・ソラスを振り回して剣技・光剛破断を繰り出す。彼の剣技は光の力を帯び、魔獣人の身体を切り裂いた。さらに肉体硬質化で自身の身体を強化し、剣技・真・波動砲で強力な一撃を放った。


 エイブラハムは神気の霊鎧に身を包み、グラムを振り回して剣技・爆裂炎牙を繰り出す。彼の剣技は炎の力を纏い、魔獣人に猛烈な攻撃を加えた。さらに剣技・炸裂氷牙で氷の刃を放ち、魔獣人の動きを封じた。


 エスメラルダは神気の霊鎧に身を包み、レーヴァテインを激しく振り回し、剣技・覇皇斬を繰り出した。彼女の剣技は炎と精霊の力を融合させ、魔獣人に絶大なダメージを与える。魔力・極其の二を駆使して魔力を高め、剣技・強衝撃波で魔力の刃を放った。


 ライオネルは神気の霊鎧に身を包み、ダーインスレイヴを振り回して剣技・烈風雷鳴斬を繰り出す。彼の剣技は風と雷の力を組み合わせ、魔獣人を圧倒した。また、剣技・魔弾爆裂衝で魔力を込めた弾を放ち、魔獣人を追い詰めた。


 スカーレットは神気の霊鎧に身を包み、ティルヴィングを振り回して剣技・神霊斬撃を繰り出した。彼女の剣技は神聖なる光と竜撃の力を一体とし、魔獣人に致命的な一撃を与えた。剣技・神霊竜撃破で光の竜撃を放ち、魔獣人の抵抗を打ち破った。


「こんなところでやられはしないわ!」


 それぞれが魔剣や技を駆使して魔獣人に立ち向かい、激しい戦闘が繰り広げられる。魔獣人の強力な炎の吐息や俊敏な格闘術に対して、戦士たちは団結し、的確な連携で戦い続ける。剣と魔法が交錯し、それぞれが自身の力を最大限に引き出し、共に戦った。


 彼らの団結と意志の力によって、魔獣人は次第に追い詰められていき、最後に全員の力が集結し、魔剣から放たれる閃光に魔獣人は焼き尽くされた。魔獣人の体は闇の煙となり消え去った。


「これで終わりか……」


 エリオットが呟く。


「だといいが、呆気なさすぎるな」


 エイブラハムが言った。


「とにかく、これで先へ進めるわ。行きましょう」


 スカーレットは仲間たちを促した。


 神殿の中は広大で迷路のように入り組んでおり、時折、神聖なシンボルや彫刻が壁に刻まれている。彼らは迷わずに進み、慎重に階段を上っていく。


 やがて、彼らは神殿の最上階にたどり着いた。そこには、結界起動装置が祭壇の上に輝いていた。その装置は複雑な文様で彩られ、闇のエネルギーによって汚染されているのが見て取れる。


「やはりここも闇の力で汚染されているようね」


 スカーレットは踏み出した。結界装置のコンソールに手をかけると、自身の聖なる力を発動させる。


 そこで、邪悪な咆哮がして、崩壊した天井の隙間から、黒い影が横切るのを彼らは目にした。


 やがて、階下で大きな衝撃音がするのを感じたアルフレッドらは、起動装置をスカーレットに任せ、一階に戻った。


 一階にいたのは、侵入してきた神殿の番人、ダークドラゴンである。暗黒の衣をまとったその邪悪なドラゴンは、ざらついた笑声を上げた。「残念だったな神光の戦士たちよ。我はフィフス・エンシャント。起動装置は思い通りにはさせん。お前たちはここで死ぬのだ」フィフス・エンシャントはダークブレスを吐き出し、激しい動きで神光の戦士たちを吹き飛ばした。


 ダークブレスは炎と毒の混じった邪悪なエネルギーで満たされており、その威力は凄まじかった。戦士たちは吹き飛ばされながらも立ち上がり、固い意志で立ち向かう。


 アルフレッドはエクスカリバーを振りかざし、神聖な光を放つ剣技「聖天衝撃」を繰り出す。剣から放たれた光の一撃は、ダークドラゴンの鱗を切り裂き、その身体に深い傷を負わせた。


