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第四話 圧倒的な力量

実際に魔法を見るために外に出たけど、一体どんな魔法を見せてくれるのだろうか。

まぁまだ最初だし比較的に簡単な魔法から教えてくれるんだろうな。


「いいか、魔法もまた各レベルに分けられてる。」

「下から"初級"、"中級"、"上級"、"超級"、"極致"この5段階だ」

「特に極致魔法を扱えるのは世界で数人程度しか存在しない。」


「極致魔法、、かっけぇ〜〜」

「でも最初は簡単な初級、中級あたりからッスよね?」

「何言ってんだ、お前にはこれら全て習得してもらう」


「、、、、は?」

「えぇぇぇぇぇぇぇ!!」

「いやいやいや、無理でしょいきなり!」

「この世界で生き抜く術を学びたいんだろ、じゃなきゃお前は魔物の胃袋の中だ」

「今ならもれなく片道特急券付きでな。良かったじゃねぇか。」

「いや、全くもって嬉しくないんですけど、、、」


「だったら必死こいて覚えろ、じゃなきゃ()()()()の食卓に並ぶことになる。」

「、、、、はい」


そこからは地獄そのものだった。

師匠が放つ魔法ひたすら避けまくるという一見単純そうな修行だがそんな生易しいものじゃない。

一つ一つが高火力で早く、1発でも当たれば即死級。

何より一番ヤバイのが全ての属性を用いて攻撃してくるところだ。さらには、、、


『極致水流魔法、"大海波災(たいかいはさい)"』


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


極致魔法を平気で使ってくる。使えるのは世界で数人程度って言ってたじゃん!

マジでこの人何もんだよ。


「どうした、なぜ魔力を使わない。そのままだと普通に体力尽きてお陀仏だぞ」

「それとも何か、翔太お前は気法でも使えるのか?それなら話は別だが」

「そんなの使えるわけないじゃないですか!それに30m以上の津波に追われてどう魔力使えって言うんです」

「たく、感の鈍いやつだ」

「体内の魔力を全身に巡らせるんだよ。あの体の中が熱くなるのを思い出せ」


「体の中が熱く、、体の中を熱く、、」


キュイン


「キタ!」


「できるじゃねぇか、、、」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ......


「そのままお前の思うとおりに攻撃しみろ。」


「ハッ!」


ドゴーーーーーーーン


これが魔力が全人に巡る感覚。魔力を拳に込めて向かってくる波に攻撃してたら弾け飛んだ。

手加減してくれてるとはいえ師匠の魔法をいなすことができた。

こういうことだったんだ。


「お見事、やるじゃねぇか」

「はい、何とか成功出来ました。」

「じゃあ次は剣を交えた戦闘でその魔力を使ってみろ。」

「え?まだ、やるんですか!?」

「当然だろ。むしろさっきまでやってたのは修行全体のほんの一部」

「これから殺す気でやるから覚悟しろよ」

「ついに殺す宣言しちゃったよこの人、、、」


そこからも師匠との剣を用いた修行が始まった。俺は師匠から受けとった剣で師匠に攻撃をし、一発でも当てられれば合格。対する師匠はまさかの木の枝、最初はなめてるとしか思えなかったけど、これがまた超痛い。

 俺が調子に乗って切りかかった瞬間思いっきり俺の顔面めがけてフルスイング。その後も胴や足に何度も叩きつけられて一方的にボコられて終わった。

恐らく数十ヵ所は骨折してる。後で治してもらおう。


--一週間後--


キンッキンッ


「剣筋はまぁまぁになってきたな」

「あれだけフルボッコにされたら嫌でも良くなりますよ」


ドツッ


「ゴホッ!」

「胴ががら空きだぞ」

「クッソ!まだまだ!」


『上級火炎魔法、”ブローウィングフレイム”』


ボーーーーーーーン


俺がこの一週間で習得した魔法の一つ。地面から炎の渦を複数出現される強力な魔法。

だけどこの程度じゃまだまだ足りない。

もっと高火力な魔法をぶつけないとこの人は表情ひとつ変えない。


『上級雷撃魔法、”直進電撃(スプリングボルト)”』


ジャキーーーーーーーーーン


これで少しは効いたんじゃないか?手ごたえもしっかりあったし、なにより今のが今までで一番いい攻撃だった。うん!


『極致雷撃魔法、”超高層(ちょうこうそう)雷放電(かみなりほうでん)”』


え?ちょっ、、待っ、、、


ズドーーーーーーーン

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