表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

私の木

掲載日:2026/04/02

 私にとって小説は木だ。

 皆がそれぞれ思い思いの種を蒔き、水をやり。育つのを心待ちにしている。


 自分の経験を、想いを、考えを文字という土壌に埋める。

 時間や労力という水をやるのだ。


 芽吹くか芽吹かないか分からず、途中で枯れてしまうかも知れない木の為に水をやるのだ。



 私はずっと自分の内面を心を犠牲に生きてきた。削り、抑え、壊し、砕いてきた。


 生きる為には必要だから。私が変わらなきゃいけないから。私が悪いから。私なんて…と。


 今更なのかも知れない。この種を蒔いても、何にもならないかも知れない。価値も意味もない土くれに過ぎないかも知れない。


 でも、水をやろう。お願いだから、誰かを元気付ける木になっておくれ。誰かの心を休める癒し場になっておくれ。


 台風や大雨、災害なんかに負けずに育って欲しい。大きくなって欲しい。


 だから私は毎日水をやるのだ。



 きっと大きくなれても一部の葉は枯れるだろう。ところどころ虫喰いになってしまうだろう。でも、私は君の本当の姿が見たいんだ。


 大きくなっておくれ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