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人物紹介 其の二

「では再開する。


次は……だいきこと高橋だな。先程言ったが大嶋の彼氏だ。そして年下組の交遊関係を中心になって作った人物でもある」




「あれっ? 先輩、若手組のリーダーは石塚くんだってさっき言ってませんでしたっけ?」





「今はな。昔、中学時代はよく高橋の家にみんなで集まってお泊まり会やらやってたんだよ。徹夜でスマブ◯やったりな……」





「なるほど、今があるのはその時があるからこそ! ってわけですね!」





「その通りだ。pacchimoも元を辿っていけば、少人数の集まりだからな。やはり若い時の経験というのは財産に他ならない。



っと、話を戻すか。

高橋を一言で表すと……『器用』

運動面で特筆すべきは、Pacchimo1・2を争うその持久力。そして多趣味でもある。コミュニケーション能力も非常に高い。

あと、今回のゲームには関係ないかもしれんが料理も人並み以上にはこなすな」





「えっ…? 佐々木君じゃないすか? そんなの?」




「平均値が高い……という点では似てるかもな。というより『器用さ』だけで言ったら佐々木よりも優れているかもしれん。

まぁ……その分佐々木は運動能力がずば抜けているがな」





「ちょっと待ってくださいよ、これ勝てますか? 全くイメージ出来ないですよ、勝てる…」





「だからこその人数で勝負する場面を作るんだよ。万能な人間だって漫画のような強さがあるわけじゃない。多人数には勝てんさ。

それにな、高橋も佐々木も今回彼女が参加している。これは我々にとっては大きなアドバンテージだ」





「まじすか? まったく光が見えませんよ……」






「大丈夫だって、必ず弱点はある。どんな奴でも。あんまり悲観的になるな、むしろ楽しめよ、次いくぞ次!






次はつげんこと柘植だな。

川島の元彼氏でありpacchimo古参の一人だ。運動能力は決して高いわではない。高いわけではないが、時たまミラクルを起こす。センスがいいんだろうな。

思考能力もそうだ。話し合い等でみんなが詰まった時に核心を突く一言を発したりする。要は感覚的な人間だってことだな。

ただ……こいつは最後までは残れん――」




「えっ? なんでです? 今言ったミラクル起こったら、わかんなくないすか?」




「いや、こいつは勝てない。生き残れない。呪いのせいで……」





「呪い? そんな…ハハッ、やめてくださいよ先輩!」







「コレを読めっ!!」




バサッ







「…………!!」










「わかったろ? そういう運命にあるんだ、多分な……



だが、残れないにしても凄まじい成果を残す事も大いにあり得る。楽観視するなよ!







次、ゆうちゃんこと中田。中田さんだな。

中田の特徴はそのバランス感覚にある。身体能力が非常に高くその中でもバランス感覚はトップクラスだ。

更に中田を語る上で外せないのは何と言っても『センス』だな。

はっきり言って異常だ! 言葉選び、絵、タイミング……あまりいないタイプの人間だな。

欠点としては、指揮能力に欠ける事と腰が重いことか……あぁそれと全力での運動もできんな」





「なんでですか? これまた呪いかなにかで?」




「何でもかんでも呪いにするな! 呪いで全力出せんって、オルステッ◯か!

普通に病気だよ、柘植もそうだが一度肺に穴が開いてるんだ。そのせいで今は高所に行くのも困難だ。ガラスの心臓のサッカー小僧みたいだな。

だから持久力は今は無いと見ていいだろう。もっとも本人が怖がっているだけで、病気はもう完治しているんだがな。

直感が人より優れていて、ほかより優れた運動能力を持つとなるとこいつもA級首だ。

もし本人がリミッターを外しても身体が持つ……と気付き始めたら対策を取らねばなるまい。

まぁ中田はあまり冒険的ではないから自分から無理をすることはないと思うがな。








よしっ! 次。タケこと林!





pacchimoいちのイケメンだ!




