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第1話 異世界は残酷である

俺は紙谷 忍 (かみや しのぶ)、もうすぐ40歳の派遣社員だ。


30代で不規則な生活もありぽっちゃりしていた。



書き物をしたが、芽が出ず、この歳まで色々縁がなかった。


高校は男子校。親友は野郎どもばかり独身軍団。



そんな私が、異世界転移と若返り、異世界にきて俺の時代きた。


日本風の世界ですか。俺つえぇ、チートスキルだめですか。

その料理、昔からあるんですか。欲望が漏れてますか。勇者必要ない?


チートが期待できない、剣と魔法の世界。



転移してから、いきなりチートは無い。修行、勉強で大変。


相変わらず彼女の芽は出てこない。短い期間じゃ無理。



明治大正時代のような町並みと、西洋風の文化が混じった世界。それがこの世界。

タイムスリップかとも思えるだろう。


多種多様な武器をもっている人が歩いている。



西洋鎧のを着た、冒険者の人も居る。

分かりやすいのが巨大な壁に、都市が囲まれていることだ。

壁の中が、まるで箱庭のようだ。


危険な魔物も居る、見たことは無い。


若返りの異世界生活。十五歳まで若返ったので、学園に行くことに。



学園生活や、恋愛って難しい。時間はこの世界に来る前に遡る。



卒業後は大企業に就職。順風満帆の人生を期待していた。


人生に転機が訪れたのが、私が所属する企業が倒産の憂き目にあった。

リストラの嵐が吹いた、若かったが希望退職で退社した。


それからは派遣社員の日々であった。


就職した会社が、現在のブラック派遣である。

いつものように業務が終わり挨拶。


「おつかれさまです、本日もありがとうございます。」


挨拶も終わり家路に着く前に報告。



趣味はノベルなので、本を探しに本屋へ。自分でもマンガを書いている。

派遣は生活が安定しない。

お金に余裕が無く、空前の不景気。


ふと、コーナーを見ていると、古めかしい本に目が行く。


ファンタジーぽいタイトルが書かれていた。


『○×青春記』


中身確認には店員にお願いして、あけて貰った。


魔法陣の紙が入っている。お買い得だ。絵も多く、書いてるマンガの参考になる。


見たことの無い文字だ。外国の本のようだ輸入物か。絵が多い。


学生服のような、服を着た男女のイラストが描かれている。

イラストが軍服にも見える。


灰色の学生生活を送った私、せめて読み物では楽しみたい。


コレクションとして購入。他も何冊かまとめて買う事にした。


彼女がいたことも無かったので。想像できる青春物は好物である。


購入するため、食費は削っている。



帰りに弁当を買う、自炊もできるが高いので、弁当である。

家へと帰途に着いた。


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