 エイブラハムはグラムを振りかざし、「爆裂炎牙」と呼ばれる炎を纏った剣技でダークドラゴンに立ち向かった。炎が燃え盛り、ドラゴンの鱗を焼き尽くすほどの熱さで、ダークドラゴンの身体に大きなダメージを与える。


 アリシアはミスティルテインを操り、魔法の力を込めた剣技「竜神の吐息」を放つ。剣から放たれた風と氷の力がダークドラゴンを包み込み、その動きを鈍らせた。


 クラリスはジョワユーズを手に、魔力・極其の二で高めた魔法力でダークドラゴンを攻撃する。魔力の光がダークドラゴンの体内に侵入し、邪悪なエネルギーを浄化していく。


 エリオットは神気の霊鎧を身にまとい、肉体を硬質化させた状態でダークドラゴンに立ち向かった。「光剛破断」という剣技で、エリオットの剣がダークドラゴンの防御を突き破り、その体に深い傷を負わせる。


 ライオネルはダーインスレイヴを手に、神気の覚醒状態で「烈風雷鳴斬」という剣技を放ち、ダークドラゴンに立ち向かった。彼の剣から放たれる風と雷の力がダークドラゴンの体を揺さぶり、その身体に深い傷を負わる。


 エスメラルダはレーヴァテインを躍らせ、超人化した姿でダークドラゴンに挑む。彼女は「剣技・覇皇斬」と呼ばれる技を放ち、ダークドラゴンの身体を切り裂いた。彼女の剣技には精霊の力が込められており、ダークドラゴンの邪悪なエネルギーを浄化した。


 神光の戦士たちは一丸となり、ダークドラゴンに立ち向かう。彼らの剣技と魔法の力が交錯し、神殿には熱気と光が満ち溢れる。ダークドラゴンは激しく咆哮し、いよいよ追い詰められるかに思われた。


「これで終わりだ!」


 アルフレッドは超人化で爆速し、エクスカリバーを繰り出した。


 直後。フィフス・エンシャントの肉体から闇のオーラが吹き出し、アルフレッドは吹っ飛ばされた。


「何だ」


 エイブラハム魔剣を構える。


 フィフス・エンシャントは笑声を上げた。


「我が力の本領、今より見せてやろう。カレ=デボラ様から頂いたこのパワーを、存分に味わうがいい」


 フィフス・エンシャントは闇の力を引き出し、さらなる邪悪なエネルギーを纏った姿で戦士たちに襲いかかる。


 その口から放たれる魔力の炎は猛烈で、戦士たちを次々と吹き飛ばした。アルフレッドはエクスカリバーを振りかざし、「神気の覚醒」を伴う聖なる力を込めた剣技を放つが、フィフス・エンシャントはその攻撃をかわし、迅速な動きでアルフレッドに反撃を加えた。


 エイブラハムはグラムを構え、炎と氷の力を宿した剣技「爆裂炎牙」と「炸裂氷牙」を繰り出すが、フィフス・エンシャントはその炎と氷を自在に操り、攻撃を跳ね返した。


 その間、クラリスはジョワユーズを握りしめ、魔力の極致を引き出した剣技「魔力・極其の二」と「魔盾強・魔法反射」でフィフス・エンシャントの攻撃を防ぐが、その邪悪なエネルギーは魔法の盾をも貫き、クラリスを追い詰めた。


 アリシアはミスティルテインを手に、「竜神の吐息」と「豪壮氷帝」でフィフス・エンシャントに立ち向かった。彼女の剣技によって放たれる風と氷の力はフィフス・エンシャントを一瞬にして包み込むが、このダークドラゴンはそれに逆襲し、闇の魔力でアリシアを圧倒した。


 エリオットは神気の霊鎧を纏い、剣技「光剛破断」と「聖雷轟撃」でフィフス・エンシャントに立ち向かった。彼の剣技は光と雷の力を放ち、フィフス・エンシャントの身体を揺さぶるが、その反応速度と闇の力はエリオットを苦しめた。


