part1 ノヴァ編 二話~聖域の門~
ノヴァはまた死んでしまったね。
ノヴァはどうしたら死ぬのか。
そもそも人は死んだらどこにたどりつくべきなのか。
たどるのも死んだあとのことは死んだ人もわからない。
作 真未来
「 最 高 の 肉 を ! 」
作 新未来
part1 ノヴァ編
二話 ~聖域ノ門~
僕はまた目を覚ました。
今回はベッドのシーツは普通に真っ白だ。
「ノヴァ!!早く起きなさい!!聞いてるの!!」
「聞いてるよ。」
部屋に入る前から僕を起こそうとした母さんは、起きてるのを見て、「朝ごはんだから」といって戻っていった。
今回は初めてのパターンだ。
マリーが僕を家に招くなんて。
マリーがあんな風に僕を殺そうとするなんて。
僕は起き上がって、服を着替え、ごはんを食べにテーブルに向かった。
今回はほんとにわからないとこが多い。
マリーは僕に関わるたびに恋に落ちたのに。
マッスルたちは毎回僕を殺しにやってくるのに。
今回は早すぎる。
そして、ユナがいなかった。
僕は忘れていない。
何度死んでも、何度もマリーと恋に落ちても。
僕の運命はユナがいないと終わらない。
あのゼルスの呪いを終わらせるためには。
高校生になった。
マリーは僕の彼女だ。
ユナは見つかっていない。
当然だ。ユナの見つけ方なんて何一つ知らないからな。
「チャーチャー」
「それでは、数学のテキスト、じゅっぺーじを開いてください。」
一番前の真ん中の席にいる僕の数学のテキストにたくさんつばがかかった。ころしてやろうか。
「ノヴァ!また私たち席がとなりね!ふふっ!」
隣に座っているのはマリーだ。マリーには死んでもどることは何も教えていない。そして、マリーの家にもいってない。僕はただ死ぬ運命を楽しむことにした。
「そうだな!マリー!ははっ!」
吐き気がしそうだ。
学校帰り。
マリーと、俺と、オズが一緒にいる。
「マリーとノヴァくんってどこまでやったんですか?ですか??」
オズはそうゆうことばっかりきいてくる。かつてはマッスルのメンバーで、現在もマリーの妹。年は1つ下。
「いやな、オズ。そうゆうのはな、言わないのが普通だぞ。」
「オズ普通だよ!だよだよ!」
「マリーが教えて上げるね!ノヴァとはね人生ゲームまでやったよ!」
「…。」
マリーの話のついていけてないそうゆうところもかわいいぜ。と、オズと俺が目をあわせてぐっと、握手する。
そうゆうことだ。
そうゆうことね。ね。
マリーは、俺たちが握手をしているのをみて少し戸惑う。
「ノヴァくん!ここみてここみて!」
「ん??」
そこには動画配信をしているかわいい女の子たちが、握手かいをしていた。
「あー!オズ知ってるよ!るよ!」
「あれは、人気ヨウツーバーの、ユリユラユナ!だよ!」
ユリユラユナ?
もしかして。ユナ?
「どうでもいいよ。早くモックドキングにいこーぜー。」
ユナのはずない。ユナはあんな見た目ではなかった。
俺は姿があのときから変わってないんだ。
「ユナに会わなくていいの?ノヴァ。」
そこには普段のオズではない、別のオズがいたようにかんじた。
汗を落としてしまった。
緊張してるのがばれる!!
「たしかに!あの子達!すげーかわいいかも!!」
「やったー!あいにいくよ!くよよ!」
普段のオズに戻った。
列をまって、ユリユラユナの三人と握手をする。
「あのののの、私っ!マリーっていいます!ありがとうございました!!」
マリーめちゃくちゃ嬉しそうだな。
オズも、そこそこ嬉しそう。
俺は、ユリユラ、そしてユナ。
ぐわん!!
はっ!!
ユナっ!ユナなのか?
「ユナ!俺だノヴァだ!」
「ひっっいいい!やめて!」
ユナは俺のことを全く覚えていない。
どうしよう。
そんな時、オズが握手していた手を。
「まってたよ。ノヴァ!ユナ!そして聖域の門!ゼルス!!!」
ユナと俺の手を円につなぐとそこは光輝いた。
「させるか!!」
マリーがユナの腕を小さい斧でぶったぎる。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
光輝いた円は無くなった。
ユナだ!本当のユナだ。
うっ。
そして僕はまた死んだ。
切られたユナと同じ腕が、僕の腕も切られている。
死んだ。
「ノヴァ!!早く起きなさい!!聞いてるの!!」
そしてまた。小学生に。
頼むよ。
神様。
僕を助けてくれ。。。
「 最 高 の 肉 を ! 」
part1、第二話目!!
読んでくださりありがとうございます!
次回予告!!
part1は、これで終了!
ノヴァの活躍はこれからですけど、、、
次は主人公が変わって、「 最 高 の 肉 を ! 」の本編?スタートスタート!!
あがってこーぜー!