ただ…」






「ただ?」





「残念だ!! 残念なイケメンだ!! だがしかーし!! 身体能力は高い。平均数値は全てクリアしている。『残念』が無けりゃモッテモテだなこりゃ」





「何がそんなに残念なんすか?」





「こいつなぁ……例えば……返事がないとかな…」




「えっ、それって……ただの屍じゃないすか」




「誰が上手いこと言えと言った。林はなぁ……これがなぁ……。



ただゲームは上手い。だいたい何をやっても上手い。

うーん、何だ、その……オバカだからほっとけない、みんなから可愛がられる弟的な存在だな。



よしっ次!」



「えーーっ!!!! 情報少なすぎィィィィ」







「次はマサさんこと原澤だな!

必殺技はエターナルフォースブリザード!!一瞬で相手の周囲の大気ごと凍結させる。

相手は死ぬ。

グループに一人はいる空気を凍結させるスキルを持った能力者だ!!」





「現実世界でエターナルフォースブリザードの使い手っていたんですか!?」





「こいつは昔から氷系の呪文の方が得意だったとマ○リフも言っていた。

ただな、不思議な事に一部Pacchimo女性陣からの評価は意外と高いんだよ。『まささん、いい人じゃない?』という評価がチラホラ……」







「へぇー。男性陣からの評価はどうなんですか?」






「連日スト ップ安だな!!

まぁ、話を元に戻そう。こいつもPacchimo古参の一人だ。

身体能力で言えば、力に極振りしたパワーファイターか。 声量もパワフル。

そしてこいつが秀でた能力は……『理解力』だ。

空気が読めないのに理解力? と思うかもしれないが、ゲームに対する理解力だけは凄まじいんだこいつは。

いままでに紹介した中でも何人か似たような似たような説明をしたメンバーがいたが、原澤は別格だ。

まぁ……だからといって勝負事に強いかと聞かれると、そういうわけではないんだが……」





「先輩何が言いたいのか、わからないっす」





「要は順応性が異常に高いんだ。冬のヨーロッパに無一文で放り出して、10年後もピンピンしているのはPacchimoでもこいつぐらいだろう。

ダークホース的な存在だな……恐らく罠などを仕掛けても天性の勘とラッキーで切り抜けるだろう。

あと『覚醒モード』という特徴も持っている。これに入ると、よくわからんがただただ自分を痛めつけるという、まじで基地外な能力だ。ドン引きだ。










次は…っと、ほんちゃんこと本多か。




……





……





むぅ、







こいつは正直わからん!!

なかなかスマホに機種変しないくせに、身体一つで海外行っちゃう!!

引っ込み思案に見えるのに、一人で居酒屋行っちゃう!!

pacchimoの人間もこいつはコントロール仕切れていない。だが信頼は厚く何かイベントがあると必ず呼ばれているようだ。LINEもしていないのにな。

我慢強く、裏方の仕事を腐らずにこなす。

幹事が、副リーダーとしてサポートに置きたがる。そういうマメさを持つ男だな。


今回は、ちょっとゲームを面白くするために本多用にスナイパー仕様の記憶銃でも用意するか……。

何か……こう……本多は『孤高のスナイパー』みたいなイメージが強いからな……。










次ィ! 師匠こと村瀬。

村瀬はイケメンニートだ! 以上!」












「いや、流石に酷くないすか?」



「そうか、そうだな。

村瀬はな……とにかく『多趣味』で、何事も形から固めていくタイプの人間だ。

おそらくpacchimoのメンバーの趣味を全て網羅しているんではないか? イケメンでおしゃれで多趣味……


『こんな時どんな顔すればいいのかな?』

『死ねばいいと思うよ』



ってな感じだな」




「すっごい私的感情入ってますね」



「当たり前だろっ! そんだけいい思いしてんだよぉ! こいつはぁぁぁ! くそがああああ!!