 エスメラルダは超人化した姿でレーヴァテインを躍らせ、「絶対斬」や「聖炎閃」などの剣技を駆使してフィフス・エンシャントに立ち向かった。彼女の剣技に宿る聖なる炎はフィフス・エンシャントの闇を浄化し、その身体に深い傷を負わせるが、巧妙な戦術と強大な力によって逆に攻撃された。


 ライオネルはダーインスレイヴの力を解放し、剣技「烈風雷鳴斬」と「天煌爆炎剣」を繰り出す。彼の剣技は風と雷の力を放ち、猛烈な爆炎でフィフス・エンシャントを攻撃したが、その鋭い洞察力と闇のエネルギーはライオネルを苦しめた。


 フィフス・エンシャントと神光の戦士たちの激しい戦いは続いた。戦士たちは命がけで立ち向かい、剣技と魔法の力を駆使してフィフス・エンシャントに打撃を与えるが、その闇の力は強大で、なかなか倒すことはできなかった。


 その時、スカーレットが結界起動装置を解放し、光が神殿内部に溢れる。フィフス・エンシャントは苦痛の悲鳴を上げて後退した。暗黒の衣が弱体化していく。神光の戦士たちは一気に反撃に出た。


 スカーレットが舞い降りてた。


「お待たせしました!」


 神光の戦士たちはこの機を逃さず、一気に反撃に出る。スカーレットは聖なる光を纏い、神殿を照らすような輝きを放ちながらフィフス・エンシャントに突撃した。彼女の剣技「光神閃舞」は煌めく光の刃を放ち、フィフス・エンシャントの身体を貫いた。


 アルフレッド、エイブラハム、アリシア、クラリス、エリオット、エスメラルダ、ライオネルもそれぞれの剣技や魔法を駆使してフィフス・エンシャントに攻撃を加えた。光と聖なる力が彼らの剣や魔法に込められ、フィフス・エンシャントの体を打ち破った。


 フィフス・エンシャントは弱り果て、最後の抵抗を試みるが、神光の戦士たちの絶え間ない攻撃によってその身体は崩れ落ちていく。そして最後の一撃が放たれ、フィフス・エンシャントは敗北した。その身は暗黒の霧となって消失していく。


 神殿の中には静寂が戻り、光の輝きが再び祭壇を照らしだす。神光の戦士たちは息をつきながらも喜びと勝利の満足の中にいた。


「やったか……」


 ライオネルは魔剣を鞘に納めた。


「それで、これからどうなるのだ」


 エスメラルダは神殿の中を見渡す。


「これで聖都グラストベルの闇の力が打ち破られるはずです」


 スカーレットが言った。


 神光の戦士たちは神殿の外に出た。



 五つの結界起動装置が光りで満たされ、聖都を覆っていた邪悪な力は一掃されることになる。まばゆいばかりの光が結界の周囲に輝き、聖都の上空には巨大な五芒星の模様が浮かび上がった。


 その五芒星の光の結界は、聖都を包み込むように広がり、まるで宇宙そのもののような壮大なスペクタクルを生み出す。その光は純粋で神聖な輝きを放ち、聖都の建物や街並み、広大な自然を包み込みながら、邪悪なエネルギーを浄化していく。


 五芒星の光の結界は、遠くからでも見ることができるほどの壮大な存在感を放つ。光の煌めきが空を満たし、まるで聖なる守護の力が聖都を守り抜く様子が伝わってくる。


 人々は驚きと喜びを胸に、五芒星の光の結界を目にしながら集まってきた。彼らはその壮大なビジュアルに圧倒され、神聖なる存在の守護の力を感じ取った。


 五芒星の光の結界は、聖都の未来を明るく照らし、邪悪な力から守るだけでなく、人々に希望と勇気をもたらした。これからの聖都は、光の中で新たなる発展と繁栄を迎え、善の道へと導かれていくはずだ。


 この圧倒的なビジュアルは、聖都の象徴として刻まれ、後世に語り継がれることだろう。五芒星の光の結界は、神光の戦士たちの勇気と絆の証であり、聖都の再生と守護の象徴となった。

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