3話
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!スーパー大魔王!!!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!勇者!!!!!!」
キンキキンキンキン!!ビュンビュン!!ドドーン!!シャキーン!!
「ぐわぁあああああ!!」
「やったのね!!勇者ついにスーパー大魔王を倒しましたね!!」
「さすがだぁ」
「わしはお前を信じておったよ。弟子よ」
「みんな!!ついにスーパー大魔王を倒したぞ」
「あぁ、勇者よ。これで世界は平和になった。だが、世界はもうボロボロだ。」
「なんだって!!それは大変だ!!」
「あぁ。魔王軍討伐の資料作成の為に多くの紙が必要だった。この世界には木がもう」
「なるほど。確かにそれは深刻だ。でも、紙がないなら石に書けばいいんじゃないかな」
「天才です!!勇者さん!!石の方が重くて筋トレになるじゃないですか!!」
「さすがだぁ」
「わしはお前を信じておったよ。弟子よ」
「よし、これからは石を使っていくぞおおおおお!!うおおおおおお!!」
一年後
「せめて羊皮紙だろ!!お前、重すぎてろくに管理できてないじゃないか!!」
「しかも、お前、まず木の方を解決しろよ!!砂漠と温暖化しまくりだよ!!」
「これも全部勇者のせいだ!!許せねぇ!!」
こうして俺は最悪の勇者として市民に処刑された。
後なんか石板を足の上におかれる拷問もされた。
まさか、石板にこんな使い方があったなんて!!
紙より優秀じゃないか!!
くっそ!!俺の何がいけなかったんだ!!
賢者もボディービルダーに転職できたじゃないか!!
「目覚めるのです。勇者よ!!」
「なんだ!この女神っぽい声は!!」
振り返るとそこには女神っぽい人がいるではないか!!
これにはアロマテラピー2級を持っている俺も驚いた。
「勇者よ。あなたは頑張りました。しかし、世界は残酷なのです。」
「いや!!これも俺の実力不足のせいなんだ!!俺にもっと力があれば!!」
「おぉ。勇者よ!!なんて気高き心をお持ちなのでしょう!!」
「今、こことは異なる世界が滅亡の危機に迫っているのです!!」
「な、なんだって!!」
俺にって人を助けるのは息をするのに等しい。そんな事放っておけるわけないじゃないか!!
ごめん、父さん、母さん。
俺行くよ。(壮大な音楽)
「さぁ。勇者よ。悪しきウルトラ大魔王を倒すために旅立つのです!!」
次回!!「金貨がないなら銀をたくさんまぜて作ればいいんじゃないかなぁ編!!」
俺は世界を救って見せる!!