早く仕事しろっ!!!!!」




「先輩落ち着きましょう」



「お、おぉ、スマンスマン。とにかくだ、色んな知識があるというのは厄介極まりない。要注意だ。あと実は村瀬も『覚醒モード』を持っている。

こっちのは単純にテンションを限界まで引き上げる、言わば限界突破的な能力だ。しかし、使用後は長い時間賢者モードになってしまうため乱発は出来ない。水辺や海外での目撃情報が多いようだ。村瀬はまさに冷静と情熱の間ってやつだな。」




「冷静と情熱の間……それって普通の状態じゃないすか?」



「ウォッホ ン。





次! モロちゃんこと諸橋。

諸橋はスタミナにこそ不安があるものの、身体能力はかなり高い。そして指揮能力もある。コミュニケーション能力に至ってはpacchimoナンバーワンだ。

もっとも自分で店をもっているから、納得の能力だがな。

色々な知り合いから得た、知識が広いのも厄介なだな。

ただ、変に頭の回転が良いからすぐに見限る癖がある。無理な事に無謀に突っ込んでいくような事はまずしないだろう」



「それってすごくいい事なんじゃないんですか?」



「普通の生活においては問題ない。今言った通り堅実で無駄も少ないだろう…ただ、勝負事ではマイナス要素だな。

勝負事では絶対というのは存在しないし 、その時の調子でかなり戦況はかわってくる。所謂『流れ』というやつだな。

守り中心に考えてるとこの『流れ』はこない。攻める時は攻めなければ拾えるもんも拾えないんだ。

諸橋はリスクマネージメントをし過ぎるのが大きな欠点だな。

あとは感情的になりやすいとこと、詰めが甘いところか……。

感情的にならず、冷静に立ち回る諸橋を落とすのは困難を極めるだろう。要注意だ。









次はけんさんこと山口だ。

こいつは善悪に頓着がない。

あるのはただ一つ。単純な好奇心。

その結果すごいと思ったものには善悪の区別なく賞賛し心を開く。つまりこいつは危ういんだ……言うなれば」




「ところでゼ○イルさん 殺し技には他にどんなのがあるの?」




「やかましぃ!! 誰がゼパ○ルじゃ!!

とにかく自分が決めたら他を省みない。

山口は内田とはベクトルの違う『初志貫徹型』だな。人がブレーキを踏んでも。ってさっき話したろ? 興味がある事に対しては、本当にこいつはブレーキを踏まないんだ。飛び込んじまうんだよ。崖に。

Pacchimo内でもあまり知られていないが、実は山口基礎体力は非常に高い。毎日の自転車通勤や趣味のランニング。身体を動かす趣味が結構多いんだよ山口は。

躊躇なく引金を引ける性格に、高い基礎体力。

山口がこのゲームに『興味を持たない』事を祈ろう。





次いくぞ、次。



次は俊ちゃんこと、吉川だな。

パワー、俊敏性、スタミナ、 全てが高い位置で安定している。特にパワーに関してはpacchimoいち、だろうな。


こんな記録が残っている。


自転車のスタンドってあるだろ。足でガチャンってやるあれだよ。内田が自転車を止めようとした時、あれがどうやら壊れかけてたらしくガチャンってならなくて困ってたんだと。そしたら……そこにいた吉川は手でそれをやってのけて直したらしいんだよ。ちょっと笑っちまうだろ。手って…」




「それってすごいんですか? いまいち凄さが…」




「サク…人の足の筋力と腕の筋力の差がわからんか?



三倍違うんだぞ、三倍!



つまり簡単に言ったら吉川の腕の力は内田の腕の力の三倍以上ということになる。そしてこれは補足だが内田の脚力は仕事がら人並み以上にはあるはずだ。

さ・ら・に・吉川は足も早い。硬、剛、速全て兼ね備えてるんだ

これはもはや驚異。いや脅威としかいえん」





「……化物じゃないすか…」



「あぁ化物だ。化物には化物を! 手は打ってあるさ!








ここまでが既存のメンバーだな。





そしてここからは俺も楽しみにしている――








新メンバーを紹介しよう!!!」


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