始業式3
僕は見てしまった
あの人気者の高見百合香が人といる時の愚痴をぬいぐるみに話しているのを
彼女は固まっていた
僕は知らず知らず忘れ物を取って帰ろうとしたら
「待て!」
呼び止められた
「今までのを見ていたのか」
と聞かれたので僕は正直に
「見てました……」
おどおどしながら言った
だって、女の子と話すの久しぶりだもん
「そうか……」
彼女が言った
なんだろこの空気は
そして聞いてはいいか分からないが確かめてみるためにも僕は聞いた
「あの、今話してたのもしかしてぬいぐるみですか……」
「あ〜」
彼女が綺麗な声で叫んだそして
「その事は言わないでくれ、そんな事が知れたら皆居なくなっちゃう」
そんな事を言われた
「え、だって今、ぬいぐるみに愚痴言ってましたよね、ならその事言っちゃえば人が居なくなりますよ………僕みたいに」
「嫌だ1人は嫌だ、1人は嫌だ!」
大きな声で言った
「だって1人になったら人間失格じゃん、そんなの嫌だー」
彼女は言った
え、そんな事言っちゃたら俺、人間失格じゃん、何なの一体
「え、そうなんですか」
僕は適当に流した
「そうだよ、だからボッチは嫌なの」
彼女は言った
「だったら、1番大事に出来る友達を作ったらどうです」
僕が言うと
「友達がいない貴方にだけは言われたくないわ」
まさに胸に刺さる一言を言われてしまった
でも僕は言った
「いや、僕も昔1人だけ友達はいましたよ、本当に大事にしていた友達ですよ」
僕が言うと
「え、いたの」
はい、居ましたよ
居ましたとも
彼女が不思議そうに言った
「まあ、僕が引っ越してその人とは別れ離れなってそっから合ってないですけどね」
僕が言うと
「そう、それは残念ね」
彼女は言った
「でも、その思い出はまだ残ってますよ、だから1人大事に出来る友達を作ったら方がいいと思うよ」
何気なくいい言葉を言ったと思うきっと……
「そうかもね、探してみるのも良いかもしれないわね」
彼女が言った
これがボッチな僕とリア充の高見百合香との出会いだ。




