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セリフ集、台本

小さな吸血鬼〜君は強い子〜 改訂版

掲載日:2021/08/19

一応2人用台本。

一人称変更や多少のセリフ改変も大丈夫です。

SNSなどに投稿する場合はURLの記載をよろしくお願いします。


台本用につくりましたが、普通に読んでいただいても楽しめると思います。

◆「――おねーさん、こんな所で何してるの? 夜道で女性が一人って、結構危ないと思うんだけどなー?」

◇「君だって、そんな子供なのに危ないよ? 変な人にでも連れ去られたらどうするの?」

◆「え? っふふ、分からないの? おねーさん。僕、吸血鬼だよ? ……ほら、早く逃げないと僕に血を吸われちゃうぞー?」

◇「あら、そう」

◆「……なんで逃げないの?」

◇「どうせ仮装でしょ」

◆「むぅ! 違うよ、僕は歴としたとした吸血鬼! ほら、ちゃんとキバだってあるでしょ?」

◇「作り物の?」

◆「あーもー! 本当に吸血鬼なんだって!」

◇「じゃあなんで私を襲わないの?」

◆「え? ……だって、僕よりおねーさんの方が背が高いから届かないんだもん」

◇「……本当にそれだけ?」

◆「ほ、本当にそれだけだもん!」

◇「ふーん。……じゃあこれ、なーんだ?」

◆「え、な、なにそれ?」

◇「これですか? これはね、背が低くて血を飲むことができない君のために、特別にプレゼントする私の血です」

◆「え……?」

◇「ほら、目の前に美味しい血がありますよ? 飲まないんですか?」

◆「え……あ……」

◇「どうしたの? 子鹿みたいにプルプル震えちゃって」

◆「……っう、うるさいな! 僕だって、僕だって、血ぐらい飲めるっ」

◇「あら、取られちゃった。……で、飲まないの? 坊や」

◆「……飲まない」

◇「なんで?」

◆「だってこれ、ケチャップでしょ……⁉」

◇「あらら、バレちゃった。でも君、ちょっと嬉しそうだよ。ケチャップなのに。……まさか、吸血鬼なのに血が飲めないとか?」

◆「っえ⁉︎そ、そんなこと……そんなこと、ないっ……」

◇「……声が震えてるよ、大丈夫……?」

◆「……っうぅ、だって、おねーさんが、からかうから……」

◇「う、それはごめん。まさか泣かせてしまうとは思ってなくて……」

◆「うぅっ、うっ……」

◇「――落ち着いた?」

◆「……うん。……ありがと」

◇「それなら、私に少し訳を説明してくれないかな? 君が泣いてしまった詳しい訳を」

◆「……わかった。……知らないと思うけど、僕、血が飲めないんだ!」

◇「……知ってます」

◆「あ、そう?」

◇「うん……」

◆「そっか。それでね……父さんも母さんも、周りの子も飲めるのに、僕だけ飲めないからみんなにバカにされて……偽物の吸血鬼だ、って。……僕もみんなと一緒なのに、仲間はずれにされて悲しくて。だから僕だって本当の吸血鬼なんだって、分かってもらいたくて……」

◇「だから今日私のところに来たのね?」

◆「うん。でも、やっぱり飲めなかった。……そもそもケチャップだったし」

◇「あれはちょっと手持ちがなかったのよ……」

◆「え、じゃあいつも自分の血持ち歩いてるの?」

◇「うん」

◆「それはそれでちょっと気持ち悪いな……」

◇「そんなこと言わないでよ、吸血鬼対策よ。噛まれたくないもの」

◆「……そうは言っても」

◇「あ、そうだ、君。また会うことがあったら、今度はちゃんと私の血をあげるわ」

◆「え、いいよ。なんかちょっと鮮度が……」

◇「そこは大丈夫。最新の技術を使ってジップロックに入れてあるから問題ないわ!」

◆「……でも、ちゃんと飲めるかな?」

◇「そうね……今日の様子を見てると、口に入れても、もどしてしまいそう……」

◆「嫌なこと言わないでよ」

◇「ごめんなさいね。でも、誰にだって苦手なものはあるものよ。私だって甘いものが苦手」

◆「え、僕は好き」

◇「あら、偶然だけどいい例になったわ。ほら、こういう風に人によって好みは違うものなの。君はたまたま血が苦手だっただけ。だから全然気にするようなことじゃないのよ」

◆「本当に?」

◇「本当に。そのイジワルしてきた人達にだって、絶対苦手なものはあるんだから。あなただけじゃないんだよ。だから、大丈夫」

◆「うん……ありがとう。僕、なんだか元気もらったよ」

◇「それはよかったわ。結構前から元気だった気がするけど」

◆「……言われてみればそんな気がするよ。おねーさんのおかげかな」

◇「あらやだ、お世辞なんていいのに」

◆「お世辞じゃないよ。本当。……それじゃあ僕、そろそろ家に帰るよ」

◇「そう、それがいいわね。それじゃ、元気でね」

◆「うん、ありがとう、変なおねーさん。……あ、そうだ、実は僕これが200回目の挑戦だったんだ。心が折れそうだったけど、おねーさんのおかげで違う生き方を知れた。これからは胸を張って生きていけそうだよ! それじゃあ、本当にありがとう。またね、おねーさん」

◇「……最後だからって色々言って去って行ったわね。……さっきので200回目の挑戦? あの子、思ってたより粘り強い子だったのね。それにしても変なおねーさん、だと? ……いや、実際変か。……さーて、明日が休みでよかった。帰ってケーキ食べながら映画でも観ようかな」




少しだけ書き直そうと思っていたのですが、結構増えました。


読んでくださり、又は使ってくださりありがとうございます。



表紙絵はこちら。

https://i.pximg.net/c/600x600/novel-cover-master/img/2025/06/27/20/52/26/ci15842159_d3ecdc5b7f25b152eaf0478a6d02b9d8_master1200.jpg


ボツはこちら。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26863006


改訂前のものはこちら。

https://ncode.syosetu.com/n7533gf/

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