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第1話 借金取りの女神と異世界で金を稼ぐことになった

死んだ直後、借金生活が始まった・・・

「あんた、あと三分で消えるけど、どうする?」

初対面の女に突然言われた。やたら綺麗な顔で、他人事な声で

俺は鎖に繋がれたまま、とりあえず聞き返した。

「お前、誰だ」

「債権者よ」

話が早すぎる。

「死んだばかりの人間に借金取りに来るのか」

「あんたが前世で踏み倒した分、この世界でも有効よ。ルールだから」

理不尽にもほどがある。ただ、消えたくはない。

「いくら払えばいいんだ」

女は少し間を置いた。


「……私と契約すれば、猶予をあげる」


「契約って何だ」


「この世界で生きるには神と契約が必要なの。」


女は億劫そうに続けた。


「私はティア、今は色々あって、とにかくお金を稼がなきゃいけないのよ」


「色々?」


「人間如きが女神様に質問するなっ!」


なんで女神はそんなに焦ってるんだよ


焦りたいのはこっちの方だ。


「わ、わかった。契約する」


「よし。じゃあ1週間で20万ゴールド返済ね」


「え?」


ティアは一瞬黙って、それから小さく笑った。


「あんたは異世界に行って金を稼いで返せばいいだけじゃない。」


頑丈な鎖が、砕けた。


「あのさ、異世界の平均月収っていくらなの?」

ティアの声が初めて揺れた。


「うーんとね、15万から30万ゴールドぐらいかなぁ? 


ん?


「ちょうどノルマと同じね」


「それ、月収じゃなくて1週間のノルマだぞ」


「あら、そうだったっけ」


「そうだったっけ、じゃねーだろ!」


「ふふ、大丈夫よ。私も一緒に取り立て屋として同行するから」


え?


ティアはもう歩き出していた。

「ほら、早く来なさい。教会が来る前に逃げるよ」


「説明は逃げながら」


廊下の向こうで、重い足音が複数、近づいてくる。


死んで、借金背負って、今度は追われるのか。


異世界、最悪のスタートだ。



最悪のスタートでしたが、ここから這い上がります。ティアが足を引っ張りながら。2話もよければご覧ください!